【仕事が楽しくない時】イチローから学ぶ「達成する技術」
こんばんは。
『あなたを職場性ストレスから解放する』
メンタルトレーナーの木下空です。
仕事が楽しくない時
- 「仕事を楽しめない」
- 「やりたいことを始めても、途中で飽きて投げ出してしまう」
- 「目標を持って始めたけど、長続きしない」
世の中、そういった人は多い。
それはその人の「性格の問題」ではなく、自分なりの「物事の取り組み方」を修得する機会を持たないまま、失敗経験だけを見て「諦め癖」が定着してしまった状態だといえる。
そもそも、人間の脳は「あらゆる変化」を嫌うから、隙あらば「楽な方向」に誘惑しようとする。
ただ、そういった「諦め癖」を持って生きることは、人生において「莫大な損失」をもたらすことになる。
例えば、
あなたが「少しやって諦めた事」を継続してやり続けていれば、とんでもない才能を開花させていたかもしれない。
その分野で超一流になっていたかもしれない。
大切なことがある。
目標達成とは「思考の技術」であり、訓練を積むことで向上させる事が出来る能力である。
アスリート、体育会系の人は、その能力が高い。
それも当然だといえる。
例えば、プロ野球選手になろうと思ったら、どれだけの練習量、失敗と向き合う必要があるだろう?
そして、その練習は「いつも楽しい」だろうか?
好きで始めたことであっても、必ず「楽しめなくなる時期」は来る。
ウンザリする時もある。当たり前である。
「いつも楽しい」という人は、殆どいないのではないのだろうか?
イチローがオリックス時代、
記者に「野球の練習は好きか?」と聞かれて、こう答えている。
そりゃ、僕だって、
勉強や野球の練習は嫌いですよ。
誰だってそうじゃないですか。
辛いし、大抵はつまらないことの繰り返し。
でも、僕は子供の頃から「目標」を持って努力するのが好きなんです。
だって、その努力が「結果」として出るのは嬉しいじゃないですか。
「楽しい」だけを基準にすると陥る「罠」
仕事においても、スポーツにおいても、あらゆることで「高いレベル」に上りつめる事ができる人は「3つのこと」を実践している。
「楽しむこと」
「失敗を【経験】として活かすこと」
そして、
「楽しめない時も、先を見据えて続けること」
何かをやる時、
「楽しくないといけない」のだろうか?
あなたの目指す「目標」「ゴール」を見てみよう。
遥か先に、まるで「蜃気楼の城」のようにボンヤリと見えている。
あそこまで辿り着くには、長い道を歩き続ける必要がある。
あなたが、そこにたどり着きたいのであれば遠くに見える、あの景色が輝いて見えるのなら、目先の「楽しい・楽しくない」に囚われていては、先に進めない。
そして、継続して取り組み続け、「苦悩」や「苦しみ」「自分の弱さ」を乗り越えた先には、大きな「達成感」や「楽しさ」そして、「成長した自分」が待っている。
どんなに最初は楽しい事も、どんどん自分自身がレベルアップし、求める「基準値」が高まり、追求していくと、「楽しくなくなる時期」が来る。
「人生」と一緒である。
流れるようにスムーズに運ぶ時もあれば、重苦しく停滞してしまう時もある。
山があれば、谷もあるだろう。
そして、この「楽しく無くなる時期」を乗り越えるか否かが、大きな「分かれ道」であり、重要な「自己成長のターニングポイント」なのだ。
ここを乗り越えれば、以前の自分からは想像も出来なかったような「新しい地平」に辿り着く事が出来るだろう。
周囲が驚くような「技術」を修得することも出来る。
以前の自分が解決出来なかった「問題」を解決出来るような、高いレベルの「人格」「自信」を手に入れることも出来る。
しかし多くの人が、せっかくの飛躍のチャンスである「楽しくなくなる時期」と遭遇すると「楽しくない」「つまらない」「向いてない」「合わない」と言って止めてしまう。
それがいかに、人生において「莫大な損失」をもたらすことになるか。
もう1度叩けば、その壁は崩れたかもしれないのに。
壁の先の、新しい地平を見渡す事が出来たかもしれないのに。
目先の「楽しい」だけを基準にしてしまうと、遠くの「ゴール」に辿り着くことは出来ないのだ。
どんなに「楽しいこと」でも、「楽しくなくなる時期」は来るのだから。
イチローは、こうも言っている。
「やれることはすべてやる」
それを毎日継続して行うのは 一番苦しいことであり、
とても大変なことである。 でもそれさえちゃんとしていれば、
結果が出てない時でも後悔せずに満足できる。
どんなに上手くいかない時でも、「目標」を見据えて、動き続けること。
もちろん、人生の時間は有限なのだから、本当にやるべきことは絞り込む必要がある。
「向いてないな」と思ったことは、止めてもいい。
それは「逃げること」ではなく「戦略的撤退」である。
それは、あなたが決めていい。
ただ、本気で「やる」と決めたことは「勝つまでやる」くらいの覚悟と、「目標」を見据えた「長期的な視点」を持つ事が大切である。
明日は明日の風が吹く。