「幸せになれない」と決めているのは、あなた自身である
「シンプルな話」をしよう。
もしあなたが今、自分の人生を「幸せ」だと思えないのなら、
それは、あなたが「幸せにならない生き方」をしているからである。
こう言うと、多くの場合「いや、もちろん幸せになりたいと思って生きてますよ！」
といった答えが返ってくる。
「そうですか。では、今のあなたは幸せなのですね？」
「うーん、それは、まぁ・・・・」
「幸せになる生き方をしてきたのではないですか？」
「幸せになろうと努力しても、それを邪魔する人間もいるじゃないですか。
世の中には嫌な人間、攻撃してくる人間もたくさんいる」
「やりたいことができるとは限らないし、嫌なことがあったり、環境が悪かったり、
運が悪かったりすることもあるじゃないですか」
「つまり、嫌な人間がいたり、やりたいことができない、嫌なことがあったり、環境が悪かったり、
運が悪かったりすることもあるから、あなたは幸せになれないということですか？」
「うーん・・・」
このように「幸せになりたい」と悩んでいる人は、
自分の「認知の歪み」に気付かないまま生きていることが大半である。
人生で「上手くいかないこと」なんて、
あって当たり前である。
「全てが上手くいかないと、全ての人から好かれないと幸せになれない」
果たして、そうだろうか？
そういった考えを持つことは「幸せになる生き方」だろうか？
突き詰めていくと「幸せになること」を諦めていると言えないだろうか？
「幸せ」とは、
あなたが「幸せだ」と感じることである。
あなたの「意識」が選択することなのだ。
そして、あなたの「意識」をコントロールできるのは、あなただけである。
他人や環境といった「外的要因」は、
あなたの「意識」を直接コントロールすることはできない。
多くの人が、この事実に気付かない。
「幸せ」の定義は人それぞれだが、
まず「自分を大切にする」ことが前提だといえる。
現代社会は「自分を虐めること（自虐的）」が好きな人間が、あまりに多い。
我慢して、耐えて、自分の心に嘘をついて、
やがて心に大きな「自己嫌悪感」「劣等感」を抱えて生きるようになる。
「自分を大切にする」とは、自分という存在の全てを肯定し、いたわること。
そして、自分にも他人にも優しい気持ちをもって向き合うこと。
ひたすら自分のメリットだけを追い求める利己的な生き方は、
幸せから遠ざかる生き方である。
あなたの周りにもいるかもしれないが、
表面だけの「小手先」「口先」だけで上手くやっていこうとする人間は、
そうやって人生をしのいできた人間は、
最後には巡り巡って「ツケ」を払わされることになる。
「本当に大切なこと」に気付かないから、目先の小さな利益しか目に入らない。
「奪い合いの人生」から抜け出すことができない。
そんな人生を生きていると、人生に疲れてくる。
「幸せだ」なんて、思えなくなってくる。
いつの時代だって、人が幸せになるには、
一定の「原理・原則」があるのだ。
自分を大切にしながら「自分の心」が喜ぶことをやり、
正直に、誠実に生きたいものだ。
明日は明日の風が吹く。
