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2年前に別れた彼女と再会した話

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【偶然は偶然ではない】2年前に別れた彼女と再会した話
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
詳しいプロフィールはこちら

 

先日に起こった衝撃的な「偶然の体験」について書いていきたい。

いや、書かずにはいられない。

2年前に別れた彼女と再会した話

8月7日。

台風が本州を直撃した朝。

私は、和歌山の知人が主催するワークショップで学ぶ為に、

朝の電車に乗って、和歌山駅に向かっていた。

台風が来て電車で運休するおそれがあったので、早めの電車に乗ることにした。

大阪から1時間ほどかけて、和歌山駅に到着した。

 

改札口に通じる、階段を降りる。

隣で、一緒に階段を降りる女性の後ろ姿が目に止まった。

どうやら、同じ電車に乗っていたようだ。

 

何か、「言葉にできない直感」を感じた。

 

「まさか」

 

階段を足早に降りて、女性の顔を見る。

「あっ」

全く意識せずに、声が出た。

 

「思い出の中」の、あの顔。

忘れることのなかった顔。

 

 

2年前に、結婚直前のタイミングで別れた彼女だった。

 

 

彼女が、こちらを見る。

驚いたような表情。

 

 

二人とも、立ち止まってお互いを見ていた。

 

私は、何か声をかけようとした。

 

言葉が出てこない。

 

何かを喋ろうと思っても、言葉が出てこない。

 

 

時間だけが流れる。

 

30秒ほど経っただろうか。

「元気にしてるの?」

2年前まで恋人だった女性が言った。

 

 

最後に電話であっけなく別れて、2年ぶりの再会だった。

 

そもそも、もう2度と会えるとは思っていなかった。

 

 

感情が爆発して、心の底から溢れ出したような感覚。

 

「言葉にならない言葉」を、なんとか口から絞り出した。

 

懐かしい彼女の顔を見ながら、こう言った。

「ずっと・・・、心の整理が付かなかった・・・・」

 

 

ずっと、会いたかった。

ずっと、会って伝えたかった。

どれだけ強がっても、

どれだけ心の中から消そうとしても、

いつも突然思い出して、

あの頃の幸せな毎日を思い出して、

「幸せな日々」が輝いていた分、

それが「過去」になってしまった瞬間、

自分の歩みを呪縛する「足枷」に変わってしまったような気がして、

もう2度と、誰も愛せない気がしていた。

 

 

彼女は、少し寂しそうな笑顔で、

「そっか・・・・。私のせいだね。ごめんね。」と言った。

 

私は答えた。

「いや、俺が悪いんだ。」

 

 

彼女は、新しい幸せを掴んでいた。

私は、「そうか・・・」とだけ答えた。

 

 

2年前は、

お互いが「一生この人と一緒にいるんだ」と、信じて疑わなかった。

 

2年経って、

やっと、今日終わらせる事が出来た。

 

 

最後に伝えた。

「大好きだった」と。

 

伝えなければいけなかった。

彼女が、微笑みながら「もう行くね」と言った。

 

 

その姿を見送った後、

なんだか、少し寂しくて清々しい気持ちで、

再び目的地に向かって歩き出した。

 

「偶然」という言葉がある。

 

だが、今起こった出来事は「偶然」だろうか?

その「偶然」に至るまでの「選択」をしたのは、

自分自身ではないだろうか?

 

 

私はコーチングのプロフェッショナルである。

「ゴールを設定すること」の凄まじい効果を、私は体感でわかっている。

私は、無意識的に彼女に「会いたい」と願い続けた。

私の無意識は「彼女と会う」というゴールを達成する為の可能性を、

脳細胞の全て使って動員して探り、予測し、

「ゴールに辿り着く選択肢」を私に選ばせた。

私は、8月7日の「知人のワークショップ」に参加する為に和歌山まで行くことを選択し、

台風が来るから早めの電車に乗ることを選択した。

「8月7日の朝に和歌山駅にいる彼女」に会う為に。

 

人生に偶然はない

人生に「偶然」などない。

あるのは「必然」だけだ。

 

私は、自分自身で証明した。

人生を切り拓く「コーチング」の効果を。

 

 

私には、この技術を多くの人の為に役立てる使命がある。

「人生の道」は、ある時には交わり、また分かれていくもの。

再び、新しい道を歩き出そう。

 

「人生を切り拓くコーチ」として。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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