「言葉」を相手の心に響かせる為に必要な「2つの大切なこと」
「いつもポジティブな言葉を使いなさい」
「決してネガティブな言葉を使ってはいけない」
という教えを耳にすることがある。
それは別に間違いではないし、
私も以前、当ブログ記事で書いている。
ガッチガチのネガティブ思考に凝り固まっている人は、
「使う言葉」を、肯定的なものに変えることから始めると良いだろう。
ただ、使う言葉を気にし過ぎて、窮屈な思いをするのもどうかと思うし、
あまり、表面的な「ポジティブ」「ネガティブ」に振り回されるのもどうかと思う。
というのも、
そもそも「言葉」というものは、
ただ、それを識別するための「名前」であり
「記号」に過ぎないからである。
「言葉そのもの」に、ポジティブもネガティブもないのである。
「言葉」よりも、言葉に込められた「感情」が大切
例えば「毒舌レベル」の汚い言葉を多用するのに、
それを周囲に全く不快に思わせないどころか、
むしろ親しみや愛情を感じさせる人がいる。
表面的には柔らかい物腰で「丁寧な言葉」を使うのに、
どこか不快感を感じさせる人もいる(慇懃無礼と言う)。
誰しも、子供の頃に大人から本気で怒られたことがあるかと思う。
ある大人に怒られた時は、只々惨めで悲しい気分になったが、
別の大人から怒られた時は、何か「誠実なもの」が心に響いて、
素直に反省しようという「前向きな気持ち」になれた。
その「違い」は、何だろう?
ポジティブな言葉を「否定的な感情」で使うと「嫌味」になる。
ネガティブな言葉を「肯定的な感情」で使うと「深い優しさ」を感じる。
だから、究極的には「言葉」ではなくあなたの「在り方」が問われる。
「言葉」も大切だが、それよりも大切なことは「その言葉の背景」である。
心掛けるべきは「肯定的な感情」で自分の心を満たし、人にもそれを「与えること」。
それができれば「肯定的な言葉」はさらに輝くだろうし、
「否定的な言葉」も、どこか愛情を感じさせるものになる。
あなたの「言葉」が、より相手の心に響き、伝わるようになるだろう。
「在り方」とは「人間力」と言い代えることもできる。
ただそこに佇んでいるだけで、
「パワー」であったり「肯定的なオーラ」を感じさせてくれるもの。
もちろん、人それぞれの「私はこう在りたい」という理想があるだろう。
あなたが幸せになれる「在り方」を目指していけばいい。
明日は明日の風が吹く。