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【気分が沈む】朝、会社に行きたくない時の対処法

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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休日が終わり、今日は勤務初日。

眠りから覚めたあなたは、虚しいため息をつく。

会社に行きたくない…

「また、苦しくて辛い時間を我慢しないといけないのか・・・」

「また、あの重苦しい場所で一日を過ごすのか・・・」

「また、嫌なあいつと顔を合わせないといけないのか・・・」

 

一体、どれほど多くの会社員が、

こういった思いにとらわれているのだろう。

朝の通勤ラッシュで会社に向かう会社員の方々の表情を見ると、

容易に察することができる。

 

私も、その中の一人だった。

会社員時代の苦しかった時期、悩んでいた時期は、

とにかく仕事に行くのが嫌で仕方なかった。

 

ブルーマンデー症候群とサザエさん症候群

こんな言葉がある。

一般的なサラリーマンの勤務初日である、

月曜日の朝に強い憂鬱な気分になることを

「ブルーマンデー症候群」

 

休日である、日曜の夕方から気分が沈んでくることを

「サザエさん症候群」と呼ぶそうだ。

 

なんでもかんでも「症候群」と名前を付けて、

さも病気のようにカテゴライズするのも考えものだが、

この現代社会において、

いかに「会社に行くことが嫌で仕方ない人」が多いかということの証左ともいえる。

 

 

「会社に行きたくない」という思いを抱えたまま会社に行くことは、

当然ながら「苦痛」である。

そして、

人生の大半を費やす「仕事」が「苦痛」になってしまったら、

必然的に「苦痛の人生」になってしまう。

そのうち「人生は苦痛だ」になってくる。

まるで「不幸のエスカレーター」のように。

 

「会社に行きたくない自分」と向き合ってみよう

では、そんな時はどうすればいいのか?

一旦落ち着いて「そうなった自分」を分析してみよう。

なぜ、そういった思いを持つのか?

まず、意識するべき大前提がある。

 

それは「決めているのは自分」ということ。

 

「仕事は苦痛だ」と考えている。

そう決めているのは自分自身である。

では、なぜ苦痛だと思うようになったのか?

考えてみよう。

 

①仕事が面白くない

本当に、全く面白くないのだろうか?

そもそも、自分の仕事について、社会的な意義について考えたことがあるだろうか?

あなたのやっている仕事は、誰の役にも立っていない、誰にも喜ばれない、

無意味なことなのだろうか?

もし無意味だというなら「そう決めたあなた」がいるだけなのだ。

あなたは、あなたの仕事で世の中の役に立っている。

「自分の仕事」に、誇りを持っていい。

 

そして当然ながら、誰でも最初は「初心者」である。

ゼロから試行錯誤して経験を積み続けていく中で、

少しづつ、自分の思い通りに出来始めたり、

結果を出すことができるようになってくるもの。

そこで初めて、仕事が面白くなっていく。

仕事の面白さに、気付く。

大きな喜び、達成感、醍醐味を感じることができる。

 

②嫌な人間に会いたくない

そもそも、どうしてその人のことを「嫌だ」と思うようになったのだろう?

例えば、仕事で失敗したり不手際があれば評価も下がるし、バカにもされるだろう。

もしあなたが会社で「嫌な人間」に嫌なことを言われたくないのなら、

あなたにできることは2つ。

1つ目は「その人が望んでいるものを与える」

つまり、ニーズに応えること。

理不尽に人を非難する人間は、自分の苦しみを紛らわせたいからそうするのだ。

自分の劣等感から目を逸らしたいのである。

そういった人には「自己重要感」を感じさせられるように関わっていけばいい。

こちらから歩み寄って話を傾聴してあげるだけでも、全然変わってくる。

 

そして、嫌なことを言われても意に介さず「放っておく」という選択も大切である。

「嫌なことを言われて腹が立つ」という意識レベルの段階から、卒業すること。

それは前述した「なぜ人は人を攻撃するのか」ということを知れば、

「ああ、この人も色々あって辛いんだな、勘弁してあげよう」

という境地に達することができる。

最初から「苦しんでいる不幸な人」を、改めて攻撃する必要などないのだ。

 

そして、常に「仕事の結果で黙らせる」ことも意識しておきたい。

会社とは「結果を出す場」である。慈善事業ではない。

「どうすれば状況を良くできるか?」

「どうすれば結果を出せるか?」

そこにコミットし続ければ、悪いことにはならない。

結果を出せば、評価は後から付いてくる。

 

そして自分で「やると決める」ことが大切である。

仕事に「行く」「行かない」自分でハッキリと決めること。

ここを決めないまま、惰性で会社に行く人が多い。

なんとなく、悪い意味でルーティンワークを繰り返すのだ。

 

仕事に行くなら行く。行かないなら行かない。

ハッキリと明確に、自分で選択しよう。

行きたくなかったら行かなくていいし、休んでもいい。

そんな日もあっていい。

「怒られたくないから」「嫌なことを言われたくないから」

そういった、常に受け身の怯えた生き方からは脱却しよう。

「自分で選択したことの結果を受け止める」

自分で決めるのだから、それが当然のことだ。

 

そして、

やると決めたら、腹を括って勝負する。

 

仕事に全力で、誠実に向き合う。

 

失敗したっていい。

誰でも失敗するし、それは成功の糧になる。

 

やり続けたら、なんとかなる。

大丈夫である。

 

 

明日は明日の風が吹く。

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