コーチングという「変容の技術」
先ほど、クライアントとの対面コーチングセッションが終わり、
帰り道の途中で見付けたカフェに立ち寄って、ブログを書いている。
今、自分が感じていることを、そのまま書きたくなったんです。
とにかく「コーチング」という仕事が、楽しくて仕方ない。
コーチほど、魅力的な職業はない。
つくづく思う。
自分は「仕事人」であると。
思えば、サラリーマン時代からそうだった。
自分が理想を持って選択した仕事、つまり「志事」に取り組んでいる時、
私は、自分でも驚くほどの能力を発揮する。
完全にクリアな意識で、穏やかに集中し、
クライアントの、どんな小さな「心の機微」も見逃さない。
「神は細部に宿る」という格言があるが、コーチングも同じで、
「細かな心の機微を観察し、適切なアプローチをする事で意識の変容に導く」のである。
それはまるで、彫刻家が岩から美しい作品を創り上げるような、
まさに「職人技」と呼べるものだ。
サン・ピエトロ大聖堂所蔵「ミケランジェロのピエタ」
コーチングセッションの最中、
クライアントの表情がパッと明るくなり、
目の奥が輝きを取り戻す。
それまで信じていた「ネガティブな価値観」が変わる、あの瞬間。
今まで見ていた「世界」が劇的に変わる、あの瞬間。
クライアントに感謝とともに見送っていただき、ホテルのラウンジを出る。
その後の、帰り道を歩く度に実感する。
「最高の人生を生きている」と。
何にも代え難い充実感、幸福感。
もちろん、コーチ自身が自分の「承認欲求」などを持ち込むのはタブーである。
誰かに認められたかったり、賞賛が欲しいという理由でコーチをやるべきではない。
コーチには「騎士」のような利他の精神、殉教者のようなマインドが求められる。
コーチ自身の「在り方」が、コーチングの効果に大きく影響するからである。
ただ、それでもクライアントの人生を良い方向に導き、
感謝していただいた時には、この上なく嬉しいものだ。
そういった時は謙遜する事なく、受け取ることにしている。
多くの「変わりたいけど変われない人」
「自分の事を好きになれない人」
「自分の人生において、大きなゴールを達成したい人」に、
コーチングを受けてもらいたいと思う。
コーチングとは、ただの「言葉のやりとり」ではない。
(勘違いしているコーチもたくさんいるが・・・)
非言語的な部分で「体感するもの」である。
あの「世界が変わる感覚」を、多くの人に体験してもらいたい。
私は、自身のコーチング技術によって、
この社会を「より良いもの」に出来ると確信している。
明日は明日の風が吹く。