「上司なのに、部下になめられる…」にお答えします
「会社で部下にナメられています…」
「無視とかもしてきて、仕事もやりにくいんです…」
「見下すような態度で、本当にムカつくんです…」
「一体、どうしたらいいんでしょうか…?」
というご相談をいただきました。
まず、一言言わせてください。
その気持ち、
わかりみが深すぎる。。。
私も管理職時代、
1人の部下に
本気で殺意を抱いたことがあります。笑
仕事で想定外のトラブルが起きて
ミスをしてしまった時に、
「たいした優良社員ですね!」と
薄笑いで言ってきたなぁ…
(その時期に優良社員表彰を受けたんです)
もちろん、
今では許してますよ。
ええ、本当に(ニッコリ)
職場で部下からバカにされる…
この会社で頑張ってきた自負がある。
「なんで、後から入ってきた歳下の人間に、下に見られなきゃいけないんだ?」
この「部下からナメられる」という出来事は、
わりと
多くの会社員の方にとって
「ガチギレ案件」なのではないでしょうか?
「こんなに腹立つこと、ある?」
みたいな。
では、そういった
「ナメてくる部下」に対して、
どう対処していけばいいでしょうか?
まずは、4つの対処法をお伝えしましょう。
部下にナメられた時の4つの対処法
・実力で認めさせる
まずは、正攻法です。
仕事って、どうしても
「実力」と「結果」の世界ですから、
部下がこちらよりも能力が高かったり
(本人がそう思い込んでいるだけの場合もある笑)
一時的にでも成果を出していたりすると、
調子に乗ってナメてくる場合もありますよね。
「若さ」というか、
「馬鹿さ」というか。。
実力で認めさせることが、
最も手っ取り早いですが、
逆に、部下の心に火がついて
張り合ってくる場合もあったりします。
しかし、わかりやすく
実力や結果が可視化できない業種だと、
ちょっと厄介ですよね。
そして、もし部下に対して
「ちょっとコイツには勝てないな…」
というレベルの逸材な場合は、
勝負することはやめて
部下を尊重してあげるのも、
1つの戦略だといえます。
・人格で認めさせる
部下に対して、
人間性や人格で認めさせるという手もあります。
「人望がある」
「尊敬されている」
こういった面も、
「実力のうち」とも言えますね。
人と「戦う」「張り合う」といった選択は、
40歳を越えてくるあたりで、
卒業するのがいいかもしれません。
もちろん、
例外はあっていいんですけどね。
昔、合気道の先生に教えてもらったのですが、
「無敵」という言葉
あれは、
「最強」という意味ではないんです。
「敵が一人もいない」という意味なんです。
つまり、
「敵を味方につけることが、最高の戦略」
なのだ、と。
そのためには、
「戦わないコミュニケーションスキル」
「敵に回さないコミュニケーションスキル」
を学ぶことが大切です。
「敵が1人増えること」の
デメリットは、
相当デカいですし、厄介ですから。。
・部下のサポートをする
これは、
「人格で認めさせる」に
近いことなのですが、
部下に限らず、
職場の人達に、
「常に何かをギブする(与える)」という
行動をするのも大切です。
何のためかというと、
「リスクマネジメント」です。
何がしかのメリットを
与えてくれる相手に対して、
人は基本的にポジティブに接してくれます。
ギブすることは、
小さなことでいいんです。
・皆が仕事をやりやすいように準備する
・会社の環境整備をする
・部下に缶コーヒーを奢る
そんなんで大丈夫です。
もちろん、
部下が仕事でやらかした時に
カバーに入るのが、
一番効果的です。
部下「今まで、すいませんでした・・・」
こんな感じで、
態度を改めてくれるかもしれません。
・ナメられてもいい、仕事を淡々とこなす
「ナメられても、別にいいじゃん。
仕事しにきてるんだし」と
割り切るパターンです。
もちろん、
業務に支障が出るようなことに対しては、
「〜〜してもらえると
ありがたいんだけど、いいかな?」
と、淡々と伝えましょう。
これは、やり方が二通りあると思います。
「心を達観して行うパターン」と、
部下を
「人間と見なすことをやめるパターン」です。
お好きな方でどうぞ。。
部下にナメられる原因とは
前述させていただいた
「4つの対処法」を行いながら、
「なぜ、部下にナメられるのか」
という原因も、
この機会に明確にしておきましょう。
部下が人間的に未熟なのは、
「部下の課題」なので、どうにもできない。
そして、
「自分の課題」は、
自分で改善していくことができます。
今回の原因、課題を解決しておくことで、
「同じ事態を引き起こさないで済む」
というメリットが得られる訳です。
もし、あなたが
自分に自信がなくて、
人の目が気になる
人の評価に振り回される
そういったタイプの方でしたら、
実力があっても
ナメられやすい、損しやすいので
そこは改善していくことが望ましいと思います。
他には、
・仕事の実力不足
・人望がない
・ミスが多い
・管理職だけど自分のことしか見えてない
みたいな場合は、
しっかり仕事と向き合って、
自己研鑽していきましょう。
私も昔は、
「仕事ができない」と
バカにされた時期がありました。
悔しかったです。
「仕事で見返すしかない」と思って、
本気でやり続けました。
1年ほどで、
周りに一目置いてもらえるようになり、
「あいつは仕事ができない」
と言われることはなくなりました。
ちなみに、
冒頭で書かせていただいた
「私も管理職時代、
1人の部下に本気で殺意を抱いたことがあります。」
の部下についてですが、今では逆に感謝しています。
(その経験がなかったら、今の私はいないので…)
彼が管理職に昇進した時に、
相当痛い目に遭ったのを見ていました。
「通用しない」というのを味わった訳です。
そこから、
彼の「人をナメる」という癖は、
なくなっていきました。
私もそうですが、
人って、
どこまでも未熟で、たくさん失敗して、
痛い目に遭いながら、人間として成長していくもの。
私も20歳くらいの時は、
何の根拠もないにも関わらず、
人のことナメたり、バカにしていました。
「ああ、自分も昔はそうだったな」
もし、その部下に対して
「コイツは、昔の自分のように、
成長のプロセスにいるだけなんだな」と思えたら、
生意気で不遜な部下を、
ちょっと暖かい眼差しで
見れるかもしれません。
今回は、
部下にナメられた時の4つの対処法をお伝えしました。
あなたのお役に立てれば幸いです。
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