人生、いつでも「新しいスタート」はできる
今月末で、会社を退職する。
１７年間勤めた会社を、退職し、
自分の人生を、全く違う方向にシフトさせる。
新しい人生を、スタートさせる。
そもそも「まだ辞めてなかったんだ」と思う方もいるかもしれないが笑
「著者プロフィール」に書いてある「某元国営企業」に、
私は、まだ勤めている。
１７年間、色々なことがあり過ぎた。
嫌な思いや苦労の方が多いし、何度も心が折れそうになった。
しかし、結局それらすべての出来事が、今の「自分」の礎になっている。
むしろ「嫌なこと」の方が「試練」として自分の成長の役に立ってくれたといえる。
無駄なことなんて、何もないのだ。
これが「無駄」だと決めつけて、漫然とした意識で取り組むのか、
「何か学べることがあるかもしれない」と建設的な意識で取り組むのか。
いつだって、決めるのは「自分自身」である。
１１月の初めに退職の手続きを始めて、
必然的に、社内の人間に知れ渡ることとなった。
ウチは在籍する全社員が「もう辞めたい」
「職場の雰囲気が嫌だ」と言う職場であるので、
常に「オレオレ詐欺」ならぬ、
「辞める辞める詐欺」が横行しているのだが笑
最初は鼻で笑うような反応をしていた連中も、
「コイツは本気で辞める気だ」と分かると、
どこか、まるで何か「得体の知れないもの」を見るような、
畏怖の眼差しで見られることが多くなった。
自分が今まで会社で培ってきた「常識」「価値観」からすれば、
理解できない、あり得ない行動だといえるから、
そういった反応になるのだろう。
「会社を辞めたら人生が終わる」
長いことサラリーマンをやっていると
そういった「強固な思い込み」に、どうしても支配されていってしまうものだ。
私自身が、身を持って体験済みである。
「こんな会社いつでも辞めてやるから」とか、聞かれてもないのに吹聴する輩もいるが、
そういった人間ほど会社に精神的にしがみつく傾向があるのが面白い笑
なんのアピールなのだろう？
これも「劣等感」の裏返しといえるかも知れない。
なんにせよ、
あなたの人生において「いつでも」「好きな時に」「何度でも」
やりたいことをやっていいし、何度でもやり直すことはできる。
成功するための「生き方」は２通りある。
「目標型」と「展開型」である。
「目標型」の生き方とは、やりたいことや夢に対して具体的な目標を掲げて、
一つ一つのステップに沿った行動をもとに実現させていくタイプを指す。
「理想の自分」「掲げた目標」に向かって、計画的に進んでいく生き方である。
「展開型」の生き方は、夢や目標へのアプローチ方法が「目標型」とまるで違う。
自分の目標を達成するための「思い」「パワー」を持ちながら、
それを叶えるための具体的な方法については、物事の流れだったり、
人生の展開に任せていくという生き方。
例えば、周囲に自分の目標を宣言したり、熱く語っていく中で、
ひょっこりと協力者が現れたり、頼れる人を紹介されたり、
偶然目にした本やテレビ、何気ない会話から次にやるアイデアを思い付いたり。
ある意味では「回り道」だったり「寄り道」や「無駄」だと思えるような行動も、
ひらめきや偶然性、流れやタイミングに身を任せていくことで行いながら、
いつの間にか夢や目標を達成していくというもの。
超一流の成功者には「展開型」の人間が多い。
ともすれば「目標型」だけが人生の生き方だと思われがちであり、
目標が達成できないとドーンと落ち込んでしまうのも、このタイプである。
そういった生き方に、疲れている人も多い。
もっと柔軟に、肩の力を抜いて、
目先の物事に一喜一憂しない「展開型」の生き方をお勧めしたい。
「展開型」の生き方だと、
「いつでも」「好きな時に」「何度でも」
スタートを切れるのである。
「失敗」とか「成功」とか、
「他人の評価」がどうとか言う前に、
ただ、スタートしよう。
夜明けの荒野を、歩き出そう。
必要なのは、ほんの少しの勇気である。
