陰キャ専門ビジネスコーチ

【始まり】10日間の瞑想修行体験記その1

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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今回は、私が1月24〜2月4日に行っていた「瞑想修行体験記」である。

滞在期間12日間、本修行期間10日間。

その修行体験で得られたこと、感想をシェアしていきたい。

 

ちなみに、これは個人的な感想であり、修行によって得られる体験や感情は、

人それぞれまったく違う点に留意していただきたい。

 


 

 

以前から、国内の人里離れた場所に瞑想の専門施設があることは、

何人かの知人から聞いて知っていた。

彼等の体験談を、とても興味深く聞いていた。

 

去年の11月いっぱいで17年間いた会社を辞めて、

心機一転、新しいスタートを切ろうとしていたものの、

何か心がザワザワしている自分であったり、

良くない感情を引きずっている自分を感じていた。

そこで瞑想修行の件を思い出し、

自分の内面と、とことん向き合い浄化する為には、

「心の断捨離」をする為には、

まさに今、このタイミングで行くべきだという直感に従い、

参加することにした。

 

そもそも「瞑想」とは何かわからない人もいるかと思う。

瞑想といっても様々な種類があり、宗教儀式の一部になっているものもあるが、

この施設で行われる瞑想はスピリチュアルなものではなく、

簡単にいうと「自己観察による心の浄化」である。

無意識の心の深いレベルまで観察し、そこに蓄積された「心の汚濁」

「劣等感」「コンプレックス」を浄化する。

そして、全ての人生の不幸の原因とされる、

「渇望」「嫌悪」「無知」を取り除くことを目的とするものである。

苦しみだらけの世界を幸せに生き抜くための「生きる技」である。

 

1月24日の昼過ぎに自宅を出発し、電車とバスで3時間かけて、夕方頃に瞑想の施設に到着した。

「雪国!?」という位、雪が積もっている。相当寒い。

参加者は男女30人づつ、合計60名ほど。

修業中はもちろん、男女別で完全に隔離される。

外国人も20名ほどいた。

ヨーロッパ各地から来ている白人、台湾人など、バラエティに富んでいた。

運営スタッフは、全員が瞑想経験者のボランティア。

最初に、スタッフリーダーの方から大まかな説明を受ける。

 

修行をするにあたって、たくさんの戒律(ルール)があって、

・いかなる生き物も殺さない

・いかなる性行為も行わない

・嘘をついてはいけない

・酒や煙草、薬を摂取してはいけない

・誰とも喋ってはいけない(「聖なる沈黙」と呼ばれる)

・読み書きをしてはいけない

・宗教装具を持ち込んではいけない

・スマホやパソコンなどを持ち込んではいけない

・修行期間中は施設から外に出てはいけない

・自分の行為が誰かの邪魔や迷惑にならぬよう、最新の注意を払わなければいけない

など、多くの決まりごとがある。

それらは、すべて「自己の内面」と向き合うことに集中する為である。

 

 

1日のタイムスケジュールは次の通り。

 4:00~ 4:30:起床

 4:30〜 6:30:瞑想

 6:30~ 8:00:朝食と休憩

 8:00~ 9:00:グループ瞑想

 9:00~11:00:瞑想

11:00~13:00:昼食と休憩

13:00~14:30:瞑想

14:30~15:30:グループ瞑想

15:30~17:00:瞑想

17:00~18:00:ティータイムと休憩

18:00~19:00:グループ瞑想

19:00~20:30:テープによる講話(ブッダのありがたいお話)

20:30~21:00:グループ瞑想

21:00~21:30:質問の時間

21:30〜     :就寝

 

1日に11時間ほどの瞑想を行う。

つまり食事とシャワー、トイレ、睡眠以外は、

全て瞑想をして過ごす10日間。

 

 

今日は0日目ということで、本格的な修行は明日からである。

まだ、参加者同士で話をすることが許されている。

まずは、荷物を寝室に運んだ。

8人部屋である。そして暖房がない・・・。

それぞれどこから来たのか等、軽い自己紹介や雑談をした後、

食堂に移動して、質素なお蕎麦をいただいた。

美味しくない(笑)

ちなみに、食事は肉と魚はなし。

野菜と豆とキノコ類だけの、薄味の食事である。

朝食と昼食、夕方のティータイムのみ。

ティータイムはお茶、牛乳、豆乳、フルーツを食べることができる。

ただし、2回目以降の参加者(「古い生徒」と呼ばれる)は、お茶のみを許可される。

「正午以降、食べ物を摂らない」というルール(戒律)がある為である。

 

食事の後、時刻を知らせる鐘が鳴り、

瞑想ホールに参加者全員で集まる。

一人一人に青色の「瞑想用マット」が用意され、

その上にあぐらをかいて座る。

 

さあ、長い修行の第1歩目が始まる。

 

 

 

続く

 

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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