「水が合う仕事・環境」と出会うことの大切さ
「水が合う」
という言葉がある。
「水が合う」とは、
元々は「その土地の環境に馴染めること」
という意味で、
それが転じて、
仕事や組織に適応できた
場合にも使うようになった。
「この組織と水が合った」
「この業界の水が合わない」
こんな感じに。
たとえば、
今、メジャーリーグで
無傷の5連勝という
センセーショナルな活躍をしている
今永昇太投手。
彼は、渡米する前は
「チームの3〜4番手の
ピッチャーになるだろう」と言われていた。
しかし、
これまでの
試合を見ていると、
メジャーの強打者達が、
彼の投げる球を
相当苦手にしている。
そもそも、
横浜ベイスターズ時代の成績よりも、
メジャーに行った後の方が
抜群に成績が上がっている。
普通は逆なのに。
なぜ?
今永投手は「メジャーの水に合った」
今永投手は
速球派というタイプではない。
ただ、
投げる球の回転数の数値が
トップレベルに高い。
(投げた球が浮き上がったように見える)
その球が、
メジャーのバッターからすると
「こんなタイプの球は
今まで見たことがない」
とういう風に見えるらしい。
そして、
メジャーのバッターは、
アッパースイングの傾向がある。
(バットを下から上方向にすくい上げるようにスイングする打ち方)
そのタイプのバッターにとって、
今永投手の球は相性が悪い。
さらに、
国内プロ野球と違う
メジャーのボールを
「投げにくい」と、
慣れるのに苦労する投手も多い中で、
今永投手は、
スムーズに対応できている。
総じて言うと、
今永投手は
「メジャーの水に合った」
ということ。
結果的に、
自分のポテンシャルを
最大に発揮できる場所が、
メジャーリーグだった。
そして、これは
特殊な話ではなく、
あらゆる業界、
どんな仕事にも言えることなんです。
「水が合う環境」と出会うことの大切さ
以前、
「会社や上司と相性が悪くて
思ったように仕事ができない、結果を出せない」
と相談に来られた方がいました。
つまり、
「水が合わなかった」
私は、
その方のキャリアや
能力を分析し、
「あなたの場合、
すぐ起業した方がいいです。
その方が人生良い方向に行きます」
とアドバイスをした。
その方は、
今では起業してバリバリ稼いでいます。
残業もなくなりました。
もちろん、
「自分から環境に適応する」という
姿勢、能力も重要です。
しかし、
全く合わない環境で苦労するよりも、
自分のポテンシャルを最大に発揮できる
つまり、
「水が合う場所と出会うこと」も大切だと、
今永投手の活躍を見て改めて思いました。
ただ、これは
今いる環境から離れ、
「水が合う場所と出会いに行く」
という決断をした人にしか得られない。
そこには勇気が必要です。
ただ、
私はその人の性格や能力を見た上で
「理想のキャリア」を実現するサポートができるので、
今の仕事や生き方に「これいいのか」と悩んでいる方は、
一度ご相談いただければと思います。