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【中村天風の教え】人生を「絶対積極」で生きることで自由になれる

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【中村天風の教え】人生を「絶対積極」で生きることで自由になれる
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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『あなたを職場生ストレスから開放する』

メンタルトレーナーの木下空です。

 

「自分の人生を切り拓く」

私の「コーチングのテーマ」であり「人生のテーマ」でもある。

自分の人生を切り拓くために必要なこと

「人生を切り拓く生き方」を実践する為に、大前提として必要なものがある。

「積極的な心(精神)」である。

自分の人生に対して、積極的に向き合うこと。

自立的、主体的な生き方である。

受け身で消極的な姿勢で生きている限りは、

自分の望む方向に、人生を切り拓いていく事は難しい。

  • 人から嫌われるのが恐い
  • 人から批判されるのが恐い
  • 失敗して人から笑われるのが恐い
  • 自分に自信がない

そういった「後ろ向きな思い」に支配されると、

周囲から目立つような行動を避けたり、無難に生きようとする。

周囲に都合に流されるまま、受け身で生きようとする。

自分を押し殺して、我慢して生きようとする。

それは「自分の人生を生きている」と言えるだろうか?

 

中村天風が説いた「絶対積極の意識」

昔の日本には中村天風(1876〜1968)という偉人がいた。

「昭和の最後の哲人」と呼ばれ、日本に初めてヨガを持ち込んだ人物であり、

人間が持っている「生命の力」を最大限に引き出す為の実践理論、

「心身統一法」を考案し、世に広めた人物である。

政財界の多くの著名人も天風に師事しており、あの松下幸之助をはじめ、

東郷平八郎、稲盛和夫、宇野千代、双葉山、広岡達朗、原敬、北村西望など、

錚々たる面々が名を連ねている。

 

天風が遺した「人生の羅針盤」ともいえる「天風哲学」の基本は、

「いかなる場合にも常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を生きる」ことである。

天風は「良いも悪いも、心の想いが人生を創る」と、

「心の在り方」の重要性を説いた。

そして、その心を強くする方法と、心の使い方を「心身統一法」として、世に遺した。

天風哲学の「積極的な心(精神)」とは、常に「心の平安を保つこと」が土台となる。

「人間としてこの世に生まれた以上は、どんな場合があっても心の態度を積極的にする」という意識。

そして「積極的な心(精神)」というものには、

「相対積極」と「絶対積極」があると説いている。

 

「相対積極」と「絶対積極」

「相対積極」とは、相手や物事に対する積極的態度であり、

何事に対しても心の態度を明るく、朗らかに、溌剌として生きること。

前向きに頑張ったり、ポジティブに考えること。

世間一般で云われる「前向き思考」である。

 

多くの人は「嫌なこと」があると、気分が滅入ったり落ち込む。

意気消沈し、活力を失ってしまう。

しかし「嫌なことがあると落ち込まなければならない」というルールがある訳ではない。

そして「暗い顔をしていたら状況が好転する」という訳でもない。

先のことは、誰にもわからない。何事もない平穏な人生など、あり得ないのだ。

何があろうと状況に左右されず「心の平安を保つ」努力をすること。

「心配」「恐怖」「煩悶」「怒り」「恨み」「悲嘆」などの

消極的感情に囚われないようにすることが、何よりも大切なのだ。

 

「絶対積極の意識」とは何か?

【絶対積極】とは、自分自身の心の底から湧き上がる積極的態度であり、

「何事に対しても虚心平気の状態」を指す。

何事があろうが、大病を患ったとしても、悲劇に見舞われたとしても、

超然とした泰然不動の心の状態。

平安を確保し得た「絶対的な強さ」を有する心の状態。

 

自分の外側の世界である「相対的なもの」と比較せず、そういったものを遙かに超えた、

何ものにもとらわれない、どこまでも自由で泰然とした心。

心に雑念や妄念、恐れ、そういったものが一切ない状態。

決して、誰かと張りあおうとか、対抗しようとか、打ち負かそうとか、

負けないといったような、そういう気持ちより一段高い所にある境地。

ブレない、折れない、日和らない。

あらゆる執着から解き放たれ、超越した先にある平常心。

その境地が、最も「人間の可能性」を発揮させる強さをもたらすのではないか。

禅の世界の「無我の境地」のような、

それでいて、無限の自信と力が心の底から溢れてくるような境地なのだろう。

 

現代社会を生きる私達は、

まずは「相対積極」を身に付けていくことを意識してみよう。

それを身につけた上で、さらに、その先の「絶対積極の境地」を目指す。

そこに待っているのは、あらゆる制限から解き放たれた、

本当の意味での「精神の自由」である。

もちろん、簡単なことではない。

ただ、千里の道も一歩から。

日々しっかりと「積極的な心(精神)」を磨いていきたいものだ。

私が教える積極精神というのは、消極というものに相対した積極でなくして、絶対的な積極のことなんです。
どう違うかというと、相対的積極の意味は、たとえば肉体でいうと、外界からのいろんな刺激がくる、痛いとか暑いとか寒いとかいったような刺激を受ける。あるいは、怒ったり、悲しんだり、恐れたり、あなた方がしょっちゅうやってるね、いわゆるエモーション、消極的な感情です。そういうものが心の中に起こる。それに対して、これをこらえようとか、これに負けまいとする気持ち、これは相対的積極なんです。
これは日常、対人関係でもあるでしょ。「あいつだけには負けたくない」とかよく言ってるね。日常の仕事、勉強をする場合だって、あるいは、スポーツなんかでも、勝負ごとなんかでも、なんとかして勝ってやろう、負けまいと思ってやる。
これもいわゆる積極的な気持ちなんだけれども、これは相手あってのことでしょ。相手が人間でなくても、なにかの対象に対して、心に張りあう気持ち、対抗する気持ちがあるからだろ。だから、これは相対的な積極なんだよ。
これに対して、絶対積極とは、どういう気持ちかというと、これは張りあおうとか、対抗しようとかする気持ちがそこに全然ないんです。
  
心がその対象なり相手というものに、けっしてとらわれていない状態、これが絶対的な気持ちというんだよ。何ものにもとらわれてない、心に雑念とか妄念とか、あるいは感情的ないろいろの恐れとか、そういったものが一切ない状態。けっして張りあおうとか、対抗しようとか、打ち負かそうとか、負けまいといったような、そういう気持ちでない、もう一段高いところにある気持ち、境地、これが絶対的な積極なんですぜ。

中村天風師「心に成功の炎を」より

「天風のいない時代」を生きる私達

中村天風の教えは「人生の原理原則」と呼べるものである。

全ての人間が当てはまる理(ことわり)。例外がない。

それを学ぶことには、大きな価値がある。

しかし、ただ一つ、私が残念に思うことがある。

「中村天風は、すでにこの世にいない」という事実である。

本人から、直接教えを請うことは、もう出来ない。

そして、本を読むだけでは、学べないことがある。

「知っている」と「できる」には、天と地ほどの差があるのだ。

 

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私は、中間管理職・中小企業経営者の方々に

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明日は明日の風が吹く。
(関連記事:【中村天風の教え】「天風式坐禅法」の驚くべき効果とは?)

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