『自分という人間の【土台】を築くこと』の大切さ

「ありのままでいい」
最近、よく耳にするようになった言葉である。
「頑張らなくていい」
「努力なんてしなくていい」
「あなたは、あなたのままでいいんだよ」
確かに、ある意味ではそうとも言えるのだが、
「誤解しやすい言葉だな」と、いつも思う。
そういったことを言う「著名人」もいるが、
じゃ、その人は今まで努力してこなかったのかと言うと、
思いっきり人の何倍も努力してきた人だったり、
相当に頭の切れる人だったりする 笑
そういった人達は、今までボロボロになるまで頑張って、
努力して、何度も倒れ、立ち上がってきた人達である。
そういった人達は、その「努力した経験」と
「磨き上げた能力」によって「自分の殻」を破ることに成功したのだ。
自分で「もういいな」と納得できるまで、やり切ったのである。
人が人である以上、昔も今も人の通る「成長の道」は、そうたいして変わらない。
最も大切なことは、
自分という人間の「土台」を築くこと。
しっかりとした「土台」があるから、
そこまで必死に頑張らなくても成功できる。
過去の「努力した経験・知識」によって、パワーを集中させるバランス感覚を身に付けている。
昔は「100%の努力」で成功したことを、
今は「60%の努力」で成功させることができる。
それはダメな人間がよくやる「手抜き」や「サボり」といった
「いいかげん」なものではない。
「良い加減」を分かっているのだ。
「いいかげん」と「良い加減」は、違うものである。
例えば、
子供の頃を思い出してみよう。
あなたは、何もせず最初から自転車に乗れただろうか?
頑張って何度も転びながら練習して、
ようやく乗れるようになったはずである。
しかし一度でも乗れるようになったら、
もう当たり前に、楽勝で乗れるようになる。
その技術・経験は一生のものであり、失われることはない。
「土台」ができたのである。
頑張って築いた「土台」は、
あなたにとって大きな「自信の源泉」になる。
そう簡単には折れない「強い自信」になる。
ここまで書いたらお分かりいただけると思うが、
今までの人生で、
ろくに努力というものをしてこなかった、挑戦してこなかった
土台を築いて来なかった人間の「ありのまま」は、相当ヤバい。
私はサラリーマン時代にそういった人間をたくさん見てきたが、
「この人、よく今まで野垂れ死せずに生きて来れたな・・・」
みたいな人は、この現代社会に溢れかえっている。
「この国はもう、精神的・文化的に滅んでいるのかもしれない」
そういった危機感をビシビシ感じていた 笑
「頑張らなくていい」
「努力なんてしなくていい」
「あなたは、あなたのままでいいんだよ」
結局、今の世の中はこういった言葉を求めているのだろう。
街中を見渡してみても、皆元気がないし、疲れている。
ただ、このブログを読んでいるあなたは、
「人生の本質」を見誤らないようにしていただきたい。
この現代社会をサバイバルしたいのなら、
自分の人生を自立的に生きたいのなら、
あなたの「土台」を必死で築いていこう。
結局、その方が後々楽だったりするのだ。
努力もせずに「ありのままでいいんだ」なんて言ってる場合ではない。
世の中、そんなに甘くない。
でも、そんな世の中だからこそ「私は大丈夫だ」と言える自分でいたいものだ。
その方が、人生楽しいと思いませんか?
明日は明日の風が吹く。