知っている事を何度も言われた時の反応について

あなたも、(主に)上司から仕事の件で何らかのレクチャーを受けたり、
もしくは昔の自慢話や個人的なエピソードを聞かされる時があると思う。
最初の1回目であれば、自分も知らない事なので「そうなんですね!」と素直に聞けるだろう。
ただ、これが5回6回となってくると、例えば仕事の話なら「それ位知ってるよ!」とか、
「初心者じゃないんだから、当たり前の事は言わなくて結構です!」と思ったり、
個人的なエピソードであれば「またその話かよ・・・、何回言ったら気が済むんだろう」
「もうその話はウンザリする程聞いたよ・・・・」と辟易するかもしれない。
そんな時ムッとして、条件反射的に、
「知ってます!」
「もう聞きました!」
と口に出してしまう人がいる。
これはサラリーマンとしてだけでなく、コミュニケーターとしても、ちょっと残念なレベルである。
そもそも、なぜあなたに上司が何度も、仕事のレクチャーや過去の自慢話をしてくれるのか?
「気に入ってもらっている」
「目をかけてもらっている(厳しさとしても)」
からである。
そして、そんなあなたに自分の知識や経験をシェアし、結果あなたが感謝したり、
憧れの目で見る事で「承認欲求」を満たし「自己重要感」を高めたいからである。
おわかりいただけただろうか。
あなたの役に立ちたい、あなたに肯定的に見て欲しいのである。
そして、そんな自分を好きになりたいのだ。
上司が同じ話を何度もしてきても、何度でも「感謝」、話の内容によっては「驚き」を持って応えたらいい。
その度に、上司のあなたに対する評価は上がる。
あなたが、上司の「承認欲求」「自己重要感」を満たす存在だからだ。
解説的になってしまったが、
結局は「ありがたい」ということ。
その言葉に尽きる。
今日も頑張っていきましょう。
あなたにとって最も人間的なこと。
それは、誰にも恥ずかしい思いを
させないことである。
ニーチェ