【成長の最善策】「知識」を「スキル」に高める方法
「自分を成長させることの大切さ」について、
このブログでも何度かお伝えしてきたが、
今回は、
「成長するための具体的なプロセス」の一つである
「知識をスキルに高める方法」について
お伝えしていこう。
「知識」を「スキル」に高めるには?
自分を高めようと、向上心を持って色んな本を読んでみたり、
様々なジャンルのセミナーに参加したり「知識を得ること」に意欲的な人がいる。
その心意気は素敵である。
世の中には、本すら読まない人間も多いのだから 笑
ただ、せっかく知識を得ても「知識を得たこと」自体に満足してしまったり、
「ああ、いい話が聞けて良かったなぁ〜」と満足して終わるという、
「残念なパターン」に陥ってしまうことも多い。
頑張って覚えたのに、頭の中で塩漬けにして終わり。
使わない知識は、やがて忘れていってしまう。
そして「知識を得ること」以前に、意外な落とし穴というか、
見落としてしまいがちなことがある。
そもそも、
『それは「自分にとって本当に必要な知識」なのかどうか?』
ということである。
『それは「自分にとって本当に足りない知識」なのかどうか?』
そこをまず、よく吟味してみよう。
というのも「足りている知識」を延々と学び続ける人が、結構いるのである。
いわゆる「ノウハウコレクター」である。
ほとんど被っている知識を学習し続けても、知識が「上書き保存」されるだけだし、
何より「時間」という貴重な資源の無駄遣いである。
なぜそういった状況に陥ってしまうかというと、
「自信」がないから。
自信がないから、自信が付くまで学習し続けようとする。
そういった人は「自信が付いたらやります」と言うが、
結局自信が付かないままで終わることが多い。
そういった人は「知識」レベルで止まっているから、いつまでも自信が付かないのである。
自信は「実践し続ける中で生み出され、強化されるもの」なのだから。
そして実践を続けていると、やがて「知識」は「スキル」に昇華される。
「知識」は「スキル」にまで高めてこそ、真価を発揮するものである。
では「知識」を「スキル」に昇華するためのポイントとは?
技術をマスターするプロセス「守・破・離」
日本の伝統的武芸では、型に対して「守・破・離」という考えがある。
守:教えの通りに型を「守る」(半人前)
破:研究し、自分に合った型に改良することで既存の型を「破る」(一人前)
離:自分の型を完全に身に付けることで、型から「離れ」て自由に創造することができる(師匠)
知識をスキルに変えるプロセスも「守・破・離」と、ほぼ同じといえる。
「学習・実践・創造」といったところだろうか。
とにかく実践して自分の腑に落とし、
スキルとして使えるまでやり続ける。
スキルとは、何かを「創る」能力であり
「生み出せる」能力である。
受動的に習得した「知識」では、何かを創造することはできない。
せいぜい、試験で良い点を取れる位だろう。
知識を習得する際に大切なことは、
「アウトプット」と「フィードバック」である。
「人に教える前提」「人に説明する前提」で学習すると、
能動的な意識で取り組むことができるし、
「要点を上手く掴む能力」が養われる。
実践の中で誰かにフィードバック(評価)してもらい、改善していく。
これをやらずに終わってしまうと、
結局「知っているけど、できない」という事態になったり、
「本人的にはできると思っているが、他人から見たらできていない」ということになる。
「ペーパードライバー状態」である。
自己評価は、どうしても主観的なものになってしまうので、
特に「学び初めの段階」で意識してフィードバックをもらい、
積極的にアウトプットしていこう。
そうやって会得していった「スキル」は、
決して失くならない、あなたの価値を上げる「武器」になる。
増やせば増やすほど、あなたの人生を助けてくれるだろう。
明日は明日の風が吹く。