陰キャ専門ビジネスコーチ

職場の人間関係で揉め事・トラブルを起こさない4つの方法

WRITER
 
職場の人間関係で揉め事・トラブルを起こさない3つの方法
この記事を書いている人 - WRITER -
「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
詳しいプロフィールはこちら

会社という、多くの人間が集まって組織活動する場にいると、

当然の事ながら「意見の相違」や「意見の対立」などが発生する。

中には、職場で相手と揉め事・トラブルを引き起こしてしまうこともある。

今回は、人間関係で揉め事を起こさない、未然に防止する4つの方法についてお伝えしていこう。

 

職場の人間関係で揉め事・トラブルが起こりがちな人

何を隠そう、私自身、元国営企業の管理職時代に職場で戦いまくってきた人間である。

職場の人間関係で揉め事・トラブルが起こりがちな人だった。

しかし、今は「人と戦う」という発想自体がない。

飽きるまでやったからかもしれない。笑

それは冗談だが、

「戦って得られるものはない」ということと、

「失うものの大きさ」に気付いたからである。

 

仕事をしていて、人と関わる機会は多い。

会議やミーティング、個別面談、交渉、商談など。

こういった場面で気を付けたいのは、

議論が白熱して「中身のない勝ち負け勝負」になってしまったり、

ただの「感情論」になったりする場合である。

中身はそっちのけで、

「プライドvsプライド」「正しいvs正しい」になってしまうと、終わりのない不毛な争いになってしまう。

 

絶対に自分の意見を通して勝利しないと気が済まない人間(もはや何の勝負か本人ですらわかっていない)は、少なからず存在する。

好戦的な人間、プライドの高い人間、「自分の考えこそが絶対の真実である」と盲信するモラハラ気質の人間、

自分の意見が通らないと「自分が否定された」と解釈して拗ねる人間・・・・

 

テレビ番組の「朝まで生テレビ」を見てみると、わかりやすい。

あれは討論番組として見るより、人間の感情の起伏、

コミュニケーションを考察する機会として見るのも面白いと思う。

どれだけ賢い人でも、感情的になって怒りを剥き出しにしながら、

レベルの低い争いをしている場面を見るたびに、

「知性」「人間性(人格)」は全く別のものなのだと痛感させられる。

 

もし、あなたが「そういった人達」と関わる機会が多く、ストレスを感じていたり、

無駄なトラブルを起こしたくないと考えているのであれば、

以下の方法が役に立つだろう。

 

職場で人と揉めない4つの方法

①相手が用意した勝負の舞台に立たない

好戦的だったり、勝ち負け思考の人間は、

あなたを挑発して「勝負の舞台」に誘い出そうとする。

だが、何より留意しなければいけない点は、

「その勝負のルール、勝敗の判定基準は全部相手が勝手に決めたもの」という点である。

最初から、あなたが圧倒的に不利なのである。

どんなに相手が、あなたを「勝負の舞台」に引きずり上げようとしてきたとしても、

絶対に挑発に乗ってはいけない。

乗った時点で「相手と同じレベル」にまで堕ちることを意味する。

あなたが意識すべきは、

「くだらない人間の悪影響を受けない」である。

どんな人から影響を受けたいかは、自分で明確な意図を持って選択しよう。

 

②相手に良し悪しを付けず包み込む意識で向き合う

どんなに相手が不快な態度を取ってきても、あなた自身の感情を反応させないこと。

ムッとする瞬間もあるかもしれないが、怒りの感情にフォーカスして流されてはいけない。

「大人の余裕」を持って、常にニュートラルな状態をキープしよう。

相手の存在を、自分の「善・悪」「良し悪し」「常識・非常識」で判断せずに、そのまま関わる。

「この人は、唯々こういう人なんだ」という意識で接したらいい。

極端な話、相手がどれだけ人間的にアレな人間であろうが、

それは相手の自由であり、あなたには関係がない。

それを更生したり、正そうとする筋合いもない。

関係がないのだから。

相手に期待するのはやめよう。

 

③反論ではなく「提示」する

相手の意見に対して、真っ向から反論したり否定する人間がいるが、

そこでどんなに「正論」を述べたとしても、相手の頭に残るのは「ネガティブな感情のしこり(遺恨)」だけである。

相手を完璧に論破したとして、その先にあるものは何だろう?

望ましい未来が待っているだろうか?

「何のために、自分は議論をするのか?」

「得たい結果は何か?」

目的を明確にする必要がある。

 

まずは、最初に相手の意見・考えを全部聞こう。

相手が出してきた意見が、どんなに稚拙であったり、幼稚だと感じられたとしても、

途中で話を遮ったりせずに、ちゃんと聞こう。

その際に、話を聞きながら「うん、うん」と頷き、

相手に対して肯定的なボディランゲージを表現すると良い。

相手が意見を出し切ったら、「なるほど、あなたの意見はわかりました」

といった感じで、相手の意見に対して理解を示す。

 

ここで大切な事は、相手の意見の内容について「納得する必要はない」ということ。

納得できなければ、それでいい。

ただ、「そういった考えもあるのだな」と理解するだけでいい。

相手を肯定も否定もせず、ただ、

「あなたはそうなんだね」と理解を示すことが大切である。

 

その上で、

相手の意見に対して反論するのではなく、自分の意見・考えを「提示」する。

「あなたの考えはわかりました。その意見は尊重します。そして、こういった考えもありますよ」

「あなたはそうなんですね、理解しました。そして、私はこう考えています」

という意識で、あなたの考えを提示する。

この方法だと相手と衝突しないから、揉め事に発展することもない。

 

④相手に精神的なストッパーをかける

相手にストッパーをかけるとは、

「こいつは敵に回すと厄介だ」

「こいつに舐めた態度を取ると厄介なことになる」

「こいつの領分に立ち入ってはいけない」といった、

「精神的な抑止力のこと」である。

  • 普段の自分の態度、立ち振る舞い
  • 仕事の実力・仕事の実績
  • 普段の人間関係で筋を通しているか
  • 真摯な態度で仕事に取り組んでいるか

日々こういったところを意識しながら、

「精神的な抑止力」を築き上げていくことが大切である。

それがあると、本当に「相手からの余計なトラブル」が起こらなくなる。

例えば極端な話、理不尽なパワハラをしてくる上司に、

あなたが1回でも本気でキレたら、二度と舐めた態度を取ってこなくなる。

「コイツは場合によってはキレてくる」と上司が認識するからである。

 

ちなみに私の場合「無言の圧をかます」ということを得意技にしていた。笑

余計なことは言わないし、表情も笑顔。

しかし、怒りと殺気が出ている。

相手は唯ならぬ気配を察知して、二度と同じことをして来なくなる。

 

「相手を叩きのめすための戦い」はする必要はないが、

「自己防衛のための戦い」は必要である。

相手がこちらの尊厳を蹂躙してきた場合のみ戦うということ。

深追いはしなくていい。

 

仕事の対人関係でトラブルを起こさないために

どんなに好戦的な人間であっても、これらのマインドセットを持って接することで、

不毛な闘いを回避することができる。

 

武道の視点で表現するなら、

「柳の木」のような姿勢で相手と関わることが大切である。

どんなに頑丈な大木であっても、強い台風が直撃したら折れてしまう。

他方、柳の木は柔らかく、しなやかに台風の圧力を逸らし、避けてしまう。

その「しなやかさ」こそが、本当の意味での強さなのだ。

つまりメンタルが強い人は、

「しなやかなメンタル」の持ち主であるということ。

相手とぶつからない、衝突しない。

相手の悪意を真正面から受けずに、するりと躱す。受け流す。

 

私はこれを「柳の意識」と呼んでいる。

折れない、ブレないメンタルに必要なのは「頑強さ」ではない。

「しなやかさ」なのだ。

それを意識しながら人と関わっていくと、

少しづつ腑に落ちて使えるようになっていく。

ちなみに、私は職場の人間関係に悩む方に「柳の意識」を教えているので、

興味のある方は「木下空 公式LINE相談」にご相談を。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

この記事を書いている人 - WRITER -
「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
詳しいプロフィールはこちら

コメントや感想はこちら

Copyright© 木下空 公式サイト , 2016 All Rights Reserved.