陰キャ専門ビジネスコーチ

「変わりたいけど変われない…」自分を変える6つの方法とは?

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「変わりたいけど変われない原因」と自分を変える6つの方法
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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お疲れさまです。

今回のテーマは、

「変わりたいけど変われない」

多くの方が陥る「変われない」という悩みの原因と、自分を変える6つの方法について。

 

変わらない自分にイライラ…

「変わりたい」という思いがある。

「こうなりたい」という理想がある。

でも、自分なりに頑張っているけど、変わらない…。

  • すぐイライラしてしまう性格を変えられない
  • ネガティブ思考を変えられない
  • 逃げ癖、諦め癖を変えられない
  • 自分を押し殺す、後回しにする癖を変えられない
  • 人間関係で不満を抱えやすいのを変えられない
  • すぐ人と衝突してしまうのを変えられない
  • ダメな自分を何とかしたいけど変えられない
  • パートナーとの険悪な関係が変わらない

何年も同じようなパターンを繰り返してしまう。

「変わりたいけど変えられない…」と危機感を持っている方もいるかもしれない。

 

変われないのは甘えなのか?

現状に「不満」や「苦痛」を感じているにも関わらず、

ずっとその状態に留まり続けたり、抜け出せない人は多い。

 

あなたにも、こういった経験があるのではないだろうか?

  • 「変わりたい」と思っているのに、変わらない
  • 「やめたい」と思っているのに、やめられない
  • 「行動したい」と思っているのに、行動できない

「変わりたいのに変われない自分」に対して、

自己嫌悪したり責めてしまうこともある。

「変われないのは、自分に甘いからだ」

「私が弱いから変われないんだ」

「変われない自分はダメだ」

そして自信とパワーを失い、更なる悪循環に陥ってしまう。

 

最初に、このブログを読んでくださっているあなたにお伝えしたい。

自分を責めるのは、もうやめましょう。

変わりたくて、自分で調べて、

この記事を読んでいる時点で偉い。笑

その姿勢は素晴らしい。

 

ただ、自分を変えることにはコツがあるのも事実。

これを知っていないと、何か大きな決断やチャレンジをしても元に戻りやすい。

もしあなたが「色々やってみたけど変わらない」と悩んでいるのであれば、

「自分を変える」「現実を変える」ために大切なことをお伝えしていこう。

 

変わらない人の特徴

私が「人間の心理」を探求して辿り着いた結論は、

シンプルで身も蓋もないものだった。

結局、

人は「自分が選択した通りの人生」を生きている。

 

ネガティブな人は、

「今、ネガティブでいること」を選択している。

 

過去のトラウマに苦しんでいる人は、

「過去の経験をトラウマと認識すること」を選択し、

その上で「トラウマに苦しむこと」を選択している。

 

コンプレックスに苦しんでいる人は、

「自分は誰よりも劣っている無価値な存在だ」という自己認識を選択し、

その上で「コンプレックスに苦しむこと」を選択している。

 

「アイツのせいで不幸だ」という人は、

「被害者として生きること」

「私は自分で自分の人生を良くすることができない(という設定)」を選択している。

 

あらゆる苦痛な状況にいる人は、

自分で「苦痛な状況に居続けること」を選択している。

 

それがどれだけ苦痛な行為であっても、選択しているのは「自分自身」なのだ。

 

これを「腑に落とすことが難しい」と感じる人は多いと思う。

怒り出す人もいるかもしれない。

「誰が好き好んで、こんな苦しみを味あわなきゃいけないんだ!」

「ずっと自分を変えたい思っているけど、変われないんだよ!」

 

本人は気付いていない、

その「前提にあるもの」を変えていく必要があるのだ。

 

つまり、心の底で抱えている

  • 「(結局のところ)自分は変わらない」
  • 「(何をやっても)この現実は変わらない」
  • 「(どうせ)自分の人生は良くならない」

そういった「無意識の前提」を持っている限り、

その通りになるよ、ということ。

 

例えば、

あなたが「コンプレックスが強く、いつも落ち込んでいる人」に、

「もっと前向きになった方が良いですよ」

「あまりクヨクヨしない方がいいよ」と、

励ましたとする。

 

その人は答える。

「そうですよね・・・・落ち込んでちゃダメですよね。

もっと前向きにならないとダメですよね」

 

これで、変わるだろうか?

 

心理学的な観点で見ると、

この人が言ったことの内容は「私はダメです」である。

いつものように「自分を下げた」だけであり、

「不幸の自己暗示」をかけただけである。

 

もしくは、こんな答えが返ってきたとしよう。

「いつか変われるといいなぁ…」

「ダメな自分を変えたいと思います…」

 

これで、変わるだろうか?

 

この人が選んだのは、

『「いつか変わりたい」と願いながら、現状維持のまま生きる人生』である。

 

自分が持っている「無意識の前提」に気付かないと、こういうことが起こる。

 

変わりたいなら、今すぐ「変わる」と決めよう。

「心の底」から、そう決めること。

心の底で自分を疑っていたり「真逆のこと」を思っているから、

多くの人は変われない。

「ブレーキとアクセルの両方を踏み込んでも前に進まない」ように。

それでは疲弊するだけである。

 

変わりたいけど変われない原因

そして、知っておくべき大切なことは、

「人間の脳は大きな変化を嫌う」という性質である。

それは、ある意味必要な機能で、

人間の性格や環境がコロコロ変わってしまったら、

生きることに支障をきたしてしまう。

だから、人間の本能は、

「大きな変化」に対して潜在的な恐怖心を植え付ける。

「現状維持」をさせようとするのだ。

そして、これが皮肉なのだが「苦痛な現状」であっても維持させようとする。

辛い状況であっても、そこに留まらせようとする。

何か大きなことに、挑戦させないようにする。

 

「失敗したらどうしよう…」

「恥をかいたらどうしよう…」

 

失敗しないための完璧な方法は「挑戦しないこと」である。

今日も多くの人が「無意識のワナ」にハマり、

「苦痛な現状維持」を選択し続けている。

 

何故、こんなことが往々にして起こるのか?

さらに詳細に解説していこう。

その原因は、人間の意識内の「コンフォートゾーン」にある。

「コンフォートゾーン(楽な領域)」とは、

自分が「慣れ親しんだ領域」であり、「快適で不安のない範囲」のことを指す。

 

例えば、あなたが大阪に住むサラリーマンだったとしたら、

「大阪在住のサラリーマン」という自己イメージは、コンフォートゾーンの中にある。

これが「明日から東京に転勤してください」と言われたり

「明日から営業部門に異動してください」と言われたら、強い心理的抵抗を感じるはずである。

 

「コンフォートゾーン」の外に出てしまうと、心理的な「不安」「緊張感」「恐怖」を感じる。

だから人は、本能的にコンフォートゾーンの中に留まろうとする。

 

毎日のように「会社を辞めたい」とボヤきながらも、辞めない。

そんなに嫌で苦痛なら、今月中にでも辞められるのに、辞めない。

 

今の「会社を辞めたいとボヤきながら嫌々仕事を続ける自分」が、

「コンフォートゾーン」になっているからである。

 

同じように、どれだけブラックな会社にいても、

どれだけ上司から過酷なハラスメントを受けても、仕事を辞められない人達もいる。

 

コンフォートゾーンの厄介なところは、

自分で「苦痛だと感じている状態」でさえも、

自分の脳が「これはコンフォートゾーンだ」と判断してしまうことである。

コンフォートゾーンの行動が、必ずしも「ポジティブな状態」とは限らないのだ。

「苦痛なんだけど、いつもと同じだからどこかホッとする」みたいな経験はないだろうか?

 

脳は、ひたすら「現状維持」を保とうする性質を持っている。

脳にとっては「変化」こそが脅威であり、恐怖なのだ。

 

毎日のように夫婦喧嘩している人は、

「夫婦喧嘩している状態」がコンフォートゾーンになっているかもしれない。

アル中になっている人は「酒を呑んで気持ちいい状態」がコンフォートゾーンである。

太っている人は「太っている自分」がコンフォートゾーンなのだ。

 

多くの人が「ネガティブなコンフォートゾーン」にハマり、抜け出せない。

それは「人生の落とし穴」と言えるかもしれない。

不満だったり苦痛な状態でさえも、延々と繰り返してしまう。

「苦痛な現状維持」のまま、人生を過ごしてしまう。

 

では、どうすればいいのか?

 

「変わりたいけど変われない」自分を変える6つの方法

①過去で未来を決めない

まず、最初に意識すべきは「過去で未来を決めるのをやめる」である。

変わらない人は、こういった「無意識の前提」を持っている。

「今まで変わらなかったから、これからも変わらないだろう」

「今までこういう性格だったから、これからもこういう性格だろう」

「今まで不幸な人生だったから、これからも不幸な人生だろう」

「過去」を重要視し過ぎているのだ。

合理的な事実を言うと、過去と未来は関係がない。

未来は「未だ来ていない」と書いて未来と読む。

何も確定していない。明日何が起こるか、誰もわからない。

そこにあるのは「無限の可能性」だけである。

成功も失敗も、最高も最低も、希望も絶望も、全て可能性として在るということ。

 

無限の可能性は「無限の選択肢」と言い換えることもできる。

そして、その無限の選択肢の選択権は、あなたが持っている。

未来は「過去」によって決定されるのではない。

「今、あなたがどのような選択をしたか」で決まるのだ。

変わりたいなら、過去を参考にせず、今までのことは置いておいて、

「ゼロからの新しいスタート」という意識でやっていこう。

「私は変われる」という前提を持ち、変わるための選択を取ろう。

 

②習慣を変える

「習慣とコンフォーゾーン」は、密接な関わりがある。

習慣は「過去の自分」の行動・結果の積み重ねによって創られるもの。

今の自分が嫌だったり、嫌な状況を変えたいと思うなら、

習慣という「いつものやり方」「いつもの考え方」から抜け出して、自分のコンフォートゾーンを広げる必要がある。 

自分を変えるとは「新しい習慣をつくること」である。

「自分の思考パターン」も、反復し続けて習慣化されたもの。

何かのキッカケから始まった「ただの癖」であり、そこまで大きな意味はなかったりする。

「考え方を変える」とは「新しい思考の習慣をつくること」なのだ。

具体的なやり方としては、

普段使う「言葉」であったり、いつも条件反射的に浮かぶ「自分の発想」を見直してみよう。

そして、

「新しい口癖」「新しい視点」「新しい価値観」「新しい行動」を採り入れてみる。

毎日コツコツと、1〜2か月ほど継続すると、いつのまにか、

それが「いつものやり方」「いつもの考え方」になっている。

やってみて、上手くいかなくても問題ない。

目先の結果に一喜一憂せず、淡々と「新しい選択」を積み重ねていこう。

 

③「変わることができたイメージ」をし続ける

具体的な目標を定め、言語化して意識することは「ゴール達成」の有効な手段である。

例えば、ダイエットしたい人が「3ヶ月後までに、6キロ痩せる」と期限と数値を定める。

その期限と数値を、イメージし続ける。

前向きで、ポジティブな感情を感じられるイメージ。

そのイメージが潜在意識に刷り込まれると、そこに間に合わせようという無意識が働く。

「3ヶ月後に6キロ痩せて喜んでいる自分」を強くイメージすることで、

目的に対する臨場感を高め、夢物語ではなく「リアルで実現可能な目標」という意識付けを行う。

そのイメージが「コンフォートゾーン」に入れば、

「太っている自分」に違和感を感じ始める。

「痩せる為の行動」に心理的な抵抗感はなくなる。

「私は変われない」も、

「私は変われる」も、ただの自己暗示にすぎないのだ。

あなたは、好きな方の暗示をかけることができる。

 

④少しづつ変えていく

コンフォートゾーンから大きく外れるほど、人は大きな不安、恐怖、ストレスを感じる。

いきなり頑張って大きく変えようとすると、必ず「心理的な揺り戻し・反動」が起こる。

例えば、突然ハードなダイエットをすると、

強いストレスを感じ、反動でドカ食いをしてしまうことがあるように。

少しづつ、自分の状態を観察しながら、段階的に変えていく必要がある。

「少し不安」「少し怖い」位の行動を積み重ねよう。

「3歩進んで2歩下がる」でも、1歩の前進である。

そして、たまには休んだり、自分にご褒美を与えることも大事。

早ければ、3ヶ月ほどで「新しい習慣」が出来上がる。

 

⑤小さな成功体験を積み重ねる

嫌な現状を変えていく時、

反動や揺り戻しが起こって「やっぱり変わらなかった」と落ち込んでしまうことがある。

これでは、逆に「ネガティブなコンフォートゾーン」が強化されてしまう。

たとえ上手く行かなくても、自分を責める必要はない。

「経験という引き出し」が1つ増えたのだから「成果」である。

過程に一喜一憂せず、淡々とやり続ければいい。

今、自分ができる範囲でコツコツと「小さなチャレンジ」を行い、「小さな成功体験」を積み重ねていこう。

何かにチャレンジする時は、

最初は「ハードルを下げること」が大切である。

あなたが現状から一歩踏み出したら、それは「変化」なのだ。

 

⑥未知の環境に自分を置く

人は「未知のこと」「未体験のこと」に不安や違和感、居心地の悪さを感じるように出来ている。

「居心地の悪いこと」は、誰でも避けて逃げようとするもの。

 しかし、その「未知の環境」に飛び込むことが、最も変化を生み出す行動なのだ。

「新しい人」と出会ったり「新しいこと」にチャレンジしたり、

「新しい環境」の中に飛び込むと、最初は居心地の悪さを感じることもある。

しかし、その「居心地の悪さ」に慣れた時。

それは、あなたのコンフォートゾーンが広がり、あなたが変化・成長したことを意味する。

そして、自分が変わると、現実も徐々に変わり始める。

 

いつもの職場以外の、たとえば講座やスクールなどに行き、

「新しい人」と関わる

引越し、転職、コミュニティなど、

「新しい環境に身を置く」

といった行動を取り、半強制的な「変化の流れ」をつくることが大切である。

 

「結局変わらなかった」のループから抜け出すために

「変わる」とは、

「ネガティブなコンフォートゾーン」から抜け出し、

「新しいコンフォートゾーン」をつくっていくこと。

その過程で、葛藤も経験するだろう。

それでいい。

「ネガティブなコンフォートゾーン」の中に留まり続けることは、あなたの人生に深刻なダメージをもたらす。

時間が経てば経つほど、損失は拡大していく。

 

「今、変わる」と決断し、

今までの「変えたい自分」と決別する勇気を持っていこう。

 

今の自分で「出来るか/出来ないか」で考える必要はない。

自分を信じることに「根拠」はいらない。

あなたが心から望むことを、ただ全力でやり切ればいい。

幸せに生きたいなら、我慢をやめよう。

そして、やりたいことをやろう。

自分が自分の邪魔をし続けている限り、

変わることは出来ない。

 

人生において、

あなたの最大の敵は、あなた自身である。

そして同時に、

あなたの最大の味方は、あなた自身である。

 

あなたは、

どっちを選択するだろうか?

 

 

 

・追伸

どうしても、

「自分だけで変わるのは難しい…」と悩んでいる方は、

「木下空 公式LINE人生相談」にご相談ください。

期間限定で、マネジメンタルトレーナー木下空による、

個別のアドバイスを受けることができます。

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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