男も女も、生き様は顔に出る!自分の顔を「最高の名刺」にする方法
こんばんは。
『あなたを職場性ストレスから解放する』
メンタルトレーナーの木下空です。
鏡に映る「自分の顔」を見て、ため息をつく人がいる。
鏡に映る「自分の顔」を見て、失望する人がいる。
「あの人のように、綺麗な顔に生まれていれば・・・」
「あの人のように、格好良い顔に生まれていれば・・・」
「幸せな人生を送ることが出来たのに・・・」
だが、本当にそうだろうか?
本当に「生まれ持った顔」だけで、人生の全てが決まってしまうのだろうか?
否、決してそうではない。
男も女も「生き方」が顔に出る
第16代アメリカ大統領、
エイブラハム・リンカーンの有名な言葉に、
「40歳を過ぎたら、男は自分の顔に責任がある」というものがある。
「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」にも選ばれた、
「1984年」という作品で知られる作家のジョージ・オーウェルは、
「50歳になると、誰でもその人の人格にふさわしい顔になる」という言葉を残している。
女性でいうと、
伝説的なファッションデザイナーであるココ・シャネルが遺した言葉に、
「20歳の顔は自然からの贈り物。50歳の顔はあなた自身の功績」がある。
私達の顔は、自分の両親の遺伝子から受け継いだもの。
生まれ持った、元々の「顔の造作」「顔の形」
それは、自分で選ぶことが出来ないものだ(美容整形という手段もあるが)
中には容姿に恵まれた両親の遺伝子を受け継いで、
美しい顔を持って生まれた人もいるだろう。
野生的な魅力を備えた男前や、中性的な美しさを持ったハンサムな人。
女性は愛くるしい、可愛い顔の人や、キリリとした美しさを備えた美女など。
それが「良いこと」なのか「悪いこと」なのかは、一概に言うことは出来ない。
美しい顔に生まれついたことが原因で、
悲劇的な最後を迎えてしまった人も、歴史上には多い。
現代だと、美しい顔が原因でストーカーなどのトラブルに巻き込まれる人もいる。
どんなことにも、必ず「陰と陽」があるのだ。
大切なのは「持って生まれた顔」ではない。
その人の顔から表現される「内面の輝き」である。
鏡に映るあなたの「顔」を見てみよう。
あなたの性格は、あなたの「顔」から伺い知ることが出来る。
あなたの「生き様(人格)」が、
あなたの顔という「名刺」をつくっているのだ。
人は「いい顔」にも「悪い顔」にもなる
人は、幼少期〜青年期は、ほぼ「持って生まれた顔」のままで人生を送る。
しかし、大人になるにつれて、
次第にその人の内面の「生き様(人格)」が顔に表れて来る。
外的な要因として「生活環境」「職業」「生活習慣」なども顔に大きな影響を与えるが、
それらを選択するのもまた、本人の「生き様(人格)」である。
今まで美男美女といわれて生きてきた人でも、
その人の「生き様(人格)」次第では、激しく容貌が変わり出して来ることもある。
「悪しき生き様」に身を置いている人は、徐々に「悪の面構え」に変貌していく。
逆に、持って生まれた顔の造作にあまり特徴がないような人でも、
歳を重ねていく内に、徐々に「魅力的な面構え」になっていくこともある。
毎日を笑顔で過ごしていれば、そのような顔になるだろうし、
暗く生きていれば、そのような表情が表れるだろう。
それが長い年月積み重なれば、
やがて、その人にふさわしい表情、シワなどが刻み込まれ、
その人自身を表すことになる。
もし、鏡に映った自分が「気難しい顔」をしているなら、
「疲れ切った顔」をしているなら、
それが、今のあなたの「生き方」というわけだ。
あなたが どのような人生を歩んできたのか、
つまり、毎日何を考え、どう行動してきたか、
それらの積み重ねによって、あなたの意識の中で育まれてきたものが、
あなたの「顔」に滲み出てくる、ということ。
つまり、
私達には「自分の顔」をつくっていく責任がある。
「人生経験」「環境」が顔をつくっていく
私の場合は、サラリーマンをしながら高名な武道家に弟子入りした経験や、
多くの成功体験、挫折を乗り越えてきた経験、
あらゆる学びを実践していく中で、徐々に顔付き、表情が変化してきた。
自分の心構え次第で「顔付き」は変わるのだ。
そして、自分の置かれている状況次第でも顔付きは変わるので、
自分が身を置く「状況」「環境」については、常に注意を払う必要がある。
日々の生活や疲れ、心の乱れといったものは、必ず顔に出て来る。
毎日ストレスが溜まってイライラしていると、
自然と目つきも変わって来るし、表情も重苦しくなってしまう。
性格・品格・知性が顔つきに表れる
その人の「生き様(人格)」を決めているのは、
その人の心、つまり「マインドの働き」である。
「性格」「品性」「知性」「倫理観」「価値観」などといった、
あなたの意識の中にあるもの。
心の優しい人は、顔付きも優しい。
明るく前向きな人は、顔付きも朗らかである。
意志の強い人は、顔付きにしっかりとした軸を感じる。
性根の悪い人は、顔付きから「心の醜さ」が漏れている。笑
結局、自分が選択してきた生き方に相応しい顔が、その人にもたらされるだけなのだ。
もし誰かと接した時、その人を顔見た時に、
なんとなく直感で「イヤな感じ」がした場合は、
なるべく距離を置くようにすることをお勧めする。
「人を見た目で判断するなんて」とは思わず、自分の感覚に従って行動した方が無難である。
そして、
「自分の顔も人から見られている」と肝に銘じて、
自分の普段の顔付き、面構えを意識することも大切である。
「自分の顔が最高の名刺である」と意識しよう
その人の顔は「人生経験の履歴書」であり、
その人を現した「名刺」「看板」と言える。
あなたの顔の形は、あなたがよくやる「表情」によって決まっていく。
人間の顔の形は「表情筋」という筋肉で形成されている。
表情筋は他の筋肉と違って、急に成長したりする事はないといわれている。
長い年月をかけて、じっくりと成長していくもの。
日々の表情や気持ちが、少しずつ顔の形に変化を与えていくのだ。
「笑顔の多い人」は、頬や口角を上げる筋肉が鍛えられていく。
すると本人が意識しなくても、普段から笑顔の表情になりやすい。
「ネガティブな性格の人」は、眉間にシワが寄りやすかったり、
口を「への字」にしてしまうことで、口角が下がってしまいやすくなる。
人目を気にして感情を表に出しにくい人もいるが、
逆に「表に出すまい」として筋肉の動きを制限していれば、
それもまた「癖」として表情筋に影響を与えるだろう。
人生を「いい顔」で生きると決めよう
「これからの生き方次第」で、いくらでも人間の顔は変わる。
そう、顔は変わるのだ。
自分が「何を積み上げるか」で、いつでも変わっていく。
あなたという存在を表す「最高の名刺」を、
自分の「人格」を磨くことで、手に入れることが出来るのだ。
日々成長しながら、
「いい顔」をつくっていきたいものだ。
それが、「幸せな人生」を歩んでいくためのコツである。
最後に、この名言を引用しよう。
美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。
オードリー・ヘプバーン
明日は明日の風が吹く。