相手と信頼関係を築くためのスキル「頷き」「相槌」とは?

「相手とラポール(信頼関係)を築くためのスキル」シリーズ。
今回は、
K(kinesthetic)身体感覚(触覚、味覚、嗅覚)
のコミュニケーションスキル
「頷き」と「相槌」についてお伝えしていこう。
過去記事はこちら 3つの非言語コミュニケーション V(visual)視覚 相手とラポール(信頼関係)を築くためのスキル「ミラーリング」とは? A(auditory)聴覚 相手とラポール(信頼関係)を築くためのスキル「ペーシング」とは? K(kinesthetic)身体感覚(触覚、味覚、嗅覚) Now! |
「頷き(うなずき)」と「相槌(あいづち)」
あなたも、誰かと話す時に使っているかと思う。
「頷きと相槌なんて、誰でも使っているものじゃないか・・・
これがコミュニケーションスキルなの?」と思った方もいるかも知れない。
しかし、
「頷き」と「相槌」は、驚くほど強力で効果の高い心理スキルである。
極端な話、適切に「頷き」と「相槌」を使うだけで、
相手と信頼関係を築くことも可能である。
態度で示す「頷き」と、言葉で伝える「相槌」
それぞれについて解説していこう。
相手に肯定感を与える「頷き」
「頷き」は、相手の話を聞いているという「肯定の意思表示」であり、
「あなたの意見を肯定していますよ」という「無言のメッセージ」である。
人は「相手に受け入れられている」と感じると、
それに応えようとして、さらに自己開示をするようになる。
安心感を覚え、より深い話が出来るようになる。
例えば、もしあなたが相手の話を微動だにせず、黙って聞いていると
相手は「この人は本当に自分の話を聞いてくれているのだろうか?」
と不安になることだろう。
頷くことで「あなたの話を聞いていますよ」というサインになり、
相手は安心して話が出来るようになる。
「頷き」のバリエーションは、できるだけ多くあった方が良い。
「浅い頷き」を多用することは、相手に軽薄な印象を持たれてしまうことがあるので、
要所要所で「深く頷く」ことがベストだといえる。
頷くタイミングは、相手の「話の腰」を折らないように、
相手のリズムにテンポよく合わせるようにしよう。
相手が頷いた時は、こちらも頷くことが望ましい(ミラーリング)。
速すぎたり遅すぎたり、ペースの合わないうなずきは、相手の「話の腰」を折り、
話す気持ちを萎えさせることになってしまうので注意が必要である。
相手が心地よさを感じる「相槌」
「相槌」のバリエーションは、大きく分けて3種類がある。
- 応答「うん」「はい」「ええ」など
- 理解「そうそう」「そうですね」「そうか」「そうだね」など
- 感嘆「へぇ〜!」「うわー!」「ほう!」「なるほど〜!」など
どの「相槌」も、
相手が「この人はしっかりと自分の話を聞いてくれている」と感じさせるものであり、
相手はあなたの相槌を「見て」「聞いて」「感じながら」安心して話をし続けることができる。
「単調な相槌」や「無感動な相槌」にならないように、意識して行うことが大切である。
「相槌」なので「えっ、嘘!?」「そんなバカな!」といった
「否定的な言葉」を使わないように注意したい。
相手の感情に共感しながら、上手く「相槌を打つ」ことができると
「この人は話しやすい」「つい色々と話してしまった」
といった状態になり、相手と信頼関係を築くことができるようになる。
仕事やビジネスでも恋愛でも、オールラウンドに使うことができる。
「頷き」と「相槌」を使いこなしていこう
いかがだっただろうか?
「頷き」と「相槌」この2つを行う際に大切なポイントは「傾聴」である。
傾聴とは「相手と誠実に向き合い、相手の言葉に耳を傾けること」
「相手の心」と向き合い、寄り添うこと。 相手の話を傾聴する意識がなければ、
何をやっても「小手先のテクニック」で終わってしまうだろう。
そして、できるだけ相手の目を見て、真っ直ぐな心で向き合うことを心がけよう。
あまり見過ぎるのも相手を緊張させてしまう場合があるので、
これも適度に、相手に合わせてやっていきたい。
相手の目を見るのが恥ずかしいという方は、 相手の鼻や眉間を見て話すと良いだろう。
数回に渡ってお伝えしてきたが、
今回で「非言語のコミュニケーション 」のスキルは終了である。
次回は「言語のコミュニケーション」のスキルである
「バックトラッキング」についてお伝えしていこう。