陰キャ専門ビジネスコーチ

心にパッと生まれた「ネガティブな感情」に振り回されなくなる方法

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心にパッと生まれた「ネガティブな感情」に振り回されなくなる方法
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
詳しいプロフィールはこちら

 

こんばんは。

『あなたを職場性ストレスから解放する』

メンタルトレーナーの木下空です。

 

 

「木下さんは誰かに対してイライラしたり、

ムカッとしたり、怒ったりしないですか?」

先日、こんな質問をいただいた。

 

結論から言うと、ありますよ。

日常生活でイラっとしたり、

ムカッとしたりなんて誰にでもある。

 

人間だもの(みつを)

 

不意に「過去に怒った嫌なこと」が頭の中に蘇ってきて、

嫌な気分になったりとか、

なんとなく(体調が良くない等)

「ネガティブモード」になったりとかも。

 

そもそも、

人がそれを全くしなくなったら、

その時点で「人間」ではない。

 

喜怒哀楽あって、人間なのだ。

 

ちなみに、

最近、私がイラっとしたエピソードをお伝えしよう。

とある「カツ丼専門店」にて、

デラックスロースカツ丼を注文した。

3分ほど待つと、おいしそうなカツ丼が来た。

 

「ほほぅ、これはうまそうな・・・」

 

ワクワクしながら食べた瞬間に、

失望が私を襲った。

 

「これ、カツ揚げたてじゃない・・・」

「揚げてから、ちょっと置いてあったヤツやん・・・」

「衣サクサクじゃないやん・・・」

 

その瞬間、マグマのような怒りが、

私の内側から沸き起こって来た。

 

「ナメとんのかコラァ!!」

心の中で叫んだ。

 

「カツ丼専門店と謳っておきながら、カツが揚げたてじゃないだと!?」

 

「カツを甘くみるんじゃねぇ!!」

「喝!!!」

 

ちょっと、

くだらないシャレが出てくるレベルでムカついた。

ネガティブな「感情の火種」が生まれた瞬間である。

 

生きている限り「感情の火種」が生まれ続ける

「意識」という名の、広大で深遠な空間。

そこには、絶えず「感情の火種」が生まれ続けている。

私達が生きている限り「感情の火種」は生まれ続ける。

 

人格を磨き、自己成長をするほど、

「感情の火種」が生まれる頻度を下げることはできる。

私自身も、昔は火種を大量生産していたが、

今は、それほど多くはない。

ただ、ゼロになることはない。

 

人間である以上、

「感情の火種」が生まれるのは仕方ないのだ。

自然なことである。

 

だから、何か「ネガティブな感情」がパッと生まれても、

それを理由に「自分はなんて嫌な人間なんだろう」

などと、自分を責める必要はない。

人間とは「清濁を併せ持った存在」なのだから。

 

「感情の火種」を育てるか、消えるのを待つかという選択

そして、ここからが大切なことだが、

「感情の火種」が生まれることに対して、

責任を感じる必要はない。仕方ない。

だが、その「感情の火種」に

・火を注ぎ続けること(継続させること)

・火種を育てる、大きくすること

そのことに関して、自分に責任がある。

 

なぜか?

自分で「選択」しているからである。

 

「感情の火種」は、放っておいたら消えていく。

反応しなければ、やがてなくなる。

 

だが、その火種に反応し、

継続的に火を注ぎ続けたり、

どんどん育てて大きくしていくと、

火種だったものが「大火事」になってしまう。

「憎しみ」や「怒り」「後悔」などに取り憑かれ、

振り回されている状態。

 

そうなると苦しいし、辛い。

ただ、

そこまで育てたのは自分である。

誰のせいでもない。

 

「感情の火種」と距離を置く「意識」を持とう

「感情の火種」が意識の中に生まれたら、

ただ、放っておけばいい。

それを「高い視点で見下している」

「俯瞰で観察している」という意識で見る。

やがて、火種は消え去る。

反応してしまうと「強化」されて、

どんどんエンドレス再生される(地獄モード)。

放っておけば、薄れていく。

 

カツ丼屋で「感情の火種」が生まれた話をお伝えしたが、

その後、特に何事もなく食事を済ませ、店を出た。

そんなことより、

1時間後にあるクライアントとのセッションについて、

あれこれと想いを巡らせていた。

 

「火種が生まれても、それを育てることはしない」

 

そんな自分で生きることを、自らの意志で選択する。

自分の選択に、責任を持つ。

そう、自分で決められるのだ。

もちろん、あなたも。

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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