陰キャ専門ビジネスコーチ

【自慢したがる心理】マウンティングする人の3つの特徴と3つの対処法

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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あなたの知り合いに、

こんな人はいないだろうか?

 

Aさん「先週、初めてハワイに旅行に行って来たよ!ワイキキビーチが綺麗だし、食べ物も美味しいし、最高だったよ。やっぱり海外行くならハワイだね〜」

Bさん「ハワイなら、もう5回以上行ってるけど?ワイキキビーチは人が多くて落ち着けないから、いつも初心者は行かない穴場のビーチで泳いでるよ。ホテルは〇〇がオススメで、ディナーに行くなら〇〇は外せないね!えっ、行かなかったの?それはもったいないね〜」

 

Aさん「最近、思い切って中古のレクサスを買ったよ!内装も高級だし、運転してて気持ち良いね。毎日ドライブするのが楽しいよ」

Bさん「へぇ〜、そうなんだ。俺はベンツのSクラス乗ってるよ。やっぱりベンツはモノが違うよね〜」

 

悪口を言われた訳ではない。

しかし、

心の「イライラ」「モヤモヤ」等の違和感が消えない。笑

 

「自分の優位性を上から被せてくる」

こういった行動を「マウンティング」という。

「マウンティング」「マウントをとる」とは?

マウンティングとは「相手より自分のほうが格上である」とアピールすることであり、

「さりげない(と本人は思っている)自慢話や、時には会話の誘導で、

相手より自分の方が優位だと一方的に格付けすること」を指す。

 

他人と比較をして、少しでも「自分が格上である」とアピールすることで、

「優越感」に浸ったり「自尊心」を満たしているのである。

男性と女性で、マウンティングのタイプは微妙に異なるが、

共通するのは「他人から見て自分はどう映るか」という意識である。

 

マウンティングの3つのパターン

①ストレートな自慢タイプ

直接的に、ストレートに自慢したがるタイプ。

聞かれてもないのに、自分の学歴や年収、勤めている企業名を明かしたり、

自分の知識や武勇伝、うんちくを語り出すタイプである。

自慢できる知識や経歴をひけらかし、

「俺はこんなに凄いんだ」と示すことでマウンティングしてくる。

ある意味、素直な人間という見方もできる。笑

「マウンティングのネタ」は多岐に渡るが、

男性に多く見られるものは、

  • 年収
  • 学歴
  • 職業
  • 専門知識
  • 仕事が多忙
  • 交友関係
  • モテ自慢
  • 昔の武勇伝
  • ブランド品
  • 高級車
  • マイホーム

共通するのは、

「自慢のネタ=本人が重んじている価値観」という事実である。

 

つまり「収入の多さ」に価値を感じる人は「給与が高い」と自慢をし、

女性にモテることに価値を感じている人は「モテる」と自慢する、ということ。

価値観は本来人それぞれなのだが、彼等はそれをあまりよく理解していない。

また、その自慢にあなたが興味を持とうが持つまいが、彼らはほとんど気付かない。

 

②自虐していると見せかけてマウントを取ってくるタイプ

一見、自慢にはならないと思わせるような切り口で話し出し、

「いえいえ、充分凄いじゃないですか」と言われたがるタイプである。

例えば、

  • 「いや〜、仕事が忙しくて、昨日3時間しか寝れなくてさ〜」
  • 「海外旅行?ハワイとバリとオーストラリアしか行ったことがないんだよね・・・」
  • 「(持っている高級ブランド品が)最新モデルじゃなくて恥ずかしい・・・」

など。

このタイプは「凄いですね」と言ってほしい自覚のある人と、

本人は本当に自信がなく、無意識に自慢めいたことを言ってしまっている人の、

両方が存在するようである。

 

③上から目線でアドバイスしてくるタイプ

やたらとアドバイスするのが好きで、そんな自分が大好きなタイプ。

例えば、

  • 聞かれてもないのに自分の「仕事論」を語り出す
  • 求めていないのに「(独善的な)アドバイス」をしてくる
  • あなたが好きでやっていることに「ダメ出し」をしてくる

 

あなた自身が満足していることや、自分なりの価値観を持って行っていることに対し、

上から目線でマウンティングしてくるタイプ。

このタイプの厄介なところは「教えてあげている」という意識が根底にあること。

こちらにとってはありがた迷惑でしかなくても、彼等からしてみれば「親切心」なのである。

あなたが相手の「失礼な態度」に怒ったとしても、なぜ怒られたのかが彼らには全く理解できない。

それで戸惑うならばまだしも、「親切で言ってやったのに!」と腹を立て、

こちらが悪者扱いされてしまう場合もある。

 

「マウンティング」という行為そのものが、自分を誇示し、

優位性をアピールする目的で行われるものだが、

そもそも、なぜそんなことをする必要があるのか?

根底にあるのは「自分に自信がない」

「自分のことを認めて欲しい」という心理である。

自信満々のような態度でマウンティングをしてくる人は、本当は自分に自信がないのだ。

そして「他人に認めて欲しい」という思いは、

「自分で自分のことを認めることが出来ない」という自信のなさの裏返しでもある。

 

マウンティングをされて嫌な思いをしたとき、

無理に我慢する必要はないが、

「この人は自信がないんだな」「心の弱い人なんだな」と思いやってみてほしい。

人は、同情心を持つことで相手を許せるものである。

 

マウンティングされた場合の3つの対処法

①相手を変えようと思わない

上から目線で馬鹿にされたり、相手の態度が目に余ると感じた時、

こちらも腹が立ってしまうこともあるかもしれない。

しかし残念ながら、他人は自分の好きなようには変わってくれない。

マウンティングを受けた時に意識すべきことは、

「相手を変えよう」と思わないこと。

とは言っても、相手が家族など身近な人の場合、

どうにか変わってくれないか、変えてあげないと、と考えてしまう。

しかし、そう簡単に人間は変わらない。

いくら大事な人に注意されても、

「凄いと認めてほしい」欲求を手放すことって、難しいと思いませんか?

だから、こちらの対処として、基本はまず「変えようと思わない」こと。

それよりも、まず自分の心を守ること、ストレスから逃れることを考えよう。

冷静になってみると、そこまで腹を立てる必要もないと思えるかもしれない。

 

②反応せず淡々と受け流す

マウンティングや自慢話をかわすには、聞き流すのが一番有効な手段といえる。

一番してはいけないことは「張り合うこと」「勝負すること」である。

それをすると、相手との関係が悪化し、後々面倒な状況になる。

無視はしないまでも、大げさな反応はせず、

相づちは「そうなんですか」「そうだったんですね」といった単調なもので良い。

話に乗ってこないな、どうも気持ち良くないな、と感じれば、

相手はそそくさと話を切り上げ、別のターゲットを探すことだろう。

 

③相手の気が済むまで聞いてあげる

もし、マウンティングしてくる相手が「あなたの大切な人」であれば、効果的な方法がある。

「相手の気が済むまで話を聞いてあげること」である。

相手を、とことん認め、承認してあげること。

あなたが耳を傾けてくれて、相手を心から認めてあげることで、

その欲求が満たされる可能性は高い。

そうすることで、相手も良い方向に変わる可能性がある。

「マウンティングなんてする必要がないんだ」と自然に変化する可能性がある。

 

ただし、これはあくまでも「あなた自身のため」であったり、

「相手が大切な人」だった場合にのみ実践すること。

きちんと聞いてくれる人には、もっと自慢を聞かせるようになる、という人も多い。

誰彼かまわず実践すると、楽になるどころか、

あなた自身が「余計なストレス」を背負い込む可能性もあるので注意したい。

 

マウントを逆手に取ることもできる

いかがだっただろうか。

もし、マウンティングしてくる相手が会社の上司なら、

「自分のポジション」を保つ意味でも、

思う存分、気持ち良く話しをさせてあげるのも良いかもしれない。

「マウンティングを逆手に取る」という発想を持つことで、

相手にとって「手放せない人」になることも可能なのだ。

 

もし、あまり関心のない相手に、

会話の中でマウンティングされそうになったら、

「そうなんですね。ところで〇〇といえば~」というように、

話に乗りつつも、さりげなく話題を変えてしまうのも良いだろう。

 

マウンティングする人間は、別にあなたを蹴落としたいわけではない。

ただ「認められたい」それだけなのだ。

それが分かれば、少し気が楽になってくるのではないだろうか。

気楽に「受け流す」ことで、ストレスを手放そう。

 

 

明日は明日の風が吹く。

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