陰キャ専門ビジネスコーチ

もし「部屋の掃除が苦手な人」がコーチングを受けたら?

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もし「部屋の掃除が苦手な人」がコーチングを受けたら?
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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「部屋の掃除が苦手」という人は、けっこう多いのではないだろうか?

 

特に、独身で一人暮らしをしている方の場合は、あまりにも自由過ぎて、部屋が散らかりがちな人が多い。

 

しかし、それも仕方ないのかもしれない。

毎日の仕事に忙殺されていると、ストレスで余裕がなくなってくると、部屋の掃除にまで気が回らないだろう。

部屋が散らかっている人の心理

心理学的に言うと、

「今のあなたの部屋の状態」は「今のあなたの心の状態」である。

 

心理療法で「箱庭療法」というものがあるが、それとほぼ同じだといえる。

あなたの「部屋の状態」は、あなたの「内面の表現」なのだ。

 

だから、部屋を大掃除してピカピカにしたり、不要なものを思い切って処分して「断捨離」すると、心がスッキリする。

 

大企業の社長や有名人が、率先して自分でトイレ掃除を行うエピソードを耳にすることがある。

あれもちゃんとした理由があって、

「トイレ」という、最も汚い場所を清掃することによって、自分の心の中の「汚いもの」も清掃する効果があるのだ。

トイレ掃除を本気でやってみるとわかる。

自分の中の「傲慢さ」「虚栄心」「優越心」といったものが綺麗サッパリと流れ落ち、心を清め、引き締めるとともに「初心にかえる」ことができる。

私も、高名な武道家に弟子入りしていた時、道場のトイレを素手で掃除していたものだ。

 

もちろん、価値観は人それぞれなので「ある程度、部屋が散らかっていた方が落ち着く」という人は、別にそれで構わない。

飲食店でも、屋台などの「昔ながらの風情があって少し汚い店」が流行っていたりもする。

散らかり過ぎて「ゴミ屋敷」みたいになるのは、周辺に迷惑がかかるので問題だが・・・笑

 

話が少し逸れたが、部屋が散らかっている人は「定期的に部屋を掃除する」という「発想そのもの」がない場合が多い。

 

こういった人が、コーチングを受けたらどうなるだろうか?

少しだけ、模擬的なコーチングをしてみよう。

 

コーチングは「質問」から始まる。

あなたが「部屋を片付けられるようになりたい」と考えていると仮定する。

そして、私のコーチングを受けに来た。

 

コーチ「こんにちは。何か話したいことはありますか?」

あなた「部屋が片付けられなくて、散らかり放題なのをなんとかしたいです」

コーチ「どうして、部屋が散らかっているんでしょう?」

あなた「掃除をしないからだと思います。あと、よく床とかにモノを置きっ放しにして、足の踏み場がなくなったりすることが多いです」

コーチ「どうして床にモノを置きっ放しにするんですか?」

あなた「何ででしょうね?何も考えずにパッと置いてしまいます。楽だからかな?」

コーチ「その行動は、あなたにどんな結果をもたらしますか?」

あなた「散らかって足の踏み場のない部屋と・・・それを見てウンザリしますね」

コーチ「自分がウンザリするような行動を、自分から進んでやっているんですか?」

あなた「そうですね・・・・・・・」

 

「質問」によって「自分が望んでいない現状」を創り出している、

「心理的盲点(ストコーマ)」を浮かび上がらせていく。

 

そして、クライアントが望む「ゴール」を設定し、クライアント自身が、そのゴールを「達成できる」と自分を信じることができるように、心理的な「後押し」をする。

それは、コーチが「クライアントを信じること」であり、コーチ自身の「在り方」「影響力」といった非言語のアプローチによって起こる。

 

そして、「綺麗な部屋で生活して、爽快な気分で毎日を送る」というゴールを設定したクライアントに対して、コーチは、その「ゴールが達成された状態」を強くイメージすることを促す。

「達成された時の臨場感」や「達成された時の感情」を味わう。

必然的に「では、どうすればゴールを達成できるか?」という思考にシフトする。

「週に3回部屋を掃除する」

「毎月1回は大掃除そする」

「床には一切モノを置かない」

ゴールを達成する為の、様々な方法が頭に浮かんでくる。

2回目、3回目とコーチングセッションを重ねる頃には、クライアントの「現実」が大きく変化していく。

「綺麗な部屋で生活すること」が心理的な「コンフォートゾーン」

つまり「安心できる現状」になり、そこから外れることに「心理的な抵抗」を感じるようになる。

 

そうなれば、もう「散らかった部屋」で生活することはなくなるだろう。

そして、クライアントは精神的な成長を遂げる。

これは1つの「成功体験」であり、自信にも繋がり、セルフイメージが向上する。

 

ちなみに、対面で行う「パーソナルコーチング」より難易度は上がるものの、自分で自分をコーチングする「セルフコーチング」を行って、目標を達成することも出来る。

部屋が散らかっている人は、まずは「ゴール」を設定して、そこに辿り着く為の計画を立て、行動に移してみよう。

 

整理整頓の行き届いた部屋で、快適な毎日を送りたいものだ。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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