陰キャ専門ビジネスコーチ

【お金が怖い心理】お金のメンタルブロックを解除する2つの方法

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【お金のメンタルブロック】「高い料金を貰うのが怖い」という心理
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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お疲れさまです。

今回は「お金が怖い=お金のメンタルブロック」の原因と、

お金のメンタルブロックを解除する2つの方法をお伝えしていこう。

お金が怖い心理

起業したての個人事業主、

開業したばかりの士業、コンサルタント、

新米のコーチ、セラピスト、カウンセラーといった方々から、

こんな相談を受けることがある。

 

「クライアントから高額のお金をいただくのが怖いんです…」

 

  • 高額の料金を設定するのが怖い
  • 「無料相談のループ」から抜け出せない
  • ついつい安売りしてしまう
  • お金という「数字」と向き合うのが怖い

いわゆる、

「お金のメンタルブロック」である。

 

「お金のメンタルブロック」とは?

メンタルブロックとは、

「自身の行動や思考を制限する、悲観的な思い込み」のこと。

「心のブレーキ」とも言われる。

お金のことに限らず、メンタルブロックは誰にでもあるし、たくさんある人も多い。

そして、主にお金のメンタルブロックには、

「お金を使う(失う)のが怖い」

「お金を稼ぐ(得る)のが怖い」の2つがある。

 

①お金を使うのが怖いメンタルブロック

  • お金を失うのが怖い
  • お金が減るのが怖い
  • お金が減るのがストレスになる
  • お金を使うと落ち込む
  • 将来が不安だからお金を使えない
  • 借金は悪いことだと思っている

たくさんお金を使ったり、

「お金を失うこと」に強い恐れや不安を感じるパターンである。

人生の選択において「自分がどうしたいか」ではなく、

「お金」を基準にしてしまうので、自分がやりたいことを我慢したり諦めることが多くなる。

 

②お金を稼ぐのが怖いメンタルブロック

たとえば、

「お金を稼ぎたい!成功したい!」と起業したAさんがいたとする。

その「お金を稼ぎたい」という思いはモチベーションであり「心のアクセル」である。

しかし同時に、Aさんにはお金のメンタルブロックという「心のブレーキ」があった。

 

すると、どうなるか?

表面的な思考では「お金を稼ぎたい!」と行動する。

しかし深層心理には、

「お金が怖い」という制限的な思い込みがある。

これは、

「アクセルとブレーキの両方を踏み込んでいる状態」である

 

その結果どうなるかというと、

「望んでいるのに回避しようとする」という二律背反が起こる。

 

色々頑張ってきて「さぁもうすぐ結果が出るぞ!」という直前になって、

精神的な葛藤や恐怖心が起こり、突然やめてしまう。回避してしまう。

 

「高い料金をいただくこと」「お金を稼ぐこと」に対して、

心理的な抵抗感、恐れや不安を感じ、お金を稼ぐための直接的な行動をとれない。

間接的な「準備」「下積み」「計画」などは出来たりするのに、

無意識に、巧妙に「お金を稼げない方向」に向かおうとする。

 

そういった人は、

自分が提供する商品や技術に、高い値段を付けられない。

むしろ、自分から値段を下げようとする。

高額のお金をいただくことに罪悪感を感じてしまう。

自分が「提供する物の価値」に見合った金額をいただくことが、

まるで悪いことであるかのように。

 

では、

「お金を使う(失う)のが怖い」

「お金を稼ぐ(得る)のが怖い」という

メンタルブロックは、なぜ起こるのか?

 

お金のメンタルブロックが起こる原因

①自分に対する無価値観

そもそも「仕事」とは、

「価値を生み出し、対価を得る行動」のことである。

人は「価値を感じるモノ」

「価値を感じること(体験)」にお金を払う。

 

「自分に対する無価値観」とは、

「私には何の価値もない」という悲観的な思い込みである。

「劣等感」と呼び変えることも出来る。

そういった無価値観を持っている人からしたら、

自分が仕事で成功して、

「お金=価値」を得てしまうと困るのだ。

それだと「自分らしくない」から。

今までの私という「自己認識」が崩壊してしまうから。

 

大切なことをお伝えしよう。

人は「自分が思った通りの人間」になる。

自分の「これが自分らしい」「私はこういう人間だ」の通りに生きようとする。

「自分に対する無価値観」を持っている限り、

往々にしてお金を稼げないか、

もしくは稼いでも全部使ってしまうことになる。

「元のお金がない状態」に戻ろうとするのだ。

繰り返すが、どれだけ本人がお金を求めていたとしても、

心の底では「お金がない状態が自分らしい」と思っているからである。

 

②子供の頃にお金で苦労した経験がある

「子供の頃にお金で苦労した経験」によって、

お金のメンタルブロックが生まれてしまうことがある。

  • 両親が支払いなど、経済的なことで言い争いやケンカをしていた
  • 親がお金で苦労しているところを見てきた
  • 親の口癖が「お金がない」だった
  • 貧乏な家庭で育った

ただ、人によってはこの経験が「反骨心」となり、

ロックスターの矢沢永吉さんのように「成り上がる」タイプもいる。

これはおそらく「お金があれば幸せになれる」という価値観が生まれたパターンである。

ひたすらにお金を追い求める。成り上がろうとする。

その強烈なモチベーションによってお金が稼げることも多いが、

むしろお金を稼いだ後に「人生の落とし穴」が待っていることが多い。

なぜか?

「お金を稼いでも幸せは手に入らないから」である。

 

子供の頃に親がお金で苦労する姿を見てきて、

「お金を使えない」「お金を失うことが怖い」という方向に出る場合もある。

 

そして、

子供の頃にお金で苦労した経験が「お金を稼げない方」に出てしまうのは、

「お金=汚い」「お金=不幸」という価値観を持ってしまった場合である。

「お金のせいで家族がバラバラになった」

「お金で親がおかしくなってしまった」

 

ちなみに、私にもこういった経験がある。

母は父に、いつもお金のことで催促をしたり文句を言っていた。

そして小学4年の時に両親が離婚し、一気に貧乏生活になった。

私が20歳の頃だっただろうか、母はスナックを開業した。

しかし2年も経たずに資金繰りが悪化し、自転車操業に陥り、

月々の支払いに追い詰められ、どんどんおかしくなっていった。

ある日、一人暮らしをしていた私の家に来て、

「銀行でカードローンの申請をして、満額を借りて貸せ」と言った。

貸しても返ってこないことは、今までの出来事でわかっていたので貸さなかったが、

後日、幼い3人の子供がいるシングルマザーの叔母から電話がかかってきた。

叔母はこう言った。

「あんたがお金を貸さないと、母が私(叔母)から借りたお金を返せない。返せなかったら、私達が暮らしていけない」

私は、その時思った。

「子供の頃に大好きだった母親は死んだ」と。

「お金で狂った人でなしがいるだけだ」と。

その時に母親と絶縁し、関係が修復するまで長い時間がかかった。

そして、私にとってお金は「汚いモノ」になった。
(ちなみに、今ではそんな思い込みは全くないですよ)

 

そしてもう1つ、

お金のメンタルブロックと思いきや、実は違う理由の場合もある。

 

未知への恐怖

それは「未知への恐怖」である。

たとえば、脱サラして開業したものの、

「お金のメンタルブロックがある」と思っている方にお聞きしたい。

 

会社員時代に、フツーに給料を貰ってなかったですか?

ボーナスで何十万円と貰ってた人もいるはず。

 

で、そこに対して「お金のメンタルブロック」が働いただろうか?

むしろ、嬉しくてホクホク顔だったのではないだろうか?笑

 

つまり、

「起業して稼いだ経験」

「高額のお金をいただく経験」などの経験がなかったり、

充分な経験値・場数が足りないから、不安や恐怖が湧いてくるだけなのだ。

「経験がないこと」「未知のこと」が怖いのは当然であり、当たり前。

 

何か新しいことに挑戦する時も、

当然それは「未知へのチャレンジ」だから、

不安や恐怖が湧いてくる。

そして、

「お金のメンタルブロック」と

「未知への恐怖」への対処法は同じである。

 

お金のメンタルブロックを解除する2つの方法

お金のメンタルブロックと未知への恐怖。

その「不安」や「恐怖」を克服する一番手っ取り早い方法は、

「お金を正しく知ること」

「お金を正しく体験すること」である。

 

①お金を正しく知る

お金に対するメンタルブロックは、

お金に対する「認知の歪み=偏った思い込み」だったり、

「知識不足」から起こる。

お金について勉強し、正しい知識を学んで

「フラットにお金と向き合える自分」になろう。

たとえば、

「お金を使うこと(出費)は全て損だから抑えなければいけない」という思い込み。

そういった認識を持っている人は、

出費には「3つの種類」があることを知っているだろうか?

「消費」「浪費」「投資」である。

消費は「生活していく上で必要な出費」

浪費は「何も残らない出費」

投資は「リターンを得るための出費」である。

 

整体に行って身体のメンテナンスをしたり、サプリメントを飲んだり、

栄養価のある食事を採ることは、自分の「健康」に対する投資である。

美容や服装にこだわることも、自分への投資である。

それで理想のパートナーとお付き合い出来たり、営業成績のアップに繋がることもあるのだから。

資格を取るための勉強や、旅行、趣味に対する投資も、

良い経験を積むことで「自己成長」というリターンに繋がる。

 

②お金を正しく体験する

例えば、

バンジージャンプをするときに最も恐怖心が沸き起こる瞬間は、

「飛ぶ直前」である。

しかし、いざ飛んでしまえばむしろ爽快だったりする。笑

 

不安や恐怖に注目したり、それを消そうとするのではなく、

消してから行動しようとするのでもなく、

さっさとや経験して慣れてしまった方が簡単に解決するだろう。

 

逆に言えば、

『体験しない限り、ずっと不安や恐怖がつきまとう』ともいえる。

一度体験したら、結果はどうあれ、その時点で未知ではなくなる。

そして更に、一度高額のお金を稼ぐことが出来たら、

お金を稼いだ成功体験、その体感を得る。

そうなると、もうフツーに出来るようになる。

つまりビジネスでよく使われる言葉、

「0→1(ゼロイチ)」を達成することを目指そう。

お金に限らず、どんなメンタルブロックも、

「成功体験によって記憶を上書きする」ことで解除できるのだ。

 

「お金を稼ぐのが怖い心理」から自由になるために

いかがだっただろうか。

お金に限ったことではなく、

「回避する」「諦める」という生き方を選択する人は、

常に不安や恐怖に怯えながら生きている。

 

前述したように「お金のメンタルブロック」を持って生きていた私だが、

今では、自分の会社の代表取締役になることが出来た。

お金に対して、健全なイメージを持つことが出来ている。

それは、ひたすら「お金を稼ぐ体験」を積み重ねたからである。

 

あなたが、自分の商品やサービスに自信があるのなら、

胸を張って、自分の中の「一番高い値段」で提供すればいい。

まずあなたが豊かになってこそ、

人を豊かにすることができるのだから。

(起業や経営、お金のメンタルブロックについて相談したい方は「木下空公式LINE」にどうぞ)

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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