【集中力を高めると人生が変わる】不朽の名著『集中力』を読み解く
「素晴らしい本との出会い」が、
人生を変えるきっかけになることがある。
もし、あなたの周りに
「尊敬できる人」
「手本にしたい人」
が見当たらないのであれば、
「本を読むこと」をお勧めします。
過去の歴史上に存在した
偉人、哲学家、経営者、
武士、活動家、冒険家、リーダー。
そういった、
「自分を遥かな高みまで昇華することに成功した人」
の思想に触れることが大切である。
今回ご紹介させていただくのは、
セロン・Q・デュモン著
「集中力」である。
「集中力」セロン・Q・デュモン著
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＊目次
レッスン１ 集中力があれば道は拓ける
レッスン２ 集中力で身につけるセルフコントロール術
レッスン３ 望むものを手に入れる方法
レッスン４ 環境はあなたの思いどおり
レッスン５ 無限の精神力を引き出すために
レッスン６ 勇気のある人間
レッスン７ エクササイズで身につける技術
レッスン８ 集中力で願望を達成する
レッスン９ 理念の育て方
レッスン１０ 集中力で伸ばす強い意志
レッスン１１ 最後にもう一度、集中力の大切さについて
「セロン・Q・デュモン」はペンネームで、
本名はウィリアム・ウォーカー・アトキンソンというアメリカ人。
あの有名な「引き寄せの法則」の著者である。
１８６２年に生まれ、１９３２年に亡くなるまで、
１００冊以上の著作を残している。
驚くべきことに、本書は１００年以上前に書かれたものであり、
時代の波に流されずに読み継がれてきた古典といえる。
自己啓発やコミュニケーション、
ビジネススキルなどの本を買って勉強する人は多いが、
「集中力」について学び、向上させようという人は少ないのではないだろうか。
本書は「集中力を鍛えること」について、
それが如何に重要かという、大きな示唆を与えてくれる。
集中力とは何か？
集中力とは、
「意志の力で、心と体を完全にコントロールする能力」
である。
その能力が乏しければ、何かを学んでも吸収出来ないし、
何かに取り組んでも「望ましい結果」を出せない。
「人生を成功させる」ための前提として必要なのが、
「集中力」です。
「集中力のエクササイズ・訓練方法」も掲載されている。
しかし本書が最も素晴らしいのは、
集中するための「意識の在り方」を教えてくてることである。
心構え、信念、考え方、自制能力、冷静さ、意志の力・・・
そういった、いつの時代でも変わらない、
「人間の不変の真理」について学ぶことができる。
私は、この本と出会ったことによって、
大きく集中力を向上させることができた。
精神的にボロボロの状態で、
それでも自分を成長させようともがいていた時、
偶然この本と出会い、手に取った。
穏やかな、しかしどこか強さを感じさせる語り口に導かれ、
「自分にもできるんじゃないか」という勇気をもらうことができた。
とっくの昔に、この世を去っている人物からである。
人生は、面白い。
「最も強力な読書法」がある。
毎日２回、少なくとも１ヶ月読み続ける方法である。
丸々１冊読むのは厳しいので、
例えば「１章と２章を、毎日２回読む」を１ヶ月間続ける。
次に、残りの３章と４章を毎日２回、１ヶ月読み続けるといった具合である。
この方法で本を読むことによって、完全に「潜在意識レベル」まで、知識を落とし込むのである。
もしチャレンジしてみたいのなら、
１日３回、３ヶ月読み続けることをお勧めする。
「本の知識」を、完全に自分のものとすることができる。
本書は「集中力を高めるための本」だが、
同時に「人生を切り拓く勇気」を与えてくれるものである。
ぜひ、手に取って読んでいただきたい。
私がお勧めします。
人は誰でも二人の自分を持っています。
前進しようとする自分と、後退しようとする自分です。
どちらの自分に集中し、育てるかによって、最終的にどんな自分になるかが決まります。
どちらの自分も支配権を握ろうとしています。決着をつけるのは意志だけです。
意志の力をもって崇高な努力をした人は、輝かしいキャリアを手にし、奇跡と言っていいことを成し遂げられます。
あなたがその人かもしれません。
セロン・Q・デュモン（集中力より）
