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【苦手意識を払拭!】苦手な仕事を克服する3つの方法

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苦手なことを得意に変える
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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「転職したけど、この仕事苦手かも…」

「事務はできるけど、営業は苦手…」

「パソコンのPowerPointやExcelが苦手で…」

「部下に指導するのが苦手で…」

そういった、

「苦手な仕事」に苦労している会社員は多い。

「この分野の仕事、苦手だな…」

  • 臨機応変に判断するのが苦手
  • 細かい作業が苦手
  • 数字を扱う仕事が苦手
  • 時間管理やスケジュール管理が苦手
  • 人からの要求を断るのが苦手
  • 人に頼みごとをするのが苦手
  • 初対面の人と関わるのが苦手
  • ネットやITの業務が苦手
  • 担当業務なのに苦手
  • 空気を読むのが苦手
  • 社会で生きるのが苦手(おい)

例えば、管理職・マネージャーに昇進したものの

「私にこんな重役が務まるのだろうか…」と不安だったり、

「できないかもしれない…」

「失敗したらどうしよう…」などと不安に駆られてしまう。

「苦手意識」である。

 

苦手意識を持ったまま取り組むのは「ブレーキを踏んだまま車を発進させる」ようなものである。

萎縮したり緊張したり消極的に取り組んでしまうので、あまり上手くいかない。

無意識に「失敗の方向」に行ってしまうのだ。

今回は、いつまでも仕事に苦手意識を持ってしまっている会社員が、

苦手仕事を克服し「得意」に変える3つの方法をお伝えしていこう。

 

仕事への苦手意識はなぜ生まれるのか?

 まず、「苦手」というものは自分の価値観によって生まれるものだと理解しておこう。

「良い/悪い」とかではなく、あなたの個性なのだ。

 誰しも、

「得意/不得意」「向き/不向き」というものがある。

別に、なんでもかんでも出来るように頑張る必要はない。

苦手なことがあっていい。

何かが苦手だからといって、自分を否定したり落ち込むんだりする必要はない。

そもそも、苦手なことがない人間なんて存在しない。

 

人生とは「有限の時間」である。

有限だから、やりたいことを全てをやることはできない。

だから、「自分の人生を使って何をやるか」を取捨選択する必要がある。

例えば、私は「英語を話せるようになりたい」と思ってはいるが、英語の勉強はしていない。

これは決して逃げているのではなく、

シンプルに「やりたいこと」の重要度、優先順位が低いのである(本当か?)

「話せたら便利だよね」くらいのレベルなので、切実さもなければ、本気にもならない。

 

ただ、

「仕事で必須のスキルなのに苦手」

「重要な業務なのに苦手」などという状況にいるのは、あまりよろしくない。

そのままでは、その人の「人生の質」が上がりにくい。

「仕事が苦手」だと、結果を出せないし、評価もされない。

最後には自信を失ったり、惨めな思いをする羽目になる。

 

苦手意識は「逃避意識」である

たとえば、

「お金(数字)の管理」がいいかげんだったり、だらしない人。

会社員でも起業家でも「私は数字の管理が苦手で…」という人がいる。

しかし、実は殆どの場合「数字」そのものが苦手なのではなく、

無意識に「結果」や「責任」と向き合うことから逃げているのである。

「数字=事実」つまり、

「数字を見たくない」は「事実を直視したくない」ことを意味する。

見てしまうと、自身が抱える色々な「不都合な問題」が露呈してしまうから。

苦手意識は「逃避意識」なのだ。

 

人は「苦手なこと」は避けようとする

人は、苦手なことはやらないし、避けようとする。

『〇〇が苦手なんですよね」という人は多いが、

話を聞いてみると、それを殆どやっていない。

最初の段階でつまづいて、それっきりやっていない。

「やってないこと」を「苦手なこと」にしてしまっていないだろうか?

厄介なのは、

『人は「未体験のこと」「未知のこと」にも苦手意識を持つ』ということである。

この思考を持っていると、人生に結構な悪影響が出てしまう。

「やったことないから苦手です」→「苦手なのでやりたくない」で納得していると、

「何も挑戦しない」「何の成長もない」「何の成果もない」人生になってしまう。

 

仕事の苦手意識を克服するには

たとえば、

「腕立て伏せが苦手な人」がいたとする。

しかし、毎日少しでも腕立て伏せをやっていたら、徐々に腕の筋力が向上していく。

「計算が苦手な人」がいたとする。

しかし、毎日アプリなどで計算をやっていたら、徐々に計算能力が向上していく。

経験値がたまり、レベルアップしていく。

 

当たり前のことだが、再認識しておこう。

あなたの目の前にある「苦手なこと」

それをやるか、やらないかは自由に決めていいが、

少なくとも、やらない限りは一生苦手なままである。

 

苦手なことにいつまでも目をそらしていても、何の解決にもならない。

だったら真正面から向き合って、少しでも得意になるように練習した方が、

人生も楽しく過ごせるというもの。

他人や会社は関係ない。

「自分のため」に、それをやろう。

 

私自身、自己研鑽は精力的に行なっている。

仕事で苦手なことは、どんどん出来るように取り組む。

自分が伸ばしたい能力は、どんどん伸ばしていく。

修得したいスキルは、どんどん身に付けていく。

当たり前だが、最初から人にコーチングが出来た訳ではない。

むしろシャイな性格だったし、なんなら引きこもりニートだった時期もある。笑

そんな私が、今は大手企業の管理職の方や、経営者の方をコーチングしている。

自分でも時々、

「これは壮大な夢オチなんじゃ…」などと思ったりする。

 

話が逸れたが、

苦手なことを得意に変えるのには、コツがある。

 

苦手な仕事を克服する3つの方法

①具体的に何が苦手なのか分析する

「苦手なこと」を細分化して分析し、具体的にどこが苦手なのかを明確にしてみよう。

どんな場面でつまずきやすいのか?どんな場面で焦ってしまうのか?

今までに経験してきたことを思い出してみて、

自分がその時、どんな行動をしたのかを検証してみよう。

「無意識にやってしまっていること」である。

そこを正確に理解して、掴んでおく必要がある。

そうすることで「ここに気を付けよう」「こうなった時はこうしよう」など、

効果的な「対策」「改善策」を立てることが出来るのだ。

無駄がなくなったり、落ち着いて対応できるようになったり、生産性をあげることも出来る。

 

「焦ってすぐ忘れてしまう」なら、メモを取るようにする。

「同じミスを繰り返してしまう」なら、必ずミスを検証し、原因と対策を立てる。

「仕事の段取りが苦手」なら、「自分の仕事のスタイル」を作り、ルーティン化する。

 

結局、仕事が上手くいかないのは「上手くいかないやり方」をしているだけなのだ。

苦手なことでも「上手くいくやり方」で取り組めば、出来るようになっていく。

上手くいったという「成功体験」を得たら、苦手意識も解消されていくだろう。

 

②得意分野を伸ばして苦手をカバーする

苦手なことに対して、それを直接何とかするよりも、

自分の「得意なこと」や「強み」を使って置き換えたり、カバーするという方法もある。

 

「自分の得意な分野や能力を使って取り組むことで、成果を出すことはできないだろうか?」と考えてみよう。

私は、昔は「突発的な状況」に遭遇した時に、焦ってパニックになったり思考停止してしまう人間だった。

その場で的確に判断することに、強い苦手意識があった。

ただ、物事をじっくり考えたり検討することは得意な方だったので、

休日や出勤前など「仕事以外の時間」にシミュレーションをよくやっていた。

「昨日はこういう状況でこういうミスをした。次に同じ状況になった時にベストの選択は何だろう?3つの候補を立ててみよう。それぞれどういう結果になるか予測を立ててみよう」

「今日はこういう段取りや流れで進んで行くだろうから、最適な取り組み方や必要なタスクを、今の内に考えておこう」

 

そうやって取り組むことで、ミスも減り、仕事で結果が出せるようになっていった。

「得たい結果」が得られるなら、方法は何だっていい。

業種によっては、

「得意なことで人をフォローして、苦手なことはフォローしてもらう」でもいい。

チームとして大きな結果を出せれば、何の問題もない。

苦手なことへの対処と同時に、

自分の「得意なこと」「強み」を活かすことも考えてみよう。

もし、あなたが管理職であれば「それぞれの部下の強みを活かし、補完し合う」という視点でマネジメントすることが大切である。

 

③苦手な仕事を「得意な人」から教えてもらう

何度も言おう。

上手くいかない人は「上手くいかないやり方」をしている。

「自分なりのやり方」に固執してしまっている。

それだけなのだ。

「やり方の問題」である。

 

私が会社員時代に意識していたことは、

「大きな結果を出している人達を観察し、分析する」である。

3人の「仕事で結果を出している人」「評価されている人」を選び、

その人達を徹底的に分析した。

  • どんな意識で仕事に取り組んでいるのか
  • どんな「仕事のスタイル」を持っているのか
  • 何を大切にしているのか(判断基準)
  • 何に気を付けているのか(危機管理能力)
  • どんな経験則(役に立つ知識)を持っているか
  • ちょっとした「仕事の技(コツ)」を持っているか

その人達から徹底的に技術を盗み、積極的に話しかけてアドバイスを求めた。

 

「苦手なこと」を克服し、得意に変えるのは、

その分野の達人・プロに教えてもらうのが一番である。

自分では気付かなくても、

プロから見たら「無駄なことだらけ」「余計なことだらけ」であることが多かったりする。

自分のことは「主観」でしか見れないので、自分では気付けない部分の課題というものがどうしても出てくる。

他人は他人なので、客観的にみることができるから「客観的なアドバイス」ができる。

私がメンタルトレーナーとして多くのクライアントと向き合って感じるのは、

本人が無意識にやっている「上手くいかないやり方」「無駄なこと」が多いということ。

目的地に辿り着きたいのに「ブレーキ」を踏んでいることに気付いていない。

心のブレーキを外す、ちょっとしたアプローチをするだけで、

劇的に内面が変化し、仕事でも結果が出るようになったりする。

 

苦手な仕事を得意にしていくために

色々書いてきてきたが、

単純に「苦手なことが得意になること」は、楽しい。

大きな充実感や達成感を味わえる。

  • できることが増える
  • 選択肢が増える
  • 可能性が増える
  • 能力が上がる
  • 成長できる
  • 現実が変わる

良いことずくめなのだ。

 

あなたも、勇気を出してやってみてほしい。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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