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高野山にて「真言密教の世界」を体験してきました【弘法大師・空海】

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高野山にて『真言密教の世界』を体験する
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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11月3、4日の2日間、

【高野山】に行ってきました。

真言密教の聖地・高野山

高野山は、平安時代の初期に

【弘法大師・空海】によって開かれた真言密教の聖地。

現在もなお117の寺院が密集し、

およそ1200年の密かなる歴史を持つ『山上の宗教都市』である。

2004年には、熊野・吉野大峯と共に、

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。

 

今回は、私のコーチングの技術を更に向上させる為、

非言語の領域の「感性・感覚」を磨く修行の為に向かった。

(ちなみに、私は特定の宗教を信仰していない)

 

朝の9時にJR大阪駅から出発し、

途中で南海電車を乗り継ぐ。

合計2時間ほどの電車旅である。

窓の外の景色が、街のコンクリートの灰色から山々の緑色に変わっていく。

 

段々と高野山に近付くほどに、

雰囲気が変わってくるのを感じる。

穏やかで荘厳で、ビシッと引き締まった空気感。

山の麓まで来たところで、ケーブルカーに乗り換える。

大昔は、修験者が命がけで辿り着いたところを、

ケーブルカーで行けるのはありがたい。

 

初めて訪れる高野山の街。

到着するなり驚いた。

空気感が、他のどの場所とも違う。

清浄で、どこかキラキラしている。

『山上の宗教都市』と言われるだけあって、

高野山には幼稚園も学校も大学もある。

コンビニもあった笑

大学の前を通りかかると、学園祭をやっていた。

(ちなみに、高野山大学には「密教学科」というものがある)

 

楽しく街道を歩いていると、曲者がいた。

高野山公式ゆるキャラ「こうやくん」である。

ゆるキャラの波は、高野山にまで及んでいた・・・。

 

若干の動揺を抑えつつ歩いていくと、

高野山の総門である「大門(世界遺産)」が迎えてくれた。

高野山全体に結界が張られていて、

大門は「結界のシンボル」とされている。

大門

大門の両サイドに立つ金剛力士立像。

金剛力士像

 

高野山で献木して「五色腕輪念珠」をいただく

その後、金剛峯寺の社務所でお守りを購入し、

護摩木に「開運厄除」と書いて奉納していただいた。

高野山は周辺の森林を管理する為、

1口2000円で「献木」を募っていて、

献木をしたら『五色腕輪念珠』をいただくことが出来た。

五色腕輪念珠

五色腕輪念珠は、高野山の霊気と霊水によって育まれた高野霊木(樹齢約300年のスギ)と「黄、赤、青、白、黒」の五色の玉を使用しています。
この五色の玉は、真言密教では大日如来が有する五種類の智惠と金剛界曼荼羅の中心的存在である五智如来をあらわしております。 
身につけられた皆様に大日如来のご加持がふりそそぐことを願って製作しました。
(高野山HPより)

 

真言密教の儀式「授戒」を受ける

その後「大師教会」に移動する。

今回の目的の一つである「授戒」を受けるために。

授戒とは、一般人が受けられる数少ない真言密教の儀式である。

お授戒

授戒堂の入口で粉末状のお香をいただき、両手に刷り込む。

独特の香りがする。あまり好きではない笑

儀式が始まり、いくつかの灯明が灯るだけの暗闇の中で阿闍梨様の真言が響き渡る。

真言密教の、濃密な空気。

40分ほどで終わり「菩薩十善戒」を授かった。

「菩薩十善戒」とは、

不殺生(ふせっしょう):殺さない
不偸盗(ふちゅうとう):盗まない
不邪淫(ふじゃいん):姦淫をしない
不妄語(ふもうご):嘘をつかない
不綺語(ふきご):世辞を言わない
不悪口(ふあっく):悪口を言わない
不両舌(ふりょうぜつ):二枚舌を使わない
不慳貪(ふけんどん):欲張らない
不瞋恚(ふしんに):怒らない
不邪見(ふじゃけん):誤った見方をしない

以上、十の戒律である。

私たちがこの戒律を守ることは簡単ではないが、

守ろうと努める意識を持つことが大切である。

 

高野山の奥の院へ 

夕方になり、いよいよ「奥の院」へ行くことに。

「奥の院」こそが高野山の中枢であり、

奥の院の最深部にある「弘法大師御廟」では、

即身成仏した空海が、今もなお禅定(修行)に入っていると信じられている。

撮影禁止なので、写真はない。

入口から奥の院まで、たくさんのお墓があるのだが、

フツーに豊臣秀吉や織田信長、

武田信玄、石田光成 、明智光秀など、

超有名な戦国武将の墓があることに驚く。笑

 

樹齢千年を優に超えているであろう、

巨大な杉が至る所にある。

古びた墓と、杉木立に挟まれた道を進む。

 

最深部の直前に「御廟の橋」があるのだが、

橋板の裏には、仏を表す梵字が刻まれている。

つまり、強力な「結界」が張られている。

御廟の橋を渡ると、一層濃密な空気感に変わった。

 

空海が待つ燈籠堂〜弘法大師御廟へ

いよいよ聖域中の聖域である「燈籠堂」に辿り着く。

燈籠堂の地下には祭壇があり、

そこには「空海の気配」と呼べるような雰囲気が漂っていた。

燈籠堂の奥に周ると、空海がいる「弘法大師御廟」が見えた。

誰も中に入ることは出来ない。

この辺りは、

本当に「この世」ではない雰囲気が漂っている。

真言密教の歴史、空海という天才

高野山に訪れる修験者達の祈りが「非言語の情報」として蓄積されている。

 

燈籠堂を出ると、日が暮れていた。

行きと帰りで、全く違う景色を見ながら戻る。

 

今夜の宿である宿坊に到着。

精進料理をいただいた。

宿坊

 

翌日の朝5時に起床。

空海のための食事を届ける儀式を見るために、

再び奥の院へ。

入口の写真だけ撮る。

奥の院の入口 

奥の院の道

 

1時間ほど、燈籠堂で儀式を見学させていただく。

燈籠堂の中を、五人の阿闍梨様の真言が響き渡る。

早朝の奥の院は清々しい雰囲気で、

夕方に訪れた時とは、また様相が違った。

 

高野山の近くにある丹生都比売神社へ

その後、丹生都比売神社を参拝する。

こちらも世界文化遺産である。

「めちゃくちゃ良い神社」という感想しか出てこない。

こんなにキラキラして清々しい空気感の神社は初めてだ。

奥の院と全く空気感が違う。雅で女性的な印象である。

丹生都比売大神という女神様を祀っていると聞き、納得。

 

その後、

「壇上伽藍」と「三鈷の松」を見に行く。

伽藍とは「僧侶が修行をする場所」という意味。

奥の院とともに、高野山の二大聖地の一つといわれている。

 

少しお土産屋などを見て回った後、大阪に帰った。

 

高野山参拝記 まとめ

人生で初めて高野山に行ったが、

衝撃的な体験だった。

特に、奥の院が凄まじい。

どう表現して良いものか、言葉が見付からない。

今回の修行で得た「感性・感覚」を、

自身のコーチングセッションに活用していきたい。

 

山上の宗教都市、高野山。

また、折を見て訪れたいと思う。

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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