「毎日仕事に行くのが辛い…」時に意識すべき3つのこと
「毎日仕事に行くのが辛い…」
朝の通勤電車の中を、見渡して見る。
その人達の「覇気のない表情」から、伺い知ることが出来る。
「仕事が辛い」と思いながら、毎日を「我慢」して生きている人達。
- 毎日残業続きで、身も心も疲弊している
- 過酷な職場環境で、日々プレッシャーに晒されている
- 人間関係が希薄な職場で、虚しい毎日を送っている
- ブラックな職場で、ろくに休みも貰えない
- 企業体質が腐敗した職場で、理不尽な扱いを受けている
こういった毎日を送り続け、
心が疲弊し、悲鳴をあげているにも関わらず、
何の手立ても打つことができない人は多い。
私自身、
17年間、企業体質の腐敗し切った元国営企業で、
中間管理職として勤め上げた人間である。
前述した様な状況の中を、一時は「精神的などん底」に落ちながらも、
そこからサバイバルして来た。
経験上、こういった「社畜サイクル」にハマってしまうと、
自分の人生を「自分で考えて決断する能力」が衰えてくる。
「真の自立心(パワーマインド)」が失われてしまうのだ。
只々、会社が用意したシステム、枠の中を「ルーチンワーク」「惰性」で過ごし、
盲目的かつ、受け身の毎日を送ることになる。
こういった人達は、
やたらと「安定」だとか「現状維持」といったものを至上だと考え、そこにすがろうとする。
自分自身に対する「セルフイメージ(自己評価)」が低いことに起因する「不安」から楽になりたい、
つまり「安心」したいから、
この社会から刷り込まれた「安定」というハリボテを追い求める。
「良い大学に入って大企業に就職したら人生は安泰」というウソにすがろうとする。
もしあなたが、
未だにこういった「嘘だらけの価値観」を盲信して生きているとしたら、
相当危機感を持った方がいい。
「時代の変化」に対応できずにいた国内の大企業が、
次々に壊滅していっている。
長い間「安定という幻」の中を、安穏と過ごしていると、やがてツケが回ってくる。
では、どうすればいいのか?
「毎日仕事に行くのが辛い…」時に意識すべき3つのこと
①自分と向き合う
もしあなたが「社畜サイクル」から抜け出せず、
「人生の迷子」と言える様な状況に陥っているのなら、まずすべきことは
「自分と向き合う」ことである。
「自分の本音」「自分の人生」「自分の生き方」と向き合う。
長い間、自分と向き合ってこなかった人にとって、
「自分と向き合うこと」は苦痛なものだ。
向き合わないでいる方が楽だったから、
今までずーっと目を逸らし続けてきたのだ。
だが、自分の「人生の答え」は自分の中にしかない。
自分と向き合い、自問自答し、自己対話してみよう。
②何のために仕事をするのか決める
自分の人生において「仕事とは何か」を定義することが重要である。
「自分は、仕事をすることで何を得たいのか?」
「仕事を通じてどうなりたいのか?」
「お金」は大切なものだが、
お金だけの為に仕事を我慢して続けていると、
人生が殺伐とした、味気ないものになってしまう。
人間は、自分の人生に「自己成長」「自己実現」「(他者との)心の繋がり」が見い出せなければ、
やがて心が荒んでいき、疲弊する。
思考停止して仕事をするのではなく「何のために」という動機をしっかりと持とう。
③「最も重要な仕事」を思い出す
数年前に、ブラック企業で過酷な勤務を繰り返した末に自殺した女性のお母さんが、
インタビューで言った言葉がある。
『「命」より大切な仕事はない』
昔、一世を風靡した「ハンドパワー」で有名なMr.マリック。
彼は売れていた頃、忙しすぎて全く家庭を顧みることが出来ず、
反抗期になった娘さんと断絶し、家庭が崩壊していた。
仕事で「社会的な成功」を納めても、彼は幸せになれなかった。
そこから、ある出来事を契機に親子でしっかりと向き合い、時間をかけて関係を修復していった。
その半生を振り返って、彼はこんな言葉を残している。
『「家庭」より大切な仕事はない』
このお二人の言葉は、それぞれの実体験を経て、
心の底から湧き上がって来たものだろう。
そして私なら、こう言うだろう。
『「自分の人生」より大切な仕事はない』
どんな仕事を選んでもいい。
「会社員」も素晴らしい仕事である。
ただ、「自分という存在」「自分の尊厳」は、自分で守らなければいけない。
虐げられたまま、我慢の人生を送ってはいけない。
盲目的に、思考停止しながら「誰かの都合」に流されて生きてはいけない。
理不尽に辛い仕事を続ける必要もない。
人生も仕事も、あなたが「選ぶもの」なのだから。
仕事の為に「あなたの人生」があるのではない。
「あなたの人生」の為に、仕事があるのだ。
最後に。
もしあなたが、
「自分だけで現状を良くしていくことが難しい…」と考えているのであれば、
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今まで見えなかった解決策が、見えるかもしれない。
明日は明日の風が吹く。