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「先延ばし・後回し癖」3つの原因と後回し癖を直す5つの方法

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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「後でやるから」

「後でいいや」

「後にしよう」

「また後で」

「やるべきこと」があるのに先延ばしにしてしまい、

ついには締切直前になり、必死で取り掛かる羽目になる。

あなたも、そんな経験があるかもしれない。

「やらなきゃいけないこと」なのに後回しにしてしまう…

  • やるべきことを後回しにして、スマホやネットなどの暇つぶしに興じてしまう。
  • 用事や仕事があるのに、ギリギリまで先延ばしにしてしまう。
  • 夏休みの宿題やレポートを、計画的に終えたことがない。
  • 自分でも「やらなきゃいけない」とわかっているのに、身体が動かない。

 

自分で「やるべき」とわかっているにも関わらず、

「大切なこと」だと認識しているにも関わらず、

人はなぜ、物事を先延ばしにしてしまうのだろう?

 

物事の「成功」を妨げる原因は色々あるが、

こういった「先延ばし」「後回し」「先送り」をすることによって、

結果的に間に合わなかったり、失敗に終わることが多くなる。

別に物事を先延ばしにしても、

メリハリを持って「やる時はやる!」と集中出来る人は良いのだが、

ズルズルと最後の方まで行ってしまう人の方が多いのではないだろうか?

 

後回し、先延ばしをしても幸せにならない

後回しにすると、とりあえずは「今」は楽になった気がする。

ただ、多くの人が勘違いしているが、

「楽」と「幸せ」は、全く違うものである。

「やるべきこと」をテキパキと片付けて行った方が、

結局は精神的にも楽である。

必然性があって後回しにするのは良いが、すぐ片付けるのに越したことはない。

後回しにすればするほど、

「不要なプレッシャー」を背負い込むことになるのだから。

 

今回は、

やるべき事を「後回し」「先延ばし」する人の「3つの特徴」と、

「後回し」「先延ばし」する自分から卒業する為の「5つの改善法」についてお伝えしていこう。

 

「後回しにしてしまう性格」の3つの特徴・原因

①後回し・先延ばしが癖になっている

「生活の習慣」「思考の習慣」として、先延ばしにしてしまう癖がついており、

とりあえず、何でもかんでも条件反射的に「また後でやるから」と後回しにして、

最終的には膨大なタスクを抱える事になったり、

時間が間に合わなくなったりと、危機的な状況を引き起こしてしまう。

心のどこかで自分自身に対して不誠実というか「自分をごまかす癖」がついている。

悪い意味で楽観的であったり、見通しが甘いといえる。

能力の問題ではなく「やれば出来るのに、やらない」のである。

 

②育った家庭環境の影響を受けている

自分が育った家庭環境の影響によって「先延ばし癖」がついてしまう事がある。

大きく分けて2パターンある。

1.親が権威主義的な人間だった場合

両親のうちのどちらかが権威主義的で、厳しく自分の子どもをコントロールしようとして、

その結果、子ども自身が「自分を律して調整する能力(自己管理)」

「自分自身の意図した行動の結果によって何が起きるか」ということを、

学ぶことができなくなってしまう。そして、そういった親からの支配に対する

「反抗」という形で「先送りにする」という行動が出てくる事がある。

 

2.親が子供を過度に甘やかしたり、過干渉だった場合

親が子供を溺愛するあまり、子供自身がやるべき事を何でも代わりにやってしまう。

その結果、子ども自身の成長するチャンスであったり、自主性を育む機会を奪ってしまい、

同じく「自分を律して調整する能力(自己管理)」

「自分自身の意図した行動の結果によって何が起きるか」ということを、

学ぶことができなくなってしまう。

自分でやりもせずに、誰かに助けてもらおうとしたり、

誰かに依存しがちになる場合が多い。

 

③劣等感・自己否定感が強い

自分に自信がなく、自身に対して劣等感・自己否定感といった、

「ネガティブなセルフ・イメージ」を持っていると、

やるべき事や大切な事に対して、積極的な逃避行動(現実逃避)を行う傾向が強い。

「本気でやって失敗したらどうしよう」という不安から、

自分の意識を、本来やるべき事から逸らしてしまう。

それで失敗しても「本気でやってないから失敗した」という言い訳が立つのである。

詳しくは当ブログ記事の、

【負け癖】「セルフ・ハンディキャッピング」という心理を暴くを参照にしていただきたい。

 

先延ばし・後回し癖を直す5つの改善法

①「今これをやらなかったら、どんな未来が待っているか?」と考える

人は、やるべき事を「後でやる気が出た時にやろう」と先延ばしにする。

しかしそれは、目先の「やるべき事に対する心理的な抵抗感」

つまり、ちょっとした「メンドくさい」「しんどい」「イヤだな」「ダルい」

そういった気分を、ただ紛らわせているだけである。

そして、いくら先延ばしにしたところで、そういった気分はなくならない。

そこで「今やらないと、後でもっと最悪な事になる」と具体的にイメージして、

自分の感情をコントロールするという対処法である。

そうやって「腹を括る」ことで「やる気」を取り戻し、

やるべき事と向き合えるようになる。

 

②とりあえず、やり始めてみる

やる気が起こらなかったり、メンドくさかったとしても、

そういった感情は置いといて、とりあえずやり始めてみる。

当たり前のことだが、

「やらなければ、永遠に始まらない」のだ。

体だけでも動かして行動してみる。

何でもいいので前に進めてみる。そこから次へと広がっていくこともある。

そして、作業をしている内に、いつの間にか「やる気」も出てくる。

詳しくは当グログ記事の、

「やり始めるとやる気が出る」を参照していただきたい。

 

③「今これをやったら、どんな喜びがもたらされるか?」

「やり遂げた後の最高の気分」をイメージしてみる事で「やる気」を促すという方法。

「タイムトラベルテクニック」という呼び方をする事もある。

どんな「喜び」「達成感」「幸福感」を味わえるか、具体的にイメージしてみよう。

仕事のゴールを思い浮かべて、強くイメージする事で、心理的な障壁をなくす。

結局、どんなにスタート時点でやる気が出なかったとしても、

いざ、やり終えてみると素晴らしい「爽快感」や「達成感」を感じることができたり、

やり遂げた自分に対して「自信」を持つことができたりと「良い事尽くめ」なのである。

そこを具体的にイメージすればいい。

「物事の全体像を見る」「長期的に物事を見る」という視点を持つことにも繋がる。

 

④自分で「細かい締め切り」を設定する

1日単位でスケジュール・細かな締切を設定し、動きやすくする。

例えば「今日の14時から16時まで、やるべき事をやる」

作業時間を設定し、その時間に見合った量のタスクを終わらせるようにする。

コツとしては、

「ふせん」にタスクを書いて、目につきやすい場所に貼っておくのが効果的。

自分の意志で締切を設定する事によって、だらだらと間延びする事なく、

作業に集中しやすい状況を創ることができる。

特に締切がないが重要なタスク(将来の勉強・スキル磨き・自己投資)についても、

自分で締切を設定してしまおう。

締切がないと、人は目先の快楽に逃避しがちになる。

この方法を使えば「タイムアタック」という別の新しいチャレンジにもなる。

かかった作業時間を記録しておき、徐々に短縮していきハイスコアを狙おう。

前回は3時間かかっていたとしたら、今回は何時間で出来るだろうか?

 

⑤あえて「別のタスク」をやってみる

やるべき事に対して、どうしても「やる気」が起こらない場合は、

思い切って「違うことをやってみる」という手もある。

つまり、やるべき事を先延ばしにする時にやる「別のタスク」が、

「まったくの無駄な行為」なのか「重要度は低いがやるべきタスク」なのかということ。

「先延ばし行動」の全てが悪いのではなく、やり方によっては生産性を上げることが出来る。

「先延ばし行動」の後に罪悪感を抱かず、頭をリフレッシュすることができるような、

興味のそそられる、やる気になれるようなものはないだろうか?

タスクのリストから、見つけ出してみよう。

 

後回し癖を直して「すぐやる人」になるために

やるべきことを先延ばしにしたり、後回しにしてしまう。

そんな事は、誰にでもある。

私自身も、やるべき事を先延ばしにして、

後で追い立てられるように仕事をする事もある。笑

「やっちゃったな・・・」と苦笑することもある。

そんな時、多くの人が自分を責めたり卑下したりするが、

それでは何も良くならないし、自己評価が下がるだけである。

そうではなく、常に自分という存在を大切にしながら、

励ましながら、今回の「5つの改善法」を実践してみてほしい。

そうして積み上がった成功体験が自信になり、

「良い流れ」に身を置くことが出来るようになっていく。

あなたは「成果」と「自己成長」の2つを手にするだろう。

 

『自分が決めたことを、キッチリとやり遂げること』ほど、

爽快なものはない。

どんどんやっていこう。

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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Comment

  1. sa より:

    やらない人にこんなうわべのこと語っても絶対やらないですよこういうこと書いてる人他にもたくさんいますが、こういったありきたりな方法で変われるならその人は初めから行動できる人です。

    変わるとするなら何か大きなきっかけがないと無理ですね。
    こういった方法論ではなくそこは運です。

    • 木下 空 より:

      saさん、コメントありがとうございます(^^)
      そうですね
      結局は「明確に自分の意志で決めているか」
      が重要です。
      運も要素としてはありますが、
      人生を運任せにしちゃうと「諦めの方向」にしか行かないので、
      変わるのは本人の「意志」であると、
      お伝えさせていただきます。

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