「人間関係が苦痛で仕事を辞めたい」時にすべきこと
毎日「仕事を辞めたい」と思いながら、嫌々会社に行き続ける。
我慢して「生活の為」に、会社に行き続ける。
「仕事を辞めたい」
そんな思いを抱えながら、どこかで割り切って生きている。
そういった毎日を送り、心が疲弊している人は多い。
そもそも私自身、
現在はプロフェッショナルコーチとして精力的に活動しているが、
元々は17年間、官僚的で企業体質の腐敗した企業で、毎日を苦痛とともに生きていた。
「サラリーマン」という生き方の酸いも甘いも、知り尽くしていると言っていい。
そういった経緯から、
今も「職場の悩み」や「仕事を辞めたい」という相談を受けることが多い。
ただ「仕事を辞めるか、辞めないか」の判断は、
「その人の状況」によって、全く変わってくる。
例えば、仕事を辞めたい理由についても、
- 人間関係の悩み
- 周囲に評価されないことに対する不満
- 仕事に魅力・楽しさ・充実感が感じられない
- 給与面が不満
- 勤務体系がブラック
- 企業体質が悪い
- 職場環境が悪い
など、多岐に渡る。
中でも「人間関係の悩み」は、多くの割合を占めるものだ。
極端な話、人間関係が良好で居心地の良い雰囲気の職場なら、
多少の待遇面の不満があっても、そうそう辞めようとは思わないはずである。
仕事が終わって疲れ切っても、尊敬している上司が、
「今日もお疲れさん、頑張ったな。」と、自然な笑顔でコーヒーを差し出してくれたら、
「ここで頑張っていこう」となるはずである。笑
実際に「仕事を辞める」という局面まではいかないが、
いつも「辞めたい」と、ぼんやり思っている人も多いかと思う。
「仕事を辞めたい」と思ってしまう理由や、置かれている状況は、千差万別である。
だから、この記事を読んでいる「あなた」に対して、
「仕事を辞めなさい」とも言えないし、
「辞めるのは思い留まった方がいい」とも言えない。
あなたの状況を知らないまま、私がそれを言うのは無責任だと思っている。
「仕事を辞めたい理由」は、あなた自身が決めている
ただ「コーチング」の視点から言うと、
「あなたは、あなたの人生を自由に選択することができる」
その「前提の意識」は、持っておいた方が良いだろう。
例えば、あなたが今の職場が嫌で「辞めたい」と思っていると仮定する。
- 職場の人間関係で悩んでいる場合
「あの人と合わない」「あの人が尊敬できない」
「あの人が嫌いだ」「あの人と関わりたくない」
様々な人間関係の悩みがあると思うが、
ここで「気を付けておきたいこと」がある。
それは「全ては、あなたの意識(マインド)が決めている」ということ。
「意識(マインド)」とは「心の反応・働き」を意味する。
あなたの「価値観」「常識」「信念」なども、その中に含まれる。
コーチングでは、あなたにとって「適切な意識(マインド)の使い方」を、
コーチと一緒にマスターしていく。
あなたの意識が変われば、世界が変わる。
何故なら、あなたが見ているものの全ては、
あなたの意識という「フィルター」を通しているから。
「色眼鏡」のようなものなのだ。
「人生は苦痛だ」という色眼鏡をかけている人がいる。
「人生は喜びだ」という色眼鏡をかけている人もいる。
どちらを選ぶかは、あなたが選択することができる。
あなたが、コーチングによって意識を向上させると、
職場の「人間関係の悩み」も、解決する可能性が高い。
職場の「人間関係の悩み」が解決してしまったら、会社を辞める必要もない。
もしくは「苦痛で嫌だから辞めたい」ではなく、
自分の人生の「ステップアップ」の為に、堂々と会社を辞めることも出来る。
私自身がそうだった。
「自分さえ良ければそれでいいと」いう性根が腐った人間だらけの、
「足の引っ張り合い」が横行するような会社で、
会社を変えようと真正面からぶつかった。
そうやって、職場のほぼ全員を敵に回した結果、徐々にノイローゼのような状態になり、
最終的に、致命的なミスによって「どん底」まで落ちた。
その経験をキッカケに、自分を成長させる為に500万円ほど使ってコーチングや、
心理学、経営、マネジメント、あらゆることを学び、2年程かけて這い上がった。
当時は「弱い自分を叩き殺す」という覚悟で生きていた。
そして、自分が「どん底の状態」に落ちた時に、チャンスとばかりに潰そうとしてきた人間、
自分のことを馬鹿にしていた人間全員に、圧倒的な「結果」を突き付けて黙らせた。
完全に形成が逆転し、やがて周囲から怖れられるようになった。
自分を潰そうとしてきた人間に対して、
パワハラなどの手段で「復讐」することも可能だったが、それはしなかった。
そんなくだらないことの為に、自己成長を志したのではない。
その時はもう、職場のそういった連中が「哀れな弱者」にしか見えなかった。
そして最後は「もう、この会社でやり残したことはない」と、
自分自身に対して「片を付けて辞めること」ができた。
堂々と胸を張って「お世話なりました」と、
くだらない生き方しかできない連中に別れを告げた。
企業体質の腐敗した元国営企業で、
17年間、管理職として「泥まみれの世界」をサバイバルしたコーチとして、断言できる。
「仕事を辞めたい」と悩んでいる人こそ「コーチング」を受けるべきである。
「仕事を辞める」という最後のカードを切るのは、
その後でも遅くはないのだから。
コーチングによって、人生は変わる。
コーチである私自身が、その証明であり続ける。
明日は明日の風が吹く。