【信頼こそが全て】相手から信頼される為に必要な『５つの意識』
お疲れさまです。
『あなたを職場性ストレスから解放する』
目標達成メンタルトレーナーの木下空です。
突然だが、
全ての人間には、根源的な欲求がある。
「自分という存在を承認してほしい」という欲求である。
「人に愛されること」
「人にほめられること」
「人の役に立つこと」
「人から必要とされること」
これが果たされた時、
人は、心が満たされ幸福を感じる。
逆に、それを果たさなければ、
不幸を感じながら、人生を送ることになる。
そして、気付いた人もいるかもしれない。
これらの全ては、自分以外の「人」
つまり「人間関係」によってもたらされることに。
もちろん、それが全てとは言わないが、
誰だって、
人から愛されたり必要とされることに対して、
嫌な気はしないはずである。
例えば、いつか、あなたが年老いて死ぬ時。
想像してみてほしい。
ベッドの上で、
『たくさんの「愛する人達」に見守られながら逝く』未来と、
『1人で孤独死する』未来を。
好きな方を選んで良いと言われたら、どちらを選ぶだろうか？
おわかりいただけたと思うが、
もし、あなたが幸せな人生を送りたいと願うのなら、
『豊かな人間関係を築く能力』を身に付けることが大切である。
そして、
豊かな「人間関係」を築いていく上で、一番大切なこと。
それは、
「信頼」ではないだろうか？
もし、
あなたが相手に信頼されていれば、
相手とのコミュニケーションで困ることはまずないだろう。
あなたの言うことを尊重してもらえるだろうし、
あなたが困っている時には手を差し伸べてくれるだろう。
逆に、相手との信頼関係が築けていなければ、
どんなに真っ当な事を言ったとしても、相手の心には響かない。
ちなみに、
信頼と似た言葉で「信用」があるが、実は意味が大きく変わってくる。
信用は「信じて用いる」
信頼は「信じて頼る」と書く。
「信用」は、
「実績や裏付けなどの根拠に基づいて、相手を信じること」を指し、
「信頼」は、
「裏付けや根拠が無くても信じること」である。
「信用」は、
あなたの全ての「言動」「行動」「結果」によって、
少しづつ積み上がっていくもの。
そして、一度の失敗や過ちで失ってしまうものである。
一方で「信頼」は、簡単に崩れるものではない。
何故か？信頼とは「愛」の表現の一つだからである。
自分の「エゴ」や、自分に都合の良い「期待」を介在させるのではなく、
相手を「信頼に値する実績があるから信頼する」というものでもなく、
相手の良いところを肯定し、尊敬し、尊重することである。
相手の良い時も悪い時も、相手を信じて同じ態度で接することである。
だからこそ、人から「信頼」されるのは「信用」される事よりも難しい。
まず「信用」を得て、そこから「信頼」に発展することが多い。
では、相手から信頼を得る為にできることは何だろうか？
相手から信頼を得る為の５つの意識
先に相手を信頼する
信頼して欲しい相手に対して、
まず、こちらから先に信頼すること。
当たり前だが、
自分を信頼していない相手に対して、
信用、信頼するなどということはあり得ない。
言葉や態度に出していないつもりでも、
相手には伝わるだろう。
『この人から信頼されている』と感じると、
人はそれに応えようとするものだ。
アドラー心理学では、裏付けや根拠がなくても、人を信じた方が良いとされている。
要は、あなたが「この人を信じたい」と思えるかどうか。
「信頼していた相手から裏切られたから、もう人を信じない」
という人は多いが、
それは自分自身に対する「呪い」にしかならない。
それで人生が良くなったり、幸せになることはあり得ない。
結局、人間の幸せは「人間」によってもたらされる。
これは真理である。
相手に裏切られることを恐れず、まず自分から相手を信じることを意識してみよう。
約束を守る
相手との約束を守る、果たすことは、信頼を得る為の基本である。
約束したことや頼まれたことに対して、いい加減に扱うことは、
「相手をいい加減に扱うこと」と同義である。
だから、約束というものは、軽々しくしてはいけない。
もちろん、自分が出来ないことは約束すべきではない。
誰かに頼まれたとしても、
勇気を出して断ることが、本当の誠実さである。
ちなみに、
私が３６５日連続でブログを書けたのは、
信頼している人と約束をしたからである。
約束をしたからには、絶対に破るワケにはいかない。
だから、３６５日ブログを書き続けた。
約束は「パワー」にもなるので、
何か達成したことがある時は、
大切な人と約束する事をお勧めしたい。
嘘をつかない
嘘をつくことほど、リスキーなことはない。
「目先の状況」を嘘で切り抜けられたとしても、
それがバレた時は、大きなしっぺ返しが待っている。
あなたが「大切な人」から嘘をつかれた時のことを思い出してみよう。
とても傷付いただろうし、相手との関係性が崩壊したこともあったはず。
基本的に、自分がされて嫌なことは、相手に対してするべきではない。
そして、あなたが誰かに嘘をつく時、
同時に『自分自身に対しても嘘をついている』事を覚えておこう。
あなた自身が、あなたの行動を誰よりも見ている。
自己評価を下げたり、自尊心を失うような行動は、すべきではない。
相手と本音で向き合う
自分が感じていることを素直に表現し、本音で向き合うことが大切。
自分が本心で思っていることを相手に対して隠してしまうと、
どこか伝わってしまい、信頼されにくくなる。
自分の本心よりも、世間一般の「常識」や、
周囲の「評価」を優先してしまいがちだが、
自分にとって大切な相手とは、素直な本音で向き合おう。
誠実であること
相手に対して誠実に、真摯に向き合うこと。
相手の存在を肯定し、尊重すること。
つまり『真心を持って接すること』である。
見せかけではない「心からの誠実さ」は、相手の心にも伝わるものだ。
「自分の軸」を持つ
精神的に自立し、
『自分の人生は「自己責任」である』という意識を持ち、
自分の考え・価値観といった「自分の軸」を持つ。
「自分の軸」を持っていないと、相手に「依存」したり、
相手に対して「自分の都合の良い期待」をしてしまう。
自分の軸を持っていない人は、
相手から信頼され難い上に、
都合よく利用されてしまいがちである。
いかがだっただろうか。
最後に「大切なこと」をお伝えしたい。
それは「自分を信頼すること」である。
自分を信じていない人は、相手を信じることができない。
自分を信じることが、相手を信じることに繋がる。
何より、 自分自身を信頼できていないと、
何をやっても虚しい人生になるだろうし、
そもそも、そんな人間を誰が信頼してくれるだろう？
自分に対しても、他人に対しても、誠実に向き合うことが大切である。
明日は明日の風が吹く。
