「ルーティンワークの仕事」に成長はない
お疲れさまです。
代わり映えしない毎日、代わり映えしない仕事。
そんな中、時にはモチベーションが低下したり、ウンザリした気分で仕事に取り組んでしまう事もあるかもしれない。
「頭であまり考えず、身体だけ動かす」ような、「マンネリ」「惰性」「ルーティンワーク」の状態。
人間なんだから、それも当然のこと。
そういった「ルーティンワーク」で仕事をする事は、別に悪い事ではない。
自分の職責における「結果」を出しているなら、自分の役割を果たして「価値提供」をしているなら、何の問題もない(それでミスをしていたらダメですよ。)
「ルーティンワーク」で仕事を回そうと思ったら、一定水準以上、仕事に熟練し、「スキル」「知識」を修得する必要があるのだから、そこまで「努力した」と言う事もできる。
コーチング的な視点でいうと、「ルーティンワーク」で仕事をしている時、あなたの意識が「コンフォートゾーン」の中にあることを意味する。
精神的に「慣れ親しんだ状態」であり、「快適で不安のない、心地良い範囲」である。
「コンフォートゾーン」の中で仕事をしていると、精神的に「楽」である。
すでに慣れていたり知っている事なので、あまり考えなくても、無難にやれてしまう。
「脳に汗をかかせること」をしなくて済む。
しかし、必然的に「コンフォートゾーン」の中にいる限り、そこに「成長」はない。
例えば、
あなたが入社して間もない頃、仕事に慣れるまで、不安やストレスと闘いながら、脳に汗をかきながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤し、「モノにする」まで努力した時期があったはずである。
成長とは、コンフォートゾーンの外にある「未知の領域」に挑み、「不安」や「ストレス」を乗り越えていく中で得られるものなのだ。
私が尊敬するデヴィッド・ボウイも「Changes」で、こう唄っている。
変化だ
(振り向いて、未知と向き合え)
変化するんだ
金持ちになんてなりたくない
変化だよ
(振り返って、痛みに立ち向かえ)
それが変化
見違えるような人間になる為に
時が俺を変えていく
しかし時間に足跡は残せない
自分の意志で、明確な意図を持って「コンフォートゾーンの外」に出ていかないと、「今の自分」から成長することはできない。
そういった視点を持たなければ、会社では偉そうにしていても、外に出ると使い物にならないような、「お山の大将」になってしまう場合もある。
ルーティンワークも使い所というか、役に立つスキルであることに間違いはないが、毎日延々とルーティンワークだけの人生は、どこか自分の人生に対して、逃避的なニュアンスを帯びてくる。
小さな事でも良いから、適度に自分に「チャレンジ」を課し、それをクリアするというプロセスを積み重ねる事で、自分の能力の幅も広がり、自己成長に繋がるし、人生に「張り合い」が出てくる。
コーチングによって、仕事で圧倒的な結果を出す為の「意識」をセットアップする事もできる。
「俺なんて、所詮社畜サラリーマンだから・・・」といった不毛な思いに支配されている方は、一度コーチングを受けてみることをお勧めする。
いつだって、
昨日よりも「今日の自分」を好きでいたいものだ。
明日は明日の風が吹く。