音楽ライヴから読み解く、音に込められた「非言語の力」
お疲れさまです。
最近仕事モードになり過ぎていたので、
少し息抜きがしたいと思い、
友人のバンドのライブを観に行って来ました。
場所は「artyard studio」という、
白を基調とした、とても素敵なアートスペース。
「場から発せられる空気感」が、とても気持ちいい。
私は超が付くほどの音楽マニアだが、
昔から、人とは違った音楽の楽しみ方をしていたと思う。
音楽、つまりメロディーよりも、
音に込められた「非言語の情報」を楽しみながら聴いていた。
音を聴いたら、その人の大体の「人となり」がわかる。
高校生の頃は、感受性が最も鋭敏になっていた時期で、
音を聴いたら色が見えたりしていた。
もちろん、何を聴いても音が見えた訳ではなく、
例えばビートルズ、ビーチボーイズなどの最高峰の音源を聴いた時、
音が見えることがあった。
なぜか、青か赤か黄色の3色が多かった。
私が特に60年代の英国ロック・ポップを好むのは、
音に込められた「思想」「哲学」「時代性」といったものが、
とても素晴らしく感じたから。
どんなに明るいメロディーであっても、
音に独特の「湿り気」「陰影」を感じることが出来る。
不思議なことに、表現者が「不幸」であればあるほど、
音の表現は「純粋」になる。
優れた芸術には、必ず「哀しみ」が包摂されているのだ。
私がクライアントとコーチングセッションを行う時、
小学生の頃から音楽を聴き込む事によって強化された
「感受性」が、物凄く役立っている。
落ち着いた空間の「場の情報」を感じていると、ライブが始まった。
知り合いの山田君のバンド「Loulou & the titi」
山田君とはイギリスのロック好きという共通点があり、
一時期、一緒にバンドを組んでいた。
次に「Ma-Nu」というラッパー(写真撮り忘れた)。
トラックもリリックも、うっとりするようなロマンティシズムを感じる。
非凡な才能があると感じた。
ただ、声に「言葉以上の情報」が込められていないと感じた。
コーチングのプロフッショナルとして活動するようになってから、
以前よりはるかに「声」「言葉」というものに対して、
その「機能性」「可能性」に対して意識的になっている。
言葉とは「器」であり、それを発する人間の「非言語の情報」を込めることができる。
何も難しい話ではなく、大嫌いな人に向かって言う「こんにちは」と、
大好きな人に向かって言う「こんにちは」
同じ「こんにちは」でも、
そこに込められた「非言語の情報」は全く違うものだ。
その次に「toitoitoi」というアコースティック・ポップデュオ
女の子ボーカルがあちこち走り回り、歌声もパワフル。
声に、たくさんの「非言語の情報」が込められてる。
この子は、声の使い方を体感覚で知っていると思った。
聴く者を元気にさせるようなパワーを感じる。
次に「Groove Oceans」というファンクロックバンド。
これで終わりかと思ったら、
15分ほど時間が余ったという事で、
急遽ジャムセッションが始まった。
「Groove Oceans」のファンキーな演奏をバックに、
Ma-Nuの即興ラップとtoitoitoiの女の子ボーカルの元気な歌声が重なる。
この即興、ぶっつけ本番特有のエキサイティングで、
クリエイティブなエネルギーが爆発した瞬間。
最高に気持ち良かった。
(その時の動画をyoutubeにアップしている人がいた)
私が、なぜライブが好きかというと、
この「場の情報」という振動が、自分の中のエネルギーを引き出し、
引き上げてくれるから。
あなたの周りに「この人といると元気付けられるなぁ」という人はいないだろうか?
私にとって、そういった『良い空気感に「感化」される空間』として、
ライブという場は存在する。
私のコーチングも、
「感化」という力を最大限に活用する。
あなたが理想とする方向に、自分の「人生の舵」を切ろうとするならば、
自分のマインドを感化させ、引き上げてくれるコーチをつける事で、
驚くほどスムーズに進んでいくことが出来る。
明日は明日の風が吹く。