【目の前の現実は真実か】人間は自分が「イメージした世界」を生きている
あなたの目の前に広がる世界は、
本当に「現実」なのだろうか?
「自分が見ている世界」の正体
私は、サラリーマン時代にメンタルを病んでしまうほどの「大きな挫折」を経験し、
そこを乗り越える為に、自分を成長させる為に、人間の「マインド」
つまり「心」「精神」「メンタル」「意識」「思考」の正体を知ろうと考えた。
そのヒントを、古代の「哲学」「叡智」などに求め、
ここ数年は「認知心理学」「量子力学」なども学び続けている。
そして、深い領域に進めば進むほど、
「複雑に見えていたもの」がシンプルになっていき、
最近は、
『なんだか「身も蓋もない結論」にたどり着いてしまったな・・・』と感じている。
私達は、精神的な苦痛の原因を「外」に求めるものだ。
「アイツのせいでムカつく」
「お金がないから不安」
「会社が悪い」「時代が悪い」など。
しかし、せっかくこのブログを読んでいただいているのだから、
そこから「一段高い視点」で、少し考えてみよう。
確かに、起こった「事象」そのものは外にあるのかもしれない。
しかし「苦痛という感情」を直接引き起こしているのは、
自分自身の「マインド」である。
目の前で起こった事象に、本来意味はない。
「諸行無常」である。
そこに意味を付けて喜んだり怒ったりするのは、
私達の「マインドの働き」によるものだ。
もし、今あなたが抱えている「人生の悩み」「苦痛」「問題」から脱却したいのであれば、
自分自身の「マインド」と向き合ってみることが、
一番の「合理的な近道」だといえる。
前述した「身も蓋もない結論」を書こう。
この世界は、
「あなたがイメージした世界」である。
世界は自分の中にある
あなたの「目の前の現実」は、
あなたの「脳内で投影された世界」である。
あなたが「五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)」によって取得した「情報(微弱電流)」が、
神経というケーブルを通して、あなたの「脳」に送り込まれる。
そして、脳の活動によって生まれる、
あなたの「マインド」が情報を認識し、取捨選択する。
そう、「取捨選択」しているのだ。
全ての情報を受け取ってしまうと、
脳が「膨大な情報」を処理しきれず、パンクしてしまう。
だから、あなたのマインドは「あなたが見たいもの」
「あなたが必要だと思っているもの」だけを選んで見る。
つまり、あなたが見ている(と思っている)現実は、
「あなたがイメージした世界」なのだ。
「イメージの力」は、強大である。
例えば、私があなたにこう言ったとしよう。
『赤くて瑞々しい、甘い「リンゴ」を、決してイメージしないでください』
どうだろうか?
あなたの意識に「赤いリンゴ」がイメージされたはずだ。
リンゴの形、色、味、リンゴから連想される思い出など、
あなたの「リンゴに関する記憶」が引っ張り出される。
その「頭の中に浮かんだリンゴ」と、
「現実世界にあるリンゴ」は、同じものである。
どちらも、あなたの脳内で投影された「イメージ」に過ぎないのだ。
あなたは、
「あなたが認識したもの」しか見えない。
つまり、この世界には「あなたがイメージしているもの」しか存在しない。
ちょっとした、面白い実験をしてみよう。
「花と蝶」のイラスト。他に何か見えるだろうか?
この生き物は、ウサギだろうか?アヒルだろうか?
同じイラストを「角度だけ」変えたもの。角度を変えただけで、カエルが馬になってしまった。
「絵と現実は違うものだよ」と思っている人は、この写真を見て見よう。
?????
自分が「こうだ」と認識していたものが、一瞬で変わったはずである。
確かな「現実」だと思っているものが、
実は、脳内で投影された「イメージの世界」に過ぎないと思い知らされる。
世界は自分が創っている
おさらいしよう。
人は「自分が見たいもの」しか見えない。
人は「自分がイメージしたもの」しか認識できない。
そして、1つの結論に至る。
人は「自分が思った通りの人間」にしかならない。
この「真理」に気付いた時、私は愕然とした。
あれほど苦痛に満ちた人生を創っていたのは、
結局は「自分自身のマインド」だった。
人は、「水たまり」で溺死することもできるのだ。
この「人間のイメージの力」「イメージの仕組み」を、
最大限に活用したものが「コーチング」である。
コーチングによって、自分の中の「イメージ」を変え、
望ましい「理想の人生」「理想の自分」に至ることが出来る。
まずは、
何かムカつくようなこと、
ストレスが溜まるようなことが目の前で起こっても、
「私のマインドが全てを決めているんだ」と意識して、
俯瞰で自分を見ることを心がけてみよう。
あなたの世界は、あなたが創っている。
明日は明日の風が吹く。