【上手にヘコむ】気分が「落ち込んだ時」の対処法
長い人生、色々なことがあるものだ。
仕事で嫌なことがあったり、突発的なアクシデントが起こったり、
トラブルに巻き込まれたり・・・
そういった時は、気分が落ち込んでしまう。
何とも言えない、辛い気分を味わうことになる。
私もサラリーマン時代、星の数ほど「落ち込む」という経験をしている。
落ち込んだ気分を引きずりながら、
自分の感情に振り回されながら、
何とも言えない表情で、毎日会社に行っていた。
そして、そんな自分を変えたくて「人の心」「心理」について学び、
実践を続けているうちに、あることに気付いたのである。
「落ち込むこと」にはコツがある
「正しく落ち込むこと」で、
嫌な気分を引きずることなく、すぐに立ち直ることができる。
今回は「落ち込んだ時の正しいマインドセット」
「すぐに立ち直るためのコツ」について、お伝えしていこう。
そもそも、なぜ人は「落ち込む」のか?
- トラブルやアクシデントが発生して、物事が「自分の思い通り」にいかなかった時
- 他人から「自分を否定された」時
この2つの事象によって、気分が落ち込むことがある。
例えば、こんな例がある。
12月に引越しをしようと思い立ち、
新しい住まいを探していた。
年の瀬で時間もあまりなかったが、
一日中、仲介業者の方と物件を見て回り、
ようやく理想の物件を探すことができた。
部屋は綺麗だし、間取りもバッチリ。
バルコニーからの眺めも最高だ。
「ここにします!」
仲介業者に伝え、仮の手続きをして、
ワクワクしながら帰った。
ギリギリだったが、年内に引っ越して、
新たな気持ちで新年を迎えることができそうだ。
しかし、
翌日に仲介業者から電話がかかってきた。
「すいません、家主の方からNGが出ました・・・」
「ええええ!?」
「自営業の方は預金が400万円ないと嫌だそうです」
「そんなアホな!?」
なんとかならないかと色々と掛け合ってもらったが、
結局駄目になってしまった。
引越しの手配、臨時ゴミ回収、そう行った手続きも全てキャンセル。
これで、年内に引っ越すことは無理になった。
正直、久しぶりに落ち込んでしまった笑
気分がヘコんだし、腹も立った。
少し自分を否定されたような気にもなった。
ただ、それを引きずることはない。
まず、こういったアクシデントが発生して落ち込んだ時にすることは、
その落ち込んだ感情をしっかりと味わうことである。
ヘコみたいなら、ヘコんでいい。
腹が立ったら憤慨し、怒ってもいい。
悔しさを噛み締めてもいい。
我慢して、自分を押し殺す必要はない。
キッチリと感情を消化し、昇華させる必要がある。
そうしないから、ネチネチとしたものが残るのである。
純粋な感情は、サッパリとしているものだ。
そして、落ち込んだ時にやってしまいがちなこと、
注意したいことがある。
それは、
「自分」や「他人」を責めることである。
「憎むこと」「恨むこと」である。
そういった「執着心」を生み出してしまうと、一気に苦しくなってくるし、
後々まで引きずってしまい、立ち直りにくくなる。
「下手な落ち込み方の典型パターン」といえる。
とにかく、落ち込んだ時に注意したいことは、
「執着しないこと」
「痕に残さないこと」である。
気分が落ち込んだ時は、
こういった対処法を実践してみるのも効果的である。
気分が「落ち込んだ時」の対処法
- 「こんなことがあった」と誰かに聞いてもらう
誰かに洗いざらい聞いてもらい、全てを吐き出してしまうと、
落ち着いてくるし、気分もスッキリとするものである。
- その日は早めに寝る
睡眠を多くとることで、翌日にはスッキリと目覚めることができる。
ネガティブな感情を解消するには、睡眠が効果的である。
- 運動をする
ジョギングや散歩などの運動、スポーツをすることは、
良い気分転換になる。運動で汗をかくことは、
大きなストレス解消効果がある。
- 好きなことをやる
気分転換に街に出かけたり、サウナや岩盤浴に行ってみたり、
映画を見たり、友人と食事に行ったり、自分が好きなことをやって楽しもう。
楽しいことに没頭していると、いつの間にか嫌なことを忘れているものだ。
そして、少し気分が落ち着いてきたら、
「では、どうするか?」という意識に切り替えよう。
起きたことを検証し、対応策を考える。
アクシデントがあって、落ち込んだ。
では、どうするか?
「今できること」は、なんだろう?
どうすれば、状況が良くなるだろうか?
「起きたこと」は、もう仕方ない。
起きてしまったのだから。
それは「過去」である。
あなたがどうこうできるのは「今」しかない。
いつだって、目の前には「今」しかない。
「今」からどうするか?
それだけに集中すれば良いのである。
「過去」に引きずられて「今」をダメにすることほど、
無駄で虚しいことはないのだから。
明日は明日の風が吹く。