「人から言われた嫌味や悪口」を引きずってしまう時に意識すべきこと
お疲れ様です。
ビジネスメンタルコーチの木下空です。
人から言われた嫌味や悪口を引きずってしまう…
「他人から言われた嫌なことを何度も思い出して、その度に腹が立ったり落ち込んだりする」
多くの人がやってしまいがちなことである。
嫌なことを思い出して幸せになるはずがないのに、思い出さずにはいられない。
何度も振り返っては、過去のネガティブな感情を追体験する。
せっかく消えかけていた怒り、憎しみの炎は、再び燃え上がる。
後に残るのはストレスだけの「不毛な遊び」である。
もしあなたが、そういったことについて悩んでいるのであれば、
1つ、大切なことをお伝えしたい。
人から言われた嫌味や悪口を引きずってしまう時に意識すべきこと
あなたは「あの人」に嫌なことを言われた。
「あの人」は、あなたの気分を害する目的で、
嫌味ったらしい言葉を、もしくは攻撃的な言葉を投げつけてきた。
つまり「悪口」を言ってきた。
しかし重要なことは、
「あの人」が悪口を言ったのは、その1度だけだという事実である。
「いや、他にも色々あるんですよ!」
そんな風に思う方もいるかもしれないが、
それはそれ、これはこれ。
まずは「一つの場面」に限定して、話を進めていこう。
「あの人」は「あの時」あなたの気分を害する目的で、
悪意を持って、悪口を言ってきた。
それは、その1度だけである。
「車の免許」で例えると「駐禁1回」と言うところだろうか(笑)
まぁ、微罪である。
しかし「この場面」を、あなたが何度も思い出して、何度も腹を立てるとする。
思い出す度に、あなたの意識の中で追体験される。
すると、どうなるだろう。
現実では「駐禁1回」なのだが、あなたの意識の中では「駐禁2回、3回」と増えていき、
最後には「累積でお前は免停!」みたいなことになっていく(笑)
「憎しみの累積免停」である。
そして最後には、何かの拍子に爆発してしまう。
しかし、よくよく考えてみると、殺生な話じゃないだろうか。
相手にしてみれば「1度の悪意、1度の悪口」である。
もう、とっくに忘れているかも知れない。
そもそも、人間誰しも過ちを犯すものである。
もちろん、あなたも私も例外ではない。
現実には「1回の駐禁」である。
つまり「あの人」に対する
あなたの意識の中の「憎しみの累積免停」は「冤罪」なのだ。
では、真犯人は誰か?
あなたである。
あなたが「嫌なこと」を思い出した。
つまり「あなたが選択したこと」
あなたの脳内で再生された「あの人が言った悪口」は、
「あの人」が言ったのではない。
あなたが脳内で「あの人」に言わせたのである。
「あなたがやったこと」なのだ。
嫌なことを言われても意に介さず、
受け取らなければいい。
反応する必要はない。
他人を攻撃する心理とは、結局はその人の「劣等感の裏返し」でしかない。
その人の「弱さ」でしかない。
誰かの悪口を受け取って根に持ち、何度も思い出すことは、
あなたの大切な人生の無駄遣いである。
明日は明日の風が吹く。