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【中村天風の教え】「天風式坐禅法」の驚くべき効果とは?

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【中村天風の教え】「天風式坐禅法」の驚くべき効果とは?
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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私が尊敬してやまない、偉大な人物がいる。

 

日本の「偉大な哲人」と呼ばれた男、

中村天風(1876〜1968)である。

日本で初めてヨガを広めた人物であり、

人間が持っている「生命の力」を最大限に引き出す為の実践理論、

「心身統一法」を考案し、世に広めた人物である。

 

天風の教えに感銘を受け、師事した著名人は、

東郷平八郎、松下幸之助、稲盛和夫、宇野千代、双葉山、広岡達朗、原敬、北村西望など、

錚々たる面々が名を連ねている。

天風の弟子の一人である合気道の達人、藤平 光一は、

現役時代の王貞治、長嶋茂雄へ「氣の野球への応用」を指導したことで知られている。

このように、中村天風が世に広めた「天風哲学」は、

日本という国の「興隆の礎」に大きな影響を与えている。

 

天風の「心身統一法」のメソッドの中で重要な位置付けにあるのが、

「天風式坐禅法(安定打坐法)」である。

これは天風が独自に考案した「瞑想」であり「坐禅」である。

 

私は、今まで何種類かの瞑想を行った経験があるのだが、

天風の考案した「天風式坐禅法」の効果が素晴らしかったので、

今回ご紹介させていただくことにした。

 

「天風式坐禅法」とは

「天風式坐禅法」は非常にユニークかつ合理的なメソッドで、

坐禅中に「ブザー」や「おりん」などの音を流したり、突然止めたりを繰り返す。

実践者は、ただ何も考えずに「音」に集中することで、

雑念や妄念が満ちて散漫になっていた意識が、

純粋な「一念の状態」になる。

そして、集中していたブザーの音が突然途切れた時、

心が、フッと「空」になっているのを感じる瞬間がある。

静寂の境地、「無我無念」の状態である。

 

人生の不安や悩み、煩わしい日常生活でのストレス、

常に仕事などで緊張状態が続いて疲れてしまった心を、

本来の、純粋な「無我無念」の状態にリセットし、

生命の中にある「無限の力」を引き出すための行法である。

 

  • 雑念や妄念などの「思考のノイズ」に支配されている
  • ストレスが溜まっている
  • トラウマに支配されている
  • ネガティブな感情に振り回される
  • 元気が湧いてこない
  • 休日なのに心が休まらない

こう言った状態を改善させるのに、大きく役立つだろう。

 

個人的な感想としては「すごく楽に実践できるな」と思った。

瞑想法によっては、体得するのに時間がかかったり、

難易度が高いものもあって、初心者は悪戦苦闘する場合があるのだが、

これは違った。

瞑想や座禅を「思考のノイズをクリーニングする為のメソッド」と定義した場合、

「天風式坐禅法」は、最も簡単でやりやすい方法と言えるのではないだろうか。

 

ここで、

『「天風式坐禅法」をやってみたいけど、どうしたら良いの?』

と思った方は、このCDブックを入門編としてお勧めしたい。

「ブザーの音源」が様々なバリエーションで収録されているので、すぐに「天風式坐禅法」を始めることができる。

私の場合は、CDをヘッドホンで聴きながら実践している。

ソファに深く座ったり、ベッドで寝転びながら実践しても、充分な効果があった。

 

「中村天風 心が強くなる坐禅法 CDブック」

こういった瞑想や座禅は、実際に体験・体感してみないと、腑に落とす事は難しい。

「瞑想って難しそうだな…」と思われるかもしれないが、

案外、誰でもできたりする。

与えられた人生を「絶対積極」の意識で生きる

天風が使っていた言葉に、

「相対積極」「絶対積極」というものがある。

 

「相対積極」は、

何があっても「負けるものか!」と頑張ったり、

他人と自分を比べて、張り合うような生き方だったり、

ありがちな「ポジティブ・シンキング」などを指す。

 

これに対して「絶対積極」とは、

「積極ー消極」の対立を超越した、泰然とした境地を生きること。

どんなに苦しい感情が湧き上がっても、その感情に囚われたり闘ったりするのではなく、

サッと軽やかに手放して生きること。

 

「絶対積極」について、天風はこう解説している。

『心がその対象なり相手というものに、決してとらわれていない状態、これが絶対的な気持ちというんだよ。何ものにもとらわれていない、心に雑念とか妄念とか、あるいは感情的ないろいろの恐れとか、そういったものが一切ない状態。けっして張りあおうとか、対抗しようとか、打ち負かそうとか、負けまいといったような、そういう気持ちでない、もう一段高いところにある気持ち、境地、これが絶対的な積極なんですぜ』

(中村天風一日一話より)

 

「天風式坐禅法」を実践し、心の純度を高め続けることは、

「絶対積極」の境地に辿り着く為に不可欠だといえる。

ぜひ一度、試してみていただきたい。

 

 

明日は明日の風が吹く。
(関連記事:【中村天風の教え】天風式坐禅法の実践で得られる「4つのメリット」とは?)

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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Comment

  1. くにたろう より:

    敷居が高いを間違った解釈で使っている。辞書を良く引きましよう。

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