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【不遇の天才アーティスト】ジュディ・シル(Judee Sill)

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
詳しいプロフィールはこちら

 

 

私はメンタルコーチ、カウンセラーとして活動させていただいているが、

小学生の頃からの熱狂的な洋楽愛好家でもある。

60年代のブリティッシュ・ロックを中心に、

かなりマニアックなアーティストを好んで聴いている。

時々このブログでも「誰も知らない素晴らしい音楽」を紹介していきたいと思う。

 


 

かなりの音楽通を自称する人でも、

「ジュディ・シル(judee sill)」

という名のシンガー・ソングライターを知っている人は、殆どいないと思う。

シンガー・ソングライターとしての活動期間は短く、

2枚の公式なアルバムを残した後、表舞台から姿を消した。

 

「Judee Sill」1971年作品 (CD, Original recording remastered) 

 

 

 

 

 

 

 

「Heart Food」1973年作品CD, Original recording remastered)

 

まずは、彼女の代表曲「Crayon Angels」を聞いてみてほしい。

 

 

彼女の生涯には、常に「音楽」と「哀しみ」があった

 

2度の交通事故の後遺症による激痛を紛らわせるために、ヘロインやコカインを常習し、

35歳でオーバードーズ(薬物の過剰摂取)によって幕を閉じた、

彼女の人生を紐解いてみると出てくる言葉の数々

「幼少時の虐待」「犯罪による投獄」「相次ぐ家族の死」

「薬物中毒」「離婚」「失踪」・・・

 

服役中にゴスペル音楽と出会った事が、彼女の人生の転機になった。

音楽の素晴らしさに目覚めた彼女はピアノやギターを学び、曲を書き始めた。

やがて、その素晴らしい才能を開花させ、2枚の作品を作り上げたが、

最後まで、商業的な意味での成功を得る事はなかった。

だが、発表から50年近く経った今聴いてみても、

彼女の音楽が持つ輝きは、まったく色褪せていない。

哀しみと希望が溶け合った、祈るような優しい歌声。

 

私がなぜ、これほどまでにジュディ・シルの音楽に心惹かれるのか。

それは、想像を絶するほど心に傷を負い、人生の絶望を味わい、

それでもなお乗り越えてきた人間にしか生み出せないものだから。

彼女の歌声に、自分と「同じ世界の匂い」を感じるのだ。

 

彼女はもう、この世にはいない。

しかし、今までもこれからも、彼女が遺した音楽は、

多くの人の「傷付いた心」を救い、安らぎを与え続けるだろう。

誰よりも、彼女自身がそうであったように。

 

 

「Til Dreams Come True」 Judee Sill

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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