「喪失感」との向き合い方
昨日あった「大きなアクシデント」による喪失感は、
やはり大きいようだ。
時間が経つにつれ、じわじわと心に拡がっていく。
なかなか、仕事が手につかない。
どこかボンヤリしてしまう。
毎日のブログ更新は自分にとって「大切な約束」なので、
今もこうしてパソコンと向き合っているのだが、
「今日は集中力が落ちているな・・・」
と感じている。
何か「自分にとって大切なもの」を失った時の喪失感。
「心の拠り所」を失った時の喪失感。
誰しもが、人生においてそれぞれのタイミングで経験することである。
失ったことに対しての喪失感は、必ずある。
それは自然なことだ。
大切なのは、そこに「絶望」や「憎しみ」「後悔」といった、
「ネガティブなイメージ」を紐付けないことである。
人生とは旅であり、
たった一つの、
あなただけの物語である。
行く先々において、誰かと出会い、誰かと別れるだろう。
何かを得ることもあるし、何かを失うこともあるだろう。
「別れ」があるから「出会い」の尊さを感じられるし、
「冬の寒さ」を知っているから「春の暖かさ」に感謝できるのである。
「失う」ということは、ネガティブなことではない。
あなたの人生において大きな経験、示唆を与えてくれるだろう。
あらゆる物事は、あなたにとって適切なタイミングで起こる。
必ず、意味のあるタイミングで起こる。
別にスピリチュアルな話ではなく、私自身がそう実感してきたことだし、
私の尊敬する人達も、異口同音にそう言うのである。
どうやら、何らかの法則が働いているらしい。
寂しさ、哀しみ、哀愁・・・
そういった感情も、悪いものではない。
次の「人生のステップ」に向かう為の、
「成長の通過儀礼」のようなものだ。
我慢する必要はない。
少し立ち止まり、
それを味わい切ったら、次に進めばいい。
「感謝とともに、手放す」のである。
「喪失感」という道を通り過ぎて、
また新しい地平に立った時、
あなたは気付くはずだ。
「人生の美しさ」に。
明日は明日の風が吹く。