「あなたの未来」は「現在の延長線上」にしかない
想像してみよう。
あなたにとっての「理想の未来」は、
どういったものだろうか？
素敵な家に住み、好きな人達に囲まれ、
好きな服を着て、好きなものを食べ、好きなことをやる。
その「全てが満たされた」時の「自分の状態」
「自分の感覚」は、どういったものだろうか。
誰だって、自分の望む「理想の未来」があるだろうし、
そこに到達して「幸せな人生」を楽しみたいはずである。
だが世の中を見渡してみると、多くの人々が、
「自分の理想の未来」に辿り着くことが出来ずにいる。
悩みや不満、苦痛に満ちた「不幸な人生」から抜け出せない人も多い。
何故、多くの人が「理想の未来」からかけ離れた人生を送ってしまうのか？
考えてみよう。
まず、
あなたが到達したい「理想の未来」は、
あなたの「現在の延長線上」にあるものだろうか？
往々にして「現在の延長線上」を生きていても、
あなたの望む「理想の未来」は手に入らない。
心のどこかで、あなたもわかっているはずだ。
例えば、
女性とコミュニケーションをとることが苦手で、
まともに相手の顔を見て話すこともできない男性が、
将来「理想の女性」と出会って、自分から口説いて、結婚までいけるだろうか？
「現状の自分」のままでは、限りなく不可能に近いといえるだろう。
では、どうすれば「理想の未来」に辿り着くことができるのか？
実は「理想の未来」に辿り着く方法は、至ってシンプルである。
それは、
自分が望む未来のために 「時間」と「エネルギー」を集中させること。
「理想の未来」に対する「投資」が必要なのだ。
「エネルギー」とは「労力」「努力」といったものであり、
その中には「お金」も含まれる。
「お金」とは、純粋なパワーである。
あなたが取り組む、
全ての「物事（タスク）」は、４つに分類することができる。
「第１領域」緊急で重要なこと（今、必要な生活費。今、やらなければいけない仕事）
「第２領域」緊急ではないが重要なこと（今はやらなくてもいいが、大切なこと。計画、準備、自分磨き）
「第３領域」緊急だが重要ではないこと（今、欲しいもの。今、遊びたいこと）
「第４領域」緊急でも重要でもないこと（暇つぶし、必要以上の息抜き、ダラダラとした無意味な活動）
この「４つの分類」を「時間管理マトリクス」という。
これはスティーブン・R. コヴィー博士の、
「7つの習慣」で紹介された手法である。
では「理想の未来に辿り着くために必要なこと」は、
どの領域にあるのだろうか？
それは、
「緊急ではないが重要なこと（第２領域）」である。
この「緊急ではないが重要なこと（第２領域）」に
「時間」と「エネルギー」を投資すれば、
「現在の延長線」の方向を「理想の未来」にシフトチェンジさせることができる。
それは「理想の未来」に辿り着くために必要な、
勉強、スキルアップなどの「自己研鑽」であり「自己投資」である。
具体的には、本を読んだり、一流と呼ばれる人の話を聞いたり、
興味のある分野のセミナーに行ってみたり、コンサルを受けたり。
そしてコーチングを受けることも、大きな「自己投資」だといえる。
この「第２領域」に「時間とエネルギー」を使わない限りは
残念ながら、待っている未来は「今の延長線上の人生」である。
実際に「第２領域」に「時間とエネルギー」を投資しない限り人生が変わらないのは、
私自身も身をもって体感している。
例えば、
私が会社員時代に「どん底の状態」まで落ちた時、
そのまま何もせずにいたら、どうなっていただろうか？
あの時に「自分を成長させる」という大きな決意と覚悟を持ち、
あらゆる「学び」に自己投資し続けたことで、
「現在の延長線上の人生」から、大きくシフトチェンジすることができた。
私の人生は大きく変わったし、
何より私自身の「意識」を大きく成長させることができた。
あなたが「理想の未来」に辿り着くためには、
「緊急ではないが重要なこと（第２領域）」と
徹底的に向き合い、時間とエネルギーを集中させることが大切である。
世の中の大半の人間が「理想の未来」に辿り着くことができないのは、
この事に気付かず「目先のことで生きている」からなのだ。
そして、それは別に大変なことではない。
コツコツと、毎日少しづつでも、意識的に自己研鑽に努めるといい。
１日１歩でも、１年後には３６５歩進んでいる。
目先のことに一喜一憂せず、
楽しみながら、やっていけば良いのだ。
明日は明日の風が吹く。
