「賛否両論」を歓迎する

人生においても、
会社においても、
あなたが自立的に「自分の人生」を生きていこうとする時、
誰かがあなたを批判するだろう。
あなたが未体験のことに挑戦し、新しい世界に手を伸ばそうとする時、
誰かがあなたを止めようとするだろう。
「すべての人から賞賛を持って受け入れられる」
これは幻想である。
賛否両論こそが、最も自然な状態なのだ。
歴史を振り返ってみた時、
革新的なモノや人間が現れると、
異端として批判される→議論の対象になる→スタンダードになる
の3段階を辿る。
「プリンス」という世界的に有名なミュージシャンを知らない人は少ないだろう。
彼はデビューライヴ(ローリングストーンズの前座)で、
観客の大半からブーイングを浴びせられ、靴やペットボトルを投げ込まれ、
散々な結果に終わった。
彼は終演後、トイレで泣いた。
あれほど才能に溢れた天才ミュージシャンも、
スタートはそんなものだったのである。
あなたが何かにチャレンジする時、
周囲の批判を気にする必要はない。
批判する人間の目を気にする必要はない。
ただただ、自分を信じて、やり遂げる。
そして、
賛否両論を以て迎えられている、
今の状況を歓迎しよう。
面白いじゃないか。
「のぞむところだ」
武者震いしながら、進めばいい。
前のめりで、突き進めばいい。
あなたの世界を変えられるのは、あなただけである。
「獲りたい」などと言っていてはだめ。
「獲る」と決めれば取れる。
落合博満