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【脳=思考を整える】「脳が冴える15の習慣」

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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今回ご紹介させていただくのは、

脳神経外科専門医の築山節先生の著書

「脳が冴える15の習慣」である。

脳が冴える15の習慣

記憶・集中・思考力を高める

築山 節 (著)

内容(「BOOK」データベースより)

最近、何となく頭がぼんやりしている―。記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。

 

人間は「思考する動物」である。

では、その「思考」が何によって行われるかというと、

もちろん、誰もが「脳」と答えるだろう。

私達は、進化の過程で高度に発達した「脳」を使って思考し、行動する。

 

しかし、多くの人が忘れてしまっているのではないだろうか?

「脳」も、心臓や肺、胃、腸と同じ

「臓器」の1つであるということに。

 

「思考」は人間の「脳という臓器」の活動なのだから、

当然、脳の状態であったり、コンディションの良し悪しによって、

パフォーマンスに大きな差が生まれる。

 

人はどこかで「自分の思考は、常に安定したものである」という認識を持っている。

「一貫したものである」という認識を持っている。

 

しかし、例えば40度の高熱を出したらどうなるだろう?

脳は疲弊し、思考どころではなくなるだろう。

 

多くの人が、自分の健康状態がどれほど「思考」に影響を及ぼし、左右するかということに、

無頓着すぎるのではないだろうか?

 

例えば、多くの人が「夜更かし」をする。

現代社会を生きていく上で、それは仕方ない部分もある。

どんな真夜中でも、街灯が明るく照らしているし、

24時間営業のコンビニもあるし、飲食店もある。

しかし「夜更かし」や「睡眠不足」が、

脳の活動にどれほどの影響を及ぼすかについては、

自覚的であるべきである。

 

毎日多くの時間を、パソコンやスマホ、テレビを見て過ごす。

それが、脳の活動にどれほどの影響を及ぼすかについては、

もっと意識的であるべきである。

 

そういった生活を続けていると、やがて「脳の機能」が低下していき、

  • 話しかけられた時に、パッと反応できない
  • 本や新聞を読んでも内容が頭に入ってこない
  • 覚えていたことを「ド忘れ」する
  • 思考がすぐに途切れる
  • 集中力が続かない
  • すぐにボンヤリしてしまう
  • 情緒不安定になる

といった「弊害」に悩まされることになる。

 

自分で自覚し、意識的でいることで、対処することができる

 

本書では、筆者が脳外科医として「ボケ症状」の治療に取り組んできた経験に基づいた、

脳のコンディションを整え「思考」のパフォーマンスを最大限に発揮する為の、

「15の習慣」について書かれている。

  • 習慣1 「生活の原点をつくる」 脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
  • 習慣2 「集中力を高める」   生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
  • 習慣3 「睡眠の意義」      夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう

 脳の活動を安定させ、集中力や頭の回転の速さを高めたりするための習慣。

  • 習慣4 「脳の持続力を高める」  家事こそ「脳トレ」雑用を積極的にこなそう
  • 習慣5 「問題解決能力を高める」 自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
  • 習慣6 「思考の整理」       忙しい時ほど「机の片付け」を優先させよう

 思考系の中枢である前頭葉を鍛えたり、その力が発揮されやすい環境を整えたりするための習慣。

  • 習慣7 「注意力を高める 」   意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
  • 習慣8 「記憶力を高める」    「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう

 情報を脳に入力する力と記憶力を高めるための習慣。

  • 習慣9 「話す力を高める」    メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
  • 習慣10「表現を豊かにする 」  「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう

 情報を出力する力、つまりコミュニケーション能力を高めるための習慣。

  • 習慣11「脳を健康に保つ食事 」 脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
  • 習慣12「脳の健康診断 」    定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう

 臓器としての脳を健康に保つための習慣。

  • 習慣13「脳の自己管理」     「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
  • 習慣14「想像力を高める 」   ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
  • 習慣15「意欲を高める 」    人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう

 応用編。習慣13は脳を自己管理する方法。習慣14は「ひらめき」を生み出しやすくする習慣。習慣15は意欲を高めやすくする生き方について。

 

時間的にも経済的にも負担にならない、

老若男女、誰にでも簡単に実践できるものである。

本書の一文を引用する。

脳にとって良い習慣を身につけることは、木を育てることに似ています。豊かな葉を繁らせる木でも、環境と育て方が悪ければ葉が落ちる。それが脳で言えば、機能が衰えたり、上手く使えなくなったりするということです。そのとき、何か特殊な方法で一時的に回復させることができたとしても、長続きしません。環境と育て方に原因があるわけですから、時間が経てばまた枯れていきます。大切なのは、その原因を解消することです。脳で言えば、生活を改善する必要があります。だからといって、すべてを変える必要はありません。いくつかの有効な習慣を身につけるだけでいいのです。それを身につけたからといって、すぐに劇的な効果が現れるとは限りませんが、その効果は一生続く。じわじわと脳の働きを高め、仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻せていきます。そのための指針を示すのが本書の趣旨です。

 

「本書で書かれていることを、すべて律儀に実践する必要はない」と、筆者は言う。

ただ「脳の性質」や「脳の機能を向上させる方法」を知ることで、

自分で脳のコンディションを整え、対処することができる。

「自分で脳に良い影響を与える能力」を身につけることができる。

それはすなわち、

「人生を豊かにするスキル」ともいえる。

 

当ブログのテーマである、

「自分の人生を自立的に生きる」という目的にも、合致するものである。

 

全ての物事が過度に効率化され、便利過ぎるともいえるこの現代社会で、

ともすれば、無自覚のまま脳の機能を衰えさせてしまわぬよう、

気を付けていきたいものだ。

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

 

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