「仕事と向き合う」ことがモチベーションを生む
あなたは、自分の仕事が好きですか?
「好きです」と即答できる人は、幸せである。
時には仕事でキツいことがあったとしても、充実した日々を送れるだろう。
「わからない」
「好きになれない」と思った方は、
今回の記事を参考にしていただきたい。
自分の仕事を見下しながら働く人達
「どうせ自分がやっている仕事なんて、誰でもやれる単純作業だから・・・」
「何の変哲もない、事務労働だから・・・」
「所詮は掃除屋だから・・・」
「サービス業なんて、何の生産性もないから・・・」
「高卒でもやれる仕事だから・・・」
「面接に受かって、何となくやっているだけだから・・・」
「肉体労働なんて、底辺の人間がやる仕事じゃないか・・・」
「生活の為に、仕方なくやっているだけだから・・・」
そんな風に思いながら仕事をしていると、
人生は苦痛を伴ったものになる。
なぜか?
自分の仕事を卑下する人間は、やがて自分自身を卑下するようになっていく
「こんな仕事を、それでもやらざるを得ない自分」
というセルフ・イメージが、時間をかけて潜在意識に刷り込まれていくのだ。
「幸せ」から最も遠ざかる行為とは、
「自分を貶める」事である。
「劣等感」
「コンプレックス」
「自虐心」
「自責心」
「自分に対する諦め」
色々あるが、こういったネガティブ・イメージは結局のところ、
「自分に対する呪い」である。
自分が、自分自身に呪いをかけているのだ。
「自分の仕事」としっかり向き合おう
もし、あなたがそういった状況下にいるのであれば、
「仕事と向き合う」
という事を、一度キッチリやってみるといい。
まずは大前提として、
「すべての仕事は、社会から必要とされているから存在している」
「社会から必要とされている」とは、
「人の役に立っている」
ということ。
仕事をするという事は、
「人を助ける事」
「人の役に立つ事」
「人を喜ばせる事」
「社会に貢献する事」
である。
昔、友人がクラブイベントを主催した時に、場内で自作のグリーンカレーを作って販売した事がある。
色んな人が、私が作ったタイカレーを「おいしい!」と言って食べてくれた。
心が震えるほど嬉しかった。
1人目のお客さんからいただいた500円玉は、
今も使わずに部屋に飾ってある。
清掃業を「所詮、俺は掃除屋だから」と自嘲気味に話した知り合いがいた。
「清掃」が如何に尊いものか、本当に意識の高い人間は知っている。
イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんは、社内のトイレを毎日素手で掃除し、
今では世界中のトイレを清掃する活動をされている。
世界の北野武も、自分で小まめにトイレ掃除を行っている。
「清掃」を突き詰めていくと「心の清掃」にたどり着く。
初心に返り、謙虚さを取り戻すことに繋がるのだ。
何より、人に喜んでもらえる仕事と言える。
あなたが今やっている仕事と向き合ってみよう。
「この仕事が、どれだけ人の役に立つのか」
「この仕事が、どれだけ人を喜ばせられるのか」
「この仕事が、どれだけ社会に貢献しているのか」
「もし、この仕事が世の中からなくなったら、どうなってしまうのか」
具体的にイメージしてみよう。
最初から悪い方に決め付けずに、誠実に向き合ってみよう。
あなたが頑張って仕事をやり終えた後に、喜んでいる人達の顔をイメージしてみよう。
最後に気付くはずだ。
あなたは、必要とされている
という事実に。
それでも「違う」と感じたのであれば、そう思える仕事を探せばいい。
あなたが楽しむことが、前提なのだから。
しかし、楽しめる「理由」は、いくらでも見つけることができる。
ただ、気付いていないだけなのだ。
その「理由」が、最強のモチベーションとなる。
もともと、世の中に、
雑用というものはありません。
雑な心でするから、雑用になるだけのことです。
鍵山秀三郎