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相手と信頼関係を築くためのスキル「ミラーリング」とは?

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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前回の記事

「良好な人間関係」の土台となる「ラポール」とは?

では、良好な人間関係を築くための、

「ラポール(信頼関係)」の重要性について触れたが、

今回から、相手とラポールを築くための、

強力な「コミュニケーションスキル」を紹介していきたい。

 

言語と非言語のコミュニケーション

対人コミュニケーションには、

「言語のコミュニケーション」

「非言語のコミュニケーション」

の2つがある。

世の中には色々な人がいるが、

どんな性格の人であっても、

とっているコミュニケーションは、この2つである。

 

有名な「メラビアンの法則」というものがある。

人とのコミュニケーションにおいて、

  • 言葉(話の内容)が7%
  • 話し方(声のトーン、声質の高低、声の大きさ、リズム)が38%
  • ボディランゲージ(姿勢、身振り、表情、しぐさ、目線)が55%

「話す言葉の内容よりも、非言語部分の重要性が93%を占める」

というものである。

しかし、これはやや大げさというか、

後に曲解されたものであることが判明しているが、

それでも、非言語のコミュニケーションが重要なものであることに変わりはない。

 

あなたが人とコミュニケーションをとる時、

相手の表情、声のトーン、声質、姿勢、目線といったものから、

多くの「情報」を得ている。

誰かと話をしていて、

「この人は嘘をついている」

「この人は信用できない」

そういった「違和感」を感じるのも、

「非言語」の部分から情報を得ているから。

 

「言語」と「非言語」の両輪があって、

初めて「理想的なコミュニケーション」が成立するといえる。

 

非言語のコミュニケーションは、

大きく「3つ」に分類することができる。

V(visual)視覚

A(auditory)聴覚

K(kinesthetic)身体感覚(触覚、味覚、嗅覚)

なお、人はVAKのいずれかの感覚が優位になる傾向があり、

これを「VAKモデル」という。

自分が「VAK」の、どのタイプなのか診断してみるのも面白いだろう。

 

今回は、

「V(visual)視覚」からラポールを構築するスキル

「ミラーリング」についてお伝えしていこう。

 

鏡の心理スキル『ミラーリング』とは

「ミラー」とは、鏡を意味する。つまり「ミラーリング」は、

相手のしぐさを鏡写しのように真似るテクニックである。

「真似る」「模倣する」といった行為は、

相手に対する尊敬や好意の気持ちを表現したものとして認識され、

無意識に「自分の仕草を真似る人=仲間・味方」といった形で記憶・認識される。

 

人は、本能レベルで

「自分と似ている人」を好きになる生き物である。

 

例えば、

相手の座り方、足の組み方、手の位置、姿勢、

コーヒーを飲むタイミング・・・

いくらでも真似る要素はある。

ここで大切なのは「さりげなく真似ること」である。

 

というのも、相手に「自分の真似をされている」と意識されると、

勘繰られたり警戒されてしまい、逆効果になるからだ。

 

ミラーリングに「さりげなさ」を加えたテクニックを、

「クロスオーバーミラーリング」という。

 

例えば、相手が腕を組んだら、自分は脚を組むというように、

微妙にズラして真似をする。

相手が髪を触ったら、こちらは頬の辺りを触る。

相手が頭を掻いたら、こちらは首を掻くといったように。

違う部位で真似することによって、

相手は真似されていることに気付きにくい。

クロスオーバーミラーリングは「時間差で真似をする」といったことも含む。

5秒〜30秒ほど時間をおいてから、相手の動作に似た挙動をする。

相手に「なんとなく、自分と似ている」

と親近感を持たせることができれば成功である。

 

ちなみに、

優れた営業マンは、大抵ミラーリングを高いレベルで実践している。

上手く活用できれば、一瞬で相手と打ち解けられるスキルなのだ。

 

 

次回は「V(visual)視覚」のコミュニーケションスキル

「ペーシング」についてお伝えしていこう。

 

次回記事:相手と信頼関係を築くためのスキル「ペーシング」とは?

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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