【上手な「身体の使い方」を学ぶ】アレクサンダー・テクニークという技術

お疲れさまです。
突然ですが、
あなたは「自分の身体の構造」について、よくわかっていますか?
「自分の身体」を、上手く使えていますか?
例えば、
私はサラリーマン時代、
常に首や肩を始めとした全身をガッチガチに緊張させ、
「戦闘モード」で仕事をしていた。
仕事で「結果」を出す為に極限まで集中する必要があったし、
少しでも隙を見せると、喜んでそこを突いて来るような体質の職場だったので、
常に周囲を警戒しながら仕事をしていた。
何より、管理職としての「責任」を意識していた。
部下がミスを起こしたら、それは自分の「監督責任」である。
そしていつしか、そういった「身体の使い方のクセ」が定着し、
常に「肩こり」や「腰痛」に悩まされるようになった。
一番酷かった時期は、
旅行に行った時に「温泉に浸かりながら緊張する」という、
誰も真似の出来ないような事態を引き起こしていた。
「身体の使い方のクセ」=「思考のクセ」
「身体の使い方のクセ」は、
その人が持つ「思考」「価値観」と密接に関係している。
怒りっぽかったり、ネガティブな人は、
身体が硬いことが多い。
意識が「戦闘モード」になると、身体は緊張し、力が入る。
それがずっと続くと、身体は柔軟性を失い、硬くなる。
その人の意識によって「身体が硬くなるような使い方」をしてきたのだ。
性格が捻くれていたり、偏った思考の人は、
身体の動作も、どこか捻くれていたり、偏りがある。
そして、その人の個性が一番出るのが「歩き方」である。
サラリーマン時代、いろんな人の歩き方を観察していたが、
「身体のバランスの悪い人」が圧倒的に多かった。
しかし何故か、
人格者と言えるような人は、歩き方のバランスも良かった。
人格的に問題のある人は、歩き方のバランスも明らかにおかしかった。
「心」と「身体」は繋がっている
会社を辞めても、その定着した「クセ」は中々取れなかった。
私は「マインドの使い方」を教えるプロフェッショナルコーチだが、
さらなる進化の為に、「身体の使い方」も学ぶ必要があると感じていた。
「身体」と「メンタル」は、相互に影響し合うものだからだ。
もちろん、過去に武道やジョギングで身体を鍛えていたが、
「身体の使い方のクセ」を直す為に、ある技術を学ぶことにした。
「アレクサンダー・テクニーク」
アレクサンダー・テクニーク(Alexander Technique)とは、心身技法のひとつであり、心身(すなわち自己)の不必要な自動的な反応に気づき、それをやめていくことを学習する方法。頭-首-背中の関係に注目することに特徴がある。一般には、背中や腰の痛みの原因を改善、事故後のリハビリテーション、呼吸法の改善、楽器演奏法、発声法や演技を妨げる癖の改善などに推奨されることが多い。
これまで、2回マンツーマンでレッスンを受けた。
そして「自分は、身体の使い方をわかっていなかった」
「身体の構造を、全く理解していなかった」と痛感した。
誰も知らない「身体の構造」
まず、インストラクターの方が「骸骨のミニ模型」を用いながら、
身体の構造についてレクチャーしてくれる。
例えば、片腕のヒジから手首までの「腕の骨」は、実は2本ある。前腕をクルクルと捻る時、
その2本の骨が交差して「X」の形になる。
「背骨」がどこからどこまであるか、知っているだろうか?
「尾てい骨」から「頭の中」までである。
「腕の付け根」は、胸の辺りまである。
腕を動かすと、胸の筋肉も動く。
しかし、殆どの人は「肩」が「腕の付け根」だと思っている。
そういった、身体に関する「誤った認識」によって、
「誤った使い方」をすることで身体に歪みが出たり、
身体のバランスを崩したり、本来のパフォーマンスを発揮できない状況に陥る。
アレクサンダーテクニークを学びに来る人は、
役者、シンガー、演奏家、アガリ症、アスリートの方が多いそうだ。
最後に、私が通っている教室のリンクを貼っておこう。
体験レッスンもあるそうだ。
心身ともに健康であることは、
「幸せな人生」を送る為の土台である。
アレクサンダー・テクニークは、もっと多くの人が学ぶべきスキルである。
明日は明日の風が吹く。