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【寂しい】「一人の孤独感」から解放される対処法

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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街を歩けば、

今日も沢山の人が行き交う。

 

人に囲まれていても孤独感を感じる現代人

あなたがいる会社も、あなたの上司や同僚、部下など、

それぞれが組織の一員として働き、それぞれの役割を担う場である。

現代社会に生きることは、多くの人と関わることでもある。

 

しかし、多くの人間に囲まれているのに、人生で孤独を感じている人は多い。

周囲と断絶されているように感じたり、話す相手がいないように感じていたり…

 

「友達がいないんです」

どこか寂しそうに、自虐的に語る人を見てきた。

 

「みんな楽しそうにしているのに、それに比べて自分は・・・・」

世界に「ひとり」取り残されたような、どうしようもない孤独感。

みんなでワイワイ楽しそうに話す「輪」に加わることもできず、

人生の楽しみを謳歌することなく、惨めな気持ちを抱えながら毎日を送る。

SNSで友達の充実した楽しそうな投稿を目にして、なんとも言えない虚しさに襲われる。

家に帰って、コンビニで買った夕食を食べながらテレビを見たり、

なんとなくネットを見て、寂しさを紛らわせることが救い。

 

 

人間は、精神的な「繋がり」を求める生き物である。

「集団活動」によって生存競争をサバイバルし、繁栄してきた生き物である。

だからこそ、孤独感とは誰にとっても耐えがたく辛いものなのだ。

もしかしたら、あなたも人生で孤独を感じているかもしれない。

何か辛い出来事があって、孤立し、孤独になっているのかもしれない。

 

私自身も、大きな孤独感に苛まれながら生きてきた人間である。

毎年この時期になると成人式のニュースが出てくるが、

私には成人式の思い出がない。

家から1歩も出なかったからだ。

あの頃は、孤独感しかなかった。

 

 

今回は、

人の心を支配する「寂しさ」「孤独感」から解放される為の対処法をお伝えしていこう。

 

「一人の孤独感」から解放される4つの考え方

①ひとりでいることが「孤独」なのではないと知る

あなたが「ひとりでいること」自体に耐えられない、不安を感じてしまうのであれば、

それは意識を改める必要があるといえる。ひとりでいることは、何も悪いことではない。

「ひとりでいることは、寂しい」それは、ただの「思い込み」であり、

少々偏った価値観だといえるだろう。

なぜ、ひとりでいることは「寂しいこと」だと思うようになったのだろう?

根本を探っていくと、そう感じてしまう原因は「自分に自信がない」から。

あなたの「劣等感」によるものである。

『ひとりでいることは「寂しいこと」』

そんな「思い込み」による孤独感を紛らわせるために、どこか無理して群れている人も多い。

論理的に考えると、一切何の根拠もない。

ひとりでいることが好きな人は、いくらでもいる。

ひとりで人生を謳歌している人は、いくらでもいる。

 

劣等感から来る「思い込み」を捨て、

「ひとりを楽しむ」ことを試みてみよう。

ひとりでも気分良く過ごせるように、色々とチャレンジしてみよう。

例えば、ひとりで映画を観にいってもいい。

ひとりで焼肉を食べに行ってもいいし、

ひとりで猫カフェに行ってもいい(全部私のことである)

自分の好きなことなのに「2人以上じゃないといけない」

という無意味なルールを作るのは、もったいない。

あなたの好きなことを、思いっきり楽しめばいいのだ。

何にも遠慮する必要はない。

ひとりを楽しむことができたら、周囲の人達とも「健全な関係性」を持てるようになる。

「寂しいから」という不毛な理由で、無理をして群れる必要がなくなる。

 

②自分と他人を比べない

「あの人は友達も多くて、いつも楽しそうで、いつも輝いていて、それに比べて自分は・・・」

そういった「人気のある人」と自分を比べて落ち込むことほど、不毛で無意味なことはない。

メンタルコーチとして意見を言わせていただくと、

殊更に自分の派手な生活や、取り巻きや人脈の多さを周囲に見せつける人は、

心の底に悲哀のようなものを抱えていることが多い。

そういった人は、上辺だけの薄い関係性しか築けなかったりする。

そして、他人が何をしているのかは、あなたとは関係がない。

他人の光の部分だけを見て落ち込んだり、不愉快な気持ちになる必要はない。

不幸とは、他人と自分を比べた瞬間に始まるものである。

 

③自分と向き合い、自分の存在を肯定する

他人がどうこう以前に、自分の孤独を癒やそうとする前に、

まず最初に、自分と向き合うことが大切である。

あなたが「自分は愛される価値もない、つまらない人間だ」と思っているのなら、

そこの部分と向き合う必要がある。

他人があなたを満たしてくれるのではない。

他人があなたを幸せにしてくれるのではない。

いつだって、最終的に決めているのは「自分自身」である。

自分に満足できていない人は、他人との関係性にも歪みが出る。

まず、自分の存在を全て受け入れ、肯定してあげよう。

自分の「良いところ」も見てあげよう。

「自分のことを好きになること」は、豊かな人生を送るための大前提である。

自分には、物事の成否に左右されない「大きな価値」があると、気付くこと。

 

誰かに「認められている」「愛されている」と感じることは、大きな喜びである。

しかし、他人からの承認に依存していると、それが失われた時、

立ち直れないほどに落ち込んでしまう。

自立心を持って生きることが大切である。

 

④積極的に新しい出会いをつくる

あなたが会社という「小さな世界」で孤独に陥ったとしても、

例え、誰かから悪意をぶつけられたり冷遇されるような状況だとしても、

別に気に病む必要はない。

 

職場の人間関係が最悪だったとしても、それは会社という「小さな世界」の話なのだから。

一つの人間関係にどっぷり浸かっていると、

どうしても今の人間関係が全て、と思い込んでしまいがちである。

仕事以外にも「同じ価値観のコミュニティに参加する」

「学生時代の友人と定期的に連絡を取る」

「同じ趣味のサークルに参加する」など、

複数の人間関係を持つことを意識しよう。

 

大切なのは、あなたが「付き合う人間を選択できる」状態であること。

それだけで気持ちに余裕が生まれ、過度に思いつめたりすることもなくなる。

 

「一人の孤独感」から解放されるために

どれだけ沢山の人から愛されていたとしても、

人間は、本質的には「ひとり」である。

あなたが大きな決断をする瞬間、

あなたの世界に存在しているのは、あなただけである。

 

あなたのことを、本当の意味で理解しているのは、

あなただけである。

 

人生の幕が下り、最後に旅立つ時も「ひとり」である。

誰も、あなたに付いて行くことはできない。

 

 

「ひとりが自然である」という意識を忘れずに、

人生を大切に生きていきたいものだ。

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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