【腸は第二の脳】「乳酸菌」でメンタルを整える

「腸内環境」が、
人間の心の「幸せホルモン」を作っている。
腸内環境とメンタルの話
「えっ?」と思った方もいるかもしれない。
先日、ご縁があって「乳酸菌のセミナー」に参加して来ました。
講師の方は、長年「乳酸菌業界」の第一線で尽力して来られた、
業界では超有名な方。
彼から聞くことができた「乳酸菌業界の内情」
「乳酸菌の効果」は、驚くべきものだった。
以前から「腸内環境を整えることの大切さ」については理解してきたつもりだったが、
改めて、乳酸菌を毎日摂るべきだと痛感した次第である。
そして、当ブログは「メンタル」をテーマにしたものなので、
「腸内環境が、いかにメンタルに大きな影響を及ぼすか」
ということにフォーカスしていきたい。
腸は「第二の脳」とも呼ばれる重要な臓器である。
そして、進化の過程において「最初に誕生した臓器」でもある。
脳よりも先に、腸が誕生したのである。
例えば「脳死」という言葉があるが「腸死」という言葉はない。
なぜか?
腸が死んだら、生命活動そのものが破綻するから。
腸なくしては、人間は生きることができない。
そして、腸は「食べたものを消化・吸収」する為だけの臓器ではない。
腸は人間の「最大の免疫器官」であり、人体の全免疫システムの70%が腸に集中しているそうだ。
腸の神経細胞は約1億個で、脳の次に多い器官でもある。
そして、意外なことに「人間が幸福感を感じる神経伝達物質」
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの90%が腸内で作られている。
ちなみに、脳にはたった2%しか存在しない。
他にも「ワクワク感」を感じさせる「ドーパミン」も、多くが腸で作られている。
これらの物質が正常に分泌されていれば、
人間は前向きな気持ちを保ち、幸福に生きることができる。
一方、これらの物質が減少すると、気分は沈みがちになる。
何かを楽しむことが難しくなったり、気分が落ち込んだり、ストレスに弱くなってしまう。
最終的には、鬱病やノイローゼ、双極性障害などになってしまう場合もあるだろう。
腸が「メンタル」にどれだけ大きな影響を与えるか、お判りいただけただろうか?
「腸脳相関」とも言われる程、腸と脳(メンタル)は密接な関わりを持っている。
もし、あなたが「精神的に健やかに、幸せに生きたい」と思うのであれば、
まずは「腸内環境を整えること」が重要である。
それに加え、腸内環境が正常だと、
- 病気になりにくい
- アレルギー
- がん
- 疲労感
等にも大きな効果を期待できる。
どんな乳酸菌が望ましいのか?
乳酸菌を摂るにあたって、
- 健康維持なら1日20億個以上
- 体質改善なら1日5000億個以上(体重10kgあたり1000億個)
- 病気回復なら1日1兆個以上
が、望ましいとされている。
摂取方法は「ヨーグルト」や「サプリメント」など色々あり、
「生きている菌(生菌)」と「死んでいる菌(死菌)」の違いもある。
そして、実は「死菌」の方が理想的なのだそうだ。
生菌も死菌も効果が全く同じで、しかも死菌の方が品質を保ちやすく、
より多くの乳酸菌を摂ることができる。
そもそも、乳酸菌を口から入れても「殆ど生きて腸まで届かない」そうである。笑
この辺りも勉強していくと面白い。
そして現時点において「最も効果の高い乳酸菌」は、
「EF2001」(エンテロコッカス・フェカリス2001)である。
2001年8月のオランダ国際微生物学会の「菌種別免疫比活性比較」において、
【EF-2001(エンテロコッカス・フェカリス・2001)】が、
最も優れていると認定をされている。
この乳酸菌はあまりメジャーな存在ではないが、
乳酸菌業界のしがらみで、中々製品化することが難しかったそうだ。
講師の方曰く、最初は「効果が良すぎる」という理由で発売が許可されなかったので、
仕方なく「動物用の乳酸菌サプリメント」として販売し、
大きな反響を得て、やっと人間用の製品を出すことができたのだそう。
(ちなみにサプリメントの成分、中身は同じである)
明日は明日の風が吹く。