「自分の身体の使い方」を意識する
あなたの「意識」が、
あなたの「身体の状態」を作り出している。
今日は、お世話になっている整体師の方が主催する勉強会に参加してきました。
以前、私が首を痛めて吐き気や頭痛、めまいといった症状が治まらなかった時に、
施術をしていただいた先生の一人であり、
全国を飛び回っているような方なんです。
私も日頃からタイトな生活を送っていて、
疲れているのを我慢しながら動くことも多々あり、
「体調のセルフケアができるようになったらいいな」
くらいの軽い気持ちで参加したのだが、
相当深い内容で衝撃を受けたので、
忘れないためにもシェアしておこうと思う。
まず、
人は「自分の身体」のことをまったく意識していない。
これを痛感させられた。
どれだけ自分自身の身体に対して、
無頓着で優しくなかったか、よーく分かった(笑)
立っている時の自分の「重心」を感じるワークをやったのだが、
中心ではなく、右前方に傾いてしまっている自分に気付いた。
これじゃ疲れやすいのも納得である。
それに気付いたら、自然に重心も中心に戻っていった。
そっちの方が自然体で楽だから、当然である。
感覚を研ぎ澄まし「自分の身体の状態」を感じる。
どんな反応をしているのか。
どんな身体の使い方をしているのか。
もし偏った使い方、変な使い方をしていれば、
身体の構造もそれに悪影響を受けてしまう。
エネルギーが滞り、停滞し、漏れてしまう。
自分の身体のエネルギーを高めようと思ったら、
元気になろうと思ったら、
まず最初に意識することは「マイナスをゼロにする」こと。
まずエネルギーの「漏れ」を防がなければ、
いくら元気になろうとしても難しいという訳だ。
「元に戻す」必要がある。
そこから初めて「プラス」に持っていくことができる。
エネルギーの「流れ」や「リズム」がスムーズになってくると、
自己回復力が上がり、病気を予防し、疲れにくくなる。
そして身体の状態を高めるために必要なことは、
「意識の使い方」を知ること。
普段どんな「意識」「感情」「イメージ」を持って身体を動かしているか。
例えば、
気分が落ち込んだ時は「気分が落ち込んだ状態の身体の使い方」をしている。
身体の力の入り方や、バランスが変化する。
楽しい時は「楽しい状態の身体の使い方」をしている。
これは裏を返せば「身体の使い方で気分をコントロールできる」
という「目から鱗」の発想にたどり着く。
「感情が身体を作るんです」
先生の言葉が印象的だった。
何かを始める前に、まず「意識を整える作業」を行う。
「悪い状態」で何かをやっても生産性、パフォーマンスを発揮できない。
自分の「良い状態」を記憶しておき、いつでも思い出して再現できるようにすること。
それができるようになると、
仕事や運動、クリエイティブな作業、あらゆることのパフォーマンスが向上する。
意識を整えるためには、
- 余計なものをなくすこと
- 邪魔を取り払うこと
- 要らない荷物を下ろすこと
- 不要な緊張を解除すること
自分の身体の使い方が変われば、身体の構造も変化していく。
人間の身体は、新陳代謝で4ヶ月ほどで生まれ変わるのに、
肩こりや腰痛などに悩まされているのは、
そういった「身体の使い方」をしているから。
結局は、自分で悪くしているだけなのだ。
自分の身体は「自分の歴史そのもの」であり、
今までの自分の「意識の在り方」が作り出したものである。
そして人間には自らをケアし、癒す能力が備わっている。
自分で気付き、自分で変わり、自分で良くなることができる。
健康という「土台」がしっかりしていれば、
毎日の生活を豊かなものにすることができる。
勉強会が終わって先生にご挨拶させていただき、会場を後にした。
自身の「健康」に対する考えを、根底から覆すような学びだった。
身体の使い方を体感で知ることができ、
ただの知識ではなく「腑に落とすこと」ができた。
これが大事である。
知識は「腑に落とすこと」で、初めて自分のリソース(資産)になる。
これから新しい生活がスタートし、忙しくなる。
今回の学びを活かして、常に最高のパフォーマンスを発揮したいものだ。