【集中が苦手な人へ】集中力の発揮に必要な「修正力」とは?

私は子供の頃から天邪鬼で、飽き性な性格だった。
ゲームや遊び等の「好きな事」には没頭できるのだが、気分が乗らない事は、すぐに投げ出してしまっていた。
それは大人になってからも変わらず、仕事のタスクを片付けようと「よし、やるぞ!」と意気込んで集中するのだが、すぐに気が散って、他の「どうでもいい事」を始めてしまう。
「そもそも、集中ってどうやるの?」という感じだった。
一日中作業しても、ただダラダラと時間を浪費し、結局何の成果も出せずに終わることも、日常茶飯事だった。
あまりにも生産性にムラがあったし、精度が低かった。
しかし、そんな私でも色々と試行錯誤していった結果、今では「集中するスキル」を身に付ける事が出来た。
こうやって、ブログを毎日更新し続ける事も出来る。
昔の自分のままでいたら、まず不可能だっただろう。
そこでわかったのは『集中には「コツ」がある』ということ。
今回は、
「集中力」を発揮する為に不可欠なスキル
「修正力」についてお伝えしていこう。
そもそも「集中力」とは何だろうか?
それは、
「1つの行動」に意識をフォーカスすることである。
人は何かに「集中しよう」と思っても、油断するとすぐに横道に逸れる。
「集中力が散漫になる」という言葉があるが、良く出来た表現だと思う。
漫然とした意識で取り組み、(他の事に)気が散ってしまうのだ。
例えば作業中に、
「つい、スマホを見てしまう」
「つい、雑誌を手に取って読んでしまう」
「つい、作業に関係ないことを考えてしまう」
「つい、肘を付いて変な姿勢になってしまう」
誰もが「無意識」にやってしまうことである。
「修正力」とは、
『自分の「無意識の行動」に気付き、元に戻す能力』だといえる。
自分の「無意識の行動」に自分で「ハッ」と気付いて、元に戻すこと。
「集中できない」と、ただ嘆くのではなく、自分で「作業に集中してないな〜」と気付いた時点で、元に戻せばいいのだ。
集中するとは『「1つの行動」に意識をフォーカスすること』と書いたが、それは裏を返せば「やらないこと」を決めて、その通りに実行することでもある。
無意識に「つい、やってしまうこと」を、やらないようにすることである。
持続的な「集中力」を発揮する為に、まずは「修正力」を意識してみよう。
この2つをセットで鍛えていくことで、相乗的に精度が向上し、
シッカリと集中力を発揮して、生産性を高めることが出来るようになってくる。
「集中力」と「修正力」を鍛える方法
集中力が高い人は、集中することを「習慣化」のレベルにまで高めた人である。
しかし、集中力が高い人は延々と集中し続けている訳ではない。
「短時間の集中」を繰り返しているのだ。
そもそも、人間の「集中力の持続時間」は、常人レベルで30〜50分程度である。
どんなに訓練を重ねて集中力を鍛えた人であっても、120分程度までしか集中力を持続させる事は出来ない。
長時間集中出来ている人は、そういった「脳の特性」を感覚で理解し、上手く「コーヒーブレイク」などの小休止を挟みながら、生産性を高めている。
つまり「集中力の使いどころ」をわかっている。
集中することが苦手な人は「集中には、多くのパワーが必要だ」と考えている。
「集中すること」自体が苦痛で、精神的負荷がかかったり、「集中すること」に悪戦苦闘して、エネルギーを消耗してしまう。
それは、「集中力を上手く使いこなすレベル」
つまり「習慣化」の段階までたどり着けていないからなのだ。
習慣化とは「無意識レベルで出来るようにする事」である。
「集中すること」を習慣化出来ると、そこまで頑張って気合いで乗り切ろうとしなくても、淡々と楽に集中できるし、多少疲れていても、集中して取り組む事が出来る。
「集中力」「修正力」を鍛えるコツとしては、まずは「30分」1つの行動だけに意識を向けて、中断せずにやり続けてみよう。
気が逸れたら、「修正力」で元に戻す。
それを繰り返していくと徐々に慣れていき、集中できる時間も長くなる。
「当たり前に集中できる」ようになる。
その能力は、あなたの人生を成功に導く「強力な武器」になるだろう。
何をするにも「集中力」ほど大切なものはない。
「成果」「結果」「パフォーマンス」に直結する能力なのだから。
とにかく「得るものが大きい」のだから、やらない手はない。
頑張って練習して身に付けていこう。
「集中力」を発揮する為の「修正力」を意識しながら、取り組んでいこう。
明日は明日の風が吹く。