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仕事で調子に乗りやすい人は要注意!『謙虚さ』を忘れない方法とは?

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謙虚さがなくなる14の兆候,猫
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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こんばんは。

『あなたを職場性ストレスから解放する』

マネジメンタルトレーナーの木下空です。

 

仕事で「調子に乗りやすい人」

人は、仕事で大きな成果を出したり、

物事が思い通りに運ぶようになってくると、

徐々に「謙虚さ」を忘れ、心に「傲慢さ」が生まれてくる。

 

例えば、

出世した途端に態度が偉そうになったり、

色んな人の助けや応援があって成功したことを、

「自分の実力だけで成功した」と勘違いし、傲慢になる。

そんな人、あなたの周りにもいませんか?

 

傲慢になると、人望を失ったり嫌われやすくなる

「勝ち錆」という言葉がある。

真剣で斬り合い、勝負に勝つほど、その刀身は返り血を浴びて錆(さび)が付く。

勝ち錆を落とさずにいると、やがて刀は朽ちる。

 

人は「成功」と直面した時、己の人格を試される。

誰だって、自分が取り組んできたことが成功したら嬉しい。

達成感や充実感は格別なものだ。

 

しかし、良いことばかりかというと、そうでもない。

未熟な人格の持ち主は成功を鼻にかけ、

「不遜」「慢心」「傲慢」「生意気」「横柄」になったり、

痛い勘違いをして浮かれたり、調子に乗ったりすることが多い。

自分に都合の良い解釈や思い込みで突っ走り、最後には「落とし穴」にハマってしまう。

そこまでいかなくとも、周囲の人間が離れて行ったり、人望を失うことになる。

 

「謙虚」の意味と「謙遜」「卑屈」との違い

「謙虚」とは、

「控えめで慎ましく、自分の能力・地位などに慢心することなく、素直な態度で人に接する在り方」

「自分のことは決して下げないけれど、控え目で素直な在り方」

そう、謙虚とは「自分を下げること」ではない。

それは謙虚ではなく「卑屈(=自分を人より劣っているものとして卑しめること)」である。

 

ちなみに、

「謙遜(=自分の能力や価値などを低く評価すること)」も、

現代人は単なる「自己否定」として使ってしまっていることが多いので、

あまりする必要はないかもしれない。

相手から褒められても否定で返すことになり、印象も良くない。

 

そうではなく、人から褒められたり賞賛された時、

それを否定せず、慢心をせず、

素直に「ありがとうございます」と感謝で応えるのが「謙虚」である。

 

謙虚さを持った人は「魅力のある人」

私が今まで出会った「この人は本物だ」と思える方は、謙虚さを持っていた。

卓越した実力を持ち、自分に自信は持っているが、

それを前面に出したり主張することはない。

「謙虚さ」を持っている人には、清々しい魅力がある。

 

ただ、彼等も最初からそのような人間だった訳ではない。

若い頃はヤンチャで血気盛んな方もいた。

大きな挫折を経験してきた人もいた。

現在の境地に到るまでに、

何度も「慢心して調子に乗る→失敗して痛い目に遭う」という経験を繰り返してきたのだろう。

 

ちなみに、
「失敗して痛い目に遭う」ことが無駄という訳ではない。むしろ大切である。

人は「体験」を通して成長する生き物であり、人生とは「成長の旅」である。

人はそれぞれの「成長のタイミング」があり、学びのある内は、同じ問題を繰り返す。

学び終えて成長したら、問題は消え去る。

もう、それで悩んだり苦しむこともない。

 

慢心して痛い目に遭ってきた人は、

物事が上手くいっている時ほど「冷静でいること」の大切さを理解するようになる。

常に「不測の事態」が起こることを想定して備えるようになる。

 

ただ、自分自身を客観的に見て「今、調子に乗っているな」とか、

「今、謙虚さがなくなっているな」と分析するのは、なかなか難しい。

 

そこで、最近SNSで『謙虚さがなくなる14の兆候』という投稿を見かけ、

とても分かりやすく、腑に落ちる内容だったので、当ブログでもご紹介したい。

こういった「判断基準」を明確に持っていると、自分の状態も測りやすいといえる。

 

なお、『謙虚さがなくなる14の兆候』は、

池田繁美さんの著書:『素心のすすめ』 に書かれている言葉である。

 

謙虚さがなくなる14の兆候

  1. 時間に遅れがちになる
  2. 約束を自分のほうから破りだす
  3. 挨拶が雑になりだす
  4. 他人の批判や会社の批判をしだす
  5. すぐに怒りだす(寛容さがなくなる)
  6. 他人の話を上調子で聞き流す
  7. 仕事に自信が出てきて、勉強をしなくなる
  8. 物事への対応が緩慢になる
  9. 何事も理論で解決しようとする(屁理屈が多くなる)
  10. 打算的になり出す(損得勘定が先になる)
  11. 自分が偉く思えて、他人が馬鹿に見えてくる
  12. 立場の弱い人に対して、強くものを言いがちになる
  13. 言い訳が多くなる
  14. 「ありがとう」の言葉が少なくなる(感謝の気持ちがなくなる)

いかがだろうか?

私はこれを読んで、「ああ、最近少し謙虚さを忘れているな・・・」と、

自省する良いキッカケになった。

気を付けていても、いつの間にか自然に行動に出てしまっている部分もある。

 

「謙虚な意識」でいると、物事をフラットな視点で見ることができる。

そして「傲慢さ」は、目の前の視界を曇らせる。

「甘く見る」「舐める(油断)」「思い込み」「決め付け」というフィルターがかかるのだ。

曇った分、見えなくなる。だから足元に「落とし穴」があっても気付かない。

 

傲慢な生き方をしていると、あらゆることが「雑」になったり、ぞんざいに扱うようになる。

全てが「当たり前」になってしまい、感謝の気持ちを忘れてしまう。

人は「感謝」を忘れると、人生から多くのものを失っていく。

 

常に「初心」を忘れないようにしよう

出世したり、部下や後輩が増えたり、仕事が順調に行っている時ほど、

恋愛、パートナーシップなどの人間関係が順調に行っている時ほど、

初心を忘れず、慢心せず、精進していきたいものだ。

 

池田繁美さんの著書:『素心のすすめ』 には、こうも書かれている。

人は誰でも、最初は謙虚です。

その謙虚さこそが、人間を成長させる原動力だと言えるでしょう。

 

「自分に誇りを持って、謙虚に生きる」

その生き方が、何より自分を成長させる。

感謝とともに、前を向いて歩いていこう。

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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