陰キャ専門ビジネスコーチ

「情けない自分」に気持ちが落ち込んだ時に意識すべきこと

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「情けない自分」に気持ちが落ち込んだ時に意識すべきこと
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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先日、当ブログの読者の方から、

「木下さんのブログを読んで、どうやったら自分と向き合えるのか、

自分なりに試行錯誤していましたが、

今日、職場でイライラの感情をコントロールできずに爆発させてしまい、

何も変わっていない自分自身を目の当たりにして落ち込んでいます」

というご相談をいただきました。

まず、メッセージを送っていただき、ありがとうございます。

 

「自分の情けなさ」に気持ちが落ち込んだ時に意識すべきこと

お答えさせていただくと、

落ち込んだりすることは、人間として「自然なこと」ですよ。

別に、そこまで悪いことではないし、

それを根拠に自分を責めたり卑下する必要も、全くない。

 

私も、仕事を仕上げようとデスクに座って作業を始めたものの、

YouTubeを見ただけで終わって落ち込んだことがある。笑

 

(追記)

さらに、今から驚愕の事実をお伝えしよう。

この記事を仕上げている今は、2023年の9月3日。

以前に7割くらい書いていたものの、ずっと未完成の状態で眠らせていた記事だったんです。

で、今改めて「最初に書いた日付」を確認してみた。

 

2018年2月9日だった。

 

いや〜、怖い怖い。笑

 

そして、

「感情を爆発させてしまった」とのことだが、

爆発まではお勧めしないが、ハッキリと自分の意思表示をすることは大切です。

 

私の場合だと、とある飲食店に行った時、

店員の態度がちょっと引くレベルで悪かったので、

何も注文せずに「もういいです」と言って店を出たこともある。笑

店員の態度を我慢してメシを食う必要なんてない。

むしろ「これで通るんだ」と思わせてしまう方が良くない。

 

今の世の中、

自分の欲得の為に他人を搾取しようとする人間や、

自分の弱さから目をそらす為に、他人を攻撃する人間は多い。

そういった「火の粉」から自分を守る為に、

「大切な自分」を守る為に、

毅然とした態度を取る必要は、当然出てくる。

 

「上手くいかなかったら落ち込む」という思考パターンから卒業しよう

人生、成功や失敗、進展や停滞もありつつも、

結局は、なんだかんだで、なんとかなる。

まだ実現していないゴールは、この先実現するのだろうし、

どうしても無理なら、清々しく諦め、次に進めばいい。

 

とにかく、自分を変えたい、成長させたい時や、

何か新しいことに挑戦する時は、

「過程」に一喜一憂するのではなく、

最終的な「辿り着きたいゴール」を意識しよう。

 

たとえば、私の話をしよう。

私は、ずっと『人前に立って話をすること』に緊張したり、プレッシャーを感じる癖があった。

 

もちろん、生まれた時からそうだった訳ではない。

むしろ、昔はそういった「注目を集めること」を好む、活発な子供だった。

小学校の演奏会では、楽しみながら木琴をノーミスで演奏した。

プレッッシャーなど、微塵も感じなかった。

 

私の「情けない自分」に落ち込んだ経験

ではなぜ、人前で立つと異常に緊張するようになったのか?

高校3年の時に、対人関係のストレスから「自臭症」になってしまい、

それ以来「教室で授業を受ける」という、

ごく当たり前のことに「とんでもない苦痛」を感じるようになってからである。

 

「周囲のクラスメートが自分のことを臭いと思っている」

「隣のアイツが咳き込んだのは、自分が臭いからだ」

 

私は、忍耐力は人並み外れて強いという自覚があるが、本当に、本当に無理だった。

あれほどの精神的な苦痛、プレッシャー、ストレス、羞恥心、絶望は、味わったことがなかった。

そして、それが毎日続いた。

いつのまにか、私にとって学校は「授業」を受ける場所ではなく、

「精神的な拷問」を受ける場所に変貌していた。

ある時、耐え切れなくなり「もうダメだ」と心が折れ、うつ病になり、不登校になった。

 

それ以来、

「教室程度の広さに限定された空間で、10〜30人程度の人間が集まる」

というシチュエーションに恐怖を感じるようになった。

特にその状況下で、1人で前に立って話したり何かをすることは、

私にとっては「大きな苦痛」になってしまった。

意識に「負のパターン」「悪い癖」が付いてしまったのだ。

 

ちなみに、当時クラシックギター教室に通うことを心の支えにしていたが、

教室で数人の前で演奏する時、

両手が笑ってしまう程震えて、何一つ演奏出来なかった。

プロスポーツ選手に起こる「イップス」と同じ症状が出ていたのだと思う。

 

ただ、私はそういった場に立ち続けたし、積極的にチャレンジし続けた。

「このままの自分」では、いたくなかった。

10回やって、10回上手く行かなかった。

しかし、経験値は上がった。

続けていると、何か感覚的に掴んだと思えるような「収穫」もあった。

 

たとえば、

自転車に乗ったことがない人が、いきなり乗れることはない。

何度も何度も、転んだりしながら、経験を積んでいく。

それを続けていくと、どこかの段階で「感覚」を掴む瞬間がやってくる。

つまり、

「自転車に乗るプロセス」と同じなのだ。

 

今まで引きずっていた「ネガティブな思考」「負のパターン」

を変えようとしたら、当然最初は上手く行かないこともある。

当たり前である。

 

ただ、やり続けることで、必ず改善していく。

「上手くいったイメージ」を意識しながらやると、より効果的ですよ。

 

成果は、ある時突然に出始める。

私は、もう人前で緊張せずに話せるようになった。

 

思った通りにいかずに、落ち込んでいるあなたへ

最後に。

私にメッセージをくださった、

「職場でイライラの感情をコントロールできずに爆発させてしまい、

何も変わっていない自分自身を目の当たりにして落ち込んでいる」あなたへ。

 

大丈夫!順調だから。

そのまま、続けていってくださいね。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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