【孤独を極めろ!】「孤独感」があなたを成長させる3つの理由
「孤独に耐えられない…」と感じているあなたへ
「自分は孤独な存在だ」
「誰にも必要とされていないし、誰にも愛されていない」
「ひとりでいるのが辛い」
孤独に耐えられずに、表面だけの人間関係に依存し、
孤独を紛らわそうとする人達。
大学のサークルや、クラブで騒ぐだけの関係性。
孤独を紛らわせる為に、ネットやSNSに依存したり、
孤独を紛らわせる為に、セックスに依存する人もいる。
そもそも、私自身がこういった「孤独」を抱えながら生きてきた人間である。
特に高校生時代〜20代半ば位までは、常に孤独感に苛まれながら生きていた。
〜私の孤独エピソード〜
- 成人式なのに家から1歩も出ず、部屋に引き篭もってギターを弾いただけで終わる
- クリスマスの夜、独りバイクで街を彷徨い、偶然辿り着いたケーキ屋でケーキを食べて終わる
- 高校生の頃、授業を受けずに独り図書室で「ロビンソンクルーソー」などを読んで過ごした
- 引きこもっていた頃、一切の人間と会話せず、1日中ゲーム&読書、もしくは犬と遊んでいた
- よく「独り焼肉」に行き、ホルモンをアテに酒を飲んで帰る
- 元旦に来る年賀状が、整体院と美容室からのみ
- 会社に入社した頃、誰とも打ち解けられず、いつも独りポツンと佇んでいた
(やだ、この人キモい・・・・)
私がロック(主に洋楽)を愛するのは、
子供の頃から抱えていた「孤独感」「疎外感」が関係していたのは間違いない。
どこにいってもマイノリティであり、
「集団」から外れた少年だった。
「変わり者」と言われると、少し嬉しかった。
「当たり前の孤独」と向き合う男
個人的に、「孤独」という言葉で思い出すのが、
「友川カズキ」というシンガーソングライターである。
彼の唄からは「孤独」が滲み出している。
「夜の暗闇の中、独りで佇んでいる男」
「心細い街灯の光が、辛うじて彼の輪郭を照らしている」
そういった情景が、頭の中に浮かんでくる。
彼がインタビューで語っていた言葉を引用する。
『でも、孤独は財産ですよ。むしろどこまで孤独になれるか。自分で意図してなるんじゃないけど、何かをやろうと思ったらまず周りを断ち切らないといけない。こと表現については、人と安易に握手したり、肩を組んでいてはダメですよ』
『自分で寄って立つ場所は自分の中にしかない。もちろん人に世話になったり、人のために何かをするのも大事だけど、表現に関しては、人の話を聞くようなではダメ。自分でつかみ取らないといけないと思います』
『絶望が、孤独が足りない人間は薄っぺらい。深い孤独と絶望、哀しみ。つらさの中に人生の花があるんじゃないかな。それを薄めたり、放してはいけない。なぜなら、それは財産だから。確かに孤独や哀しみを何でもかんでも集めればいいってもんじゃない。でも、とりあえず深々と抱える。自分の中にあるものをすぐ誰かに預けるのはダメですね。それは自分のものだもの』
(友川カズキ MANMO TVインタビューより)
彼の唄を聴いてみると、この言葉が腑に落ちてくる。
孤独とは「人生の通過儀礼」であり「人生の財産」なのだ、と。
「孤独感」があなたを成長させる3つの理由
私自身、孤独が嫌いかというと、別にそうではない。
今でも、基本的には一人で動くのが性に合っている。
(こんな風に格好を付けているが、もし美女からデートに誘われれば光の速さで直行するだろう…)
①孤独とは「自分を研ぎ澄ます時間」である
例えば、私は今一人でブログを書いている。
部屋の中で一人、ヘッドホンで音楽を聴きながら書いている。
私にとって、ブログ執筆は「自分の内面と向き合う」作業である。
自分の「心の底」にあるものを掴み、研ぎ澄まし、輝かせる。
それを、今この記事を読んでいる「あなた」に届けることで、
現状を打破していく為の「気付き」を提供する。
確かに、大勢でワイワイやるのは楽しい。
しかしそれは、ただ楽しいだけで、何の実にならないことも多い。
それでは「浅い」のだ。
②孤独が人生に「深み」を与える
人が「自分」を生きようとする時。
自分が掲げた「理想」や「ゴール」に向かおうとする時、
どん底から立ち上がる時。
人生の大きな決断をする時。
本質的には、いつも人間は「独り」である。
人間的な「深み」を感じさせる人は、
いつも、どこか「孤独」を感じさせる。
たくさんの人に囲まれていたとしても、である。
「孤独で在ること」に恐れをなすことは、
人間が持つ潜在的な本能である。
「群れること」でしか、自分を保てない人は多い。
「孤独への不安」から、大勢との浅い繋がりを求め続ける。
そして、気付けば「自分」がなくなっている。
「友達が少ない」ことは、悪いことだろうか?
「独りでいること」は、悪いことだろうか?
そう感じている人が、まずすべきことは、
「友達を増やすこと」ではない。
「自分と向き合うこと」
「自分を大切に生きること」だ。
孤独を恐れている限り、
人は、本質的な「成長の扉」を開けることはできない。
③孤独が「自分で考えて決断する力」を伸ばす
「孤独に追われる」のではなく、
敢えて「孤独を選択する」こと。
自分が掲げる「ゴール」が大きければ大きいほど、
孤独を深めなければ達成は難しい。
成功者は、常に「孤独の領域」に存在する。
何かの分野を極める程に、同じステージの人間が減っていき、
人は独りになる。
野球選手でいえば、
イチローは「孤高の存在」である。
イチローも、敢えて孤独に身を置きながら、
黙々と練習し続けた結果、現在の姿がある。
周囲の人間から「野球選手になんか、なれる訳ねえだろ」と嘲笑されても、
ひたむきに、独り努力し続けたのだ。
孤独に身を置きながら、孤独を味わいながら、
ひたすら「ゴール」に向かって努力し続ける。
実力の伴った人間が選ぶ孤独が「孤高」である。
「孤独を愛する生き方」を
私も「孤高の存在」でありたいと思う。
もちろん、時には気の置けない友人達と楽しい時間を過ごすことも大切である。
その時々のタイミングで、バランス感覚を持ってやっていけばいい。
私は、孤独を愛している。
「夜の闇に紛れていく安らぎ」を。
一人で生きていく「人生という旅」を。
孤独があなたを辛くさせているではない。
あなたを辛くさせているのは、
あなたが抱えている「弱さ」である。
何にも依存せず、自分の足で立ち、人生を進んでいく。
それを「自由」と呼ぶのではないだろうか?
あなたの幸せは、あなたが決めることができる。
「他人の物差し」「世間の物差し」で決める必要はない。
「自分の人生を自分で決める」ことが、
自分らしく幸せに生きることに繋がるのだ。
最後に、
友川カズキの名曲「生きてるって言ってみろ」を聴きながら、
ひとりで飲みにでも出かけるとしよう。
明日は明日の風が吹く。